2004年07月30日

●Viki at 南青山MANDA-LA

7/29、一昨日に続いてまたまた南青山MANDA-LAへ。今日はVikiさんのレコ発ワンマンライブ。サポートは奥野真哉(key)、伊丹雅博(gt)、若森さちこ(per)。Vikiさんはグランドピアノ。

1. ずっとそのままで
「台風が来るか心配だった。ここでのライブは初めて」
2. 君のこと
3. センチメンタルカフェ
「不規則な生活をしているので、毎日がんばっている皆さんを尊敬。7月に新しいホームページができた」
4. それから
5. さよならを決めた日
「次の曲は、皆さんから素敵な恋の話を募集して、それを読んで恋に悩む女性の応援になるように作った歌」
6. 恋はかけがえのないもの
7. Distance
「今回のシングルは、自由になりたい、がテーマ。悩んでいるときでも、きれいなものを素直に見れる心をもっていたいというメッセージが込められています」
8. プロローグ
9. ちがうよ
「プロローグはNack5のコンテストでグランプリを取った曲。服部克久さんにアレンジしてもらった」
(メンバー紹介)
「(伊丹)西の方、ローマへ行って来た」
「(Viki)ローマって何語しゃべるんですか?」「若森さんは新婚ほやほや」
「(若森)まだ新婚旅行に行ってない」
「(奥野)さっき袖で見てたらすごい緊張感のあるステージで素敵だった」
10. 向日葵
(ステージ中央に移ってギターをかかえる)
「(奥野)Vikiさんとはデビュー前からのつきあい。チャレンジ精神のある人で、今回初めてギターを弾く。私にはマネできない(笑)。Vikiさんはギター弾きはじめるときもオリジナルから?」
「(Viki)そうですね。でもカルロス・ジョビンが好き」
「(奥野)それ、サッカー選手?…ごめんね、からみにくくて」
11. 心のつぶて
12. さよならはただ一度
(再びピアノの席に戻って)
「おうちに帰って来た気がします(笑)」
13. 君がいなくなった今
「今年の夏も皆さんそれぞれが素敵な夏になりますように。皆さんの大好きな人を思い浮かべて聴いてください」
14. 夢の中胸の奥

「今まではここにライブを聴きに来てたが、今日ここで大好きな歌が歌える自分でいるのが本当に幸せ。10月に尊敬するさだまさしさんに歌詞を書いてもらったシングルが出ます」
E1. 静寂の森
E2. SIGNAL

静かな幻想の世界から聞こえてくるような神秘性をもった声。歌い出すとパッと広がる心地よい緊張感。Vikiさんでしか感じられないこの空間の密度に久しぶりに酔った。メジャーデビューして1年半だが、まだまだ一般的には知られておらず、客席も業界関係者がほとんどというのはもったいない。いろいろと今後タイアップも予定されているようだが、なにより自分の歌をしっかりと歌い続けてくれることを願う。今後も折々聞き続けていきたいアーティスト。

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2004年07月29日

●代田幸子、皆谷尚美、長谷川都、大津歩美 at 南青山MANDA-LA

7/27、昨日に続いてまた南青山MANDA-LAへ。出演は、大津歩美、代田幸子、皆谷尚美、長谷川都(出演順)。イベント名は「詩御膳5」。全員がピアノ弾き語り(サポートなし)ということで、ステージ中央にグランドピアノがで〜んと設置されていた。

大津歩美さんは大阪出身。今春から上京して路上で活動中。Tシャツ、ジーパンというラフな姿。
1. はじまりの時
2. 朝が来るたび
「ライブハウスでやるのは初めて。Tシャツ、ジーパンでステージに出ようとして驚かれた」
3. Time goes by
4. 美人
5. ありがとう

代田幸子さんも大阪出身。
1. 青い鳥
2. 摩天楼の鳴き龍
「ここすごいですね。床が大理石でびびりました」
3. 花火
4. 彼の夢とランブータン
「実家のある大阪に帰っていて、夕方の散歩のときに美しい真っ赤な空を見ていると、人間の生き死になんて自然の流れのひとつに過ぎないと感じた。そんな静かな気持ちで見送ったひとつの命に歌をつくって捧げました」
5. さよならの夏
6. 花

皆谷尚美さんは徳島出身。
1. 海へ
2. リフレイン
「アンケートはかなり参考になってます。徳島でのライブで、東京のお客さんネタにしたりとか(笑)」
3. 最果て
「東京は徳島よりも暑い。246歩いてて溶けそうになった」
4. 瞳を閉じて(ユーミン)
「ユーミンは学校の音楽の教科書の人だったので、好きになったのは最近」「東京への引っ越しを夢見ていて、徳島に近い環境を考えると湘南か葉山で、海辺で犬と散歩できたら」
5. 夏の終わりの通り雨
6. インディゴ

長谷川都さんは東京出身。
1. 月が消える丘
2. ミルク
「キムチが好きで、冷や奴の上にドバドバのせて食べていたら、でかいイモ虫がでてきた。怒り狂って会社にフリーダイヤルをかけたら、次の日にクール便で漬け物の詰め合わせが届いた。そんなロマンチックな生活をしていない私です」
3. みちてゆく
4. 七色
5. 大事なのは強く思うこと
6. はなうた
「ライブを多くやっていて、ライブがないと毛穴がつまったような気になる」
7. 愛ゆらら
「友達を紹介します。メトロノームのメトロです(と音を鳴らす)」
8. おやすみさん
E1. 土の中

今回の出演者全員が南青山MANDA-LAでやるのは初めてとのことで、これはちょっと意外。でも、それぞれがしっかりとした世界をもった歌を聴かせてくれて満足度の高いステージだった。

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2004年07月09日

●酒匂ミユキ at 南青山MANDA-LA

7/8、南青山MANDA-LAで酒匂ミユキさんのライブ。受付横にリリーフランキーから花が届いていた。会場にはいるとちょうどいい感じに満員のお客さん。今回のサポートは、TOKIEさん(b)、グリコさん(dr)、小倉祐一さん(key)、岩谷耕資郎さん(gt)、まひろさん(cho)、さっちゃん(cho)。

1. 夜が明けたら
2. スローバラード
「はじめまして、酒匂ミユキです。誕生日ですか?12月15日です(メンバー「聞いてないじゃん」)。汗をかきかきがんばっていきたいと思います」
3. EVERY BREATH YOU TAKE
4. MOVE OVER
「皆さんの見てる目が痛い。もっとやさしい目でみてください。愛してください(笑)」
5. YOU'VE GOT A FRIEND
6. I LOVE YOU
(ミユキさん涙)「女優目指そうと思ってます。感情移入しやすいタイプです(とタオルで涙を拭く)」
7. HEART BREAKER

(休憩)

(ミユキ嬢は、お客のおごりのビールジョッキ片手に登場。イエ〜イ。サポートは岩谷耕資郎さん(gt)、大輪好男さん(テナーギター)のみで2部スタート)
8. 時には母のない子のように
「ゲストの大輪好男さんです。この楽器の説明をしてもらいましょう」
「(大輪)丸投げかい!(ひとしきりテナーギターの説明)」
9. TEARS IN HEAVEN
(ここから+key)
10. WHAT A WONDERFUL WORLD
(ここから全メンバー復帰)
11. KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
(ここで大輪さん退出)
「ホントはもうひとりゲストいたんですが、ルイス加部さんは(吐くマネ)…で欠席です」
12. I PUT SPELL ON YOU
13. たどり着いたらいつも雨降り
14. BROWN SUGAR
(ここでビールを飲み干して拍手)「実はあと1曲です(し〜ん)オイ!…あと1曲です(え〜)。本当にありがとうございます」
15. SAILING
E1. さよならの鐘

あまりにも有名な曲の数々だが、ミユキさんにかかれば、熱いロックも哀しいバラードも、すべてミユキワールド。そんじょそこらのカバーと違い、名曲それぞれが新たな輝きを放つようなステージだった。おそらく、お客さんもライブ後は当時の思い出を肴に音楽談義に花が咲いたことだろう。

ちなみに、ミユキさんの衣装は、白地のワンピースに赤いバラ咲く黒いブーツ。MCでは、照れながらお客さんの反応をひとつひとつ確かめるように話す微妙な間のトークが初々しいというかカワイイというか。ちなみにミユキ嬢、実はビールは苦手だそうで。

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2004年07月07日

●あがた森魚 at 青山円形劇場

7/7、青山円形劇場であがた森魚コンサート「森武電鉄 サマーダイヤ2004 ⇔ MORIBexp.」。入場時に森武電鉄の焼き印入りの草加せんべいを全員に配布していた(これのためにチケット高いような気が)。

演奏曲は、「港のロキシー」「オー・ド・ヴィ」の映画系、アルバム『佐藤敬子先生〜』、裏ベストアルバム『星繁き牢獄の提督たちへ』、8/10発売のアルバム『ギネオベルデ』、などからまんべんなく選んで17曲だった。

1. 港のロキシー
2. オー・ド・ヴィ
「青柳君とドミニカでレコーディングしてきました。その中から何曲か」
3. 陽は昇る星は降る
4. 黄昏歌劇
5. BCAD
6. 少年カリブ
「ドミニカでは半月いました。大統領選挙があってスタジオが休みになったり、スタジオで録音中に何度も停電になったり。でも意外と現地の人は時間に正確で、逆に僕らの方がのんびりしてて。日本から来たスタッフのために、ハリケーンの日に海に泳ぎに行ったり。実は、佐藤敬子先生時代の同窓生がドミニカに住んでいたことがあって、いまは戻って小樽でドミニカコーヒーを飲ませるお店をやっている。それがきっかけで、ドミニカに行くことになって、そこでスタジオを見つけた」
7. 銀星
8. つめたく冷やして
「音楽雑誌に紹介してもらったが、『星繁き〜』が『星繋ぎ』になっていた」
9. 二十四時間の瞳
10. マッチ工場とあじさい
「佐藤先生は、カラッとして理想を求める人で、いろんな夢をプレゼントしてくれた。何度か訪ねたが、アルバムができる前の年に亡くなって、会えなかった。小学校で僕らに教えてくれたことを、今もその通りに思っているのか聞いてみたかった」
11. 佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど
12. 山羊のミルクは獣くさいオイラの願いは照れくさい
13. バケルノ小学校
14. 太陽コロゲテ46億年

E1. 矢車草の夢みたいなこと
E2. それでも一緒に
E3. 大寒町

「佐藤敬子先生〜」は、子どものとき先生に抱いていた複雑な感情を思い出させてくれる。特に女性の先生は、ときに甘くやさしく、ときに理不尽なほど恐く、男の子にとってはなんとも絶大な影響を持った存在。そんな甘酸っぱい記憶がよみがえる、いかにもあがたさんらしいこだわりが感じられる歌だ。

おなじみの曲では「二十四時間の瞳」と「大寒町」がグッと心にしみた。特に「二十四時間の瞳」は、あがたさん本人のキーボード弾き語りで、ホール全体に静かに響くピアノの音がなんとも切ない。また、「山羊のミルクは獣くさいオイラの願いは照れくさい」や、「それでも一緒に踊って明かせ」などでのあがたさんのファンキーさはもう最高。自分の好きな音楽を正直に求め、その自分の歌をみずから深く愛し、そしてお客さんと一緒に心底ライブを楽しんでいるあがたさんは本当にすごい人だ。

サポートは、青柳拓次(Little Creatures G.+Acc)、藤原マヒト(Key)、渡辺慎二(Dr)、高橋祐治(WB)、イトケン(Per)、渡邊大輔(AG+Cho)。会場には鈴木慶一さんの姿も。

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2004年06月29日

●コヤマナオコ、皆谷尚美、代田幸子 at 吉祥寺スターパインズカフェ

6/27、吉祥寺スターパインズカフェで代田幸子さんのライブ。「詩御膳4 〜 SPC brunch 〜」というイベントで、出演者は出演順にコヤマナオコさん、皆谷尚美さん、代田幸子さん。珍しくお昼からのライブだったので危うく遅刻しそうになるもギリギリセーフ。

コヤマナオコさんはピアノ弾き語り。1、3、4曲目でパーカッションのサポート(アキラさん)。
1. あぶらかたぶら
「日曜、遅くまで寝ていたい日にお越しいただいてありがとう」
2. ほろほろろん
3. ドルチェ
「寒がりですが、それでも最近は暑い。町田から練馬に引っ越して、このまえ電信柱のスピーカーから光化学スモッグの注意報が流れて驚きました。小学生以来です。」
4. ありか
5. おもいのつぶて
6. ライムライト

代田幸子(だいたさちこ)さんは、いつものようにひとりでピアノ弾き語り。
1. 十小節・恋雨〜六月のテーマ
2. 青い鳥
3. きみへ
4. 桜光る道
「こないだ紫陽花を見に鎌倉の長谷寺に行きました。そこのオバちゃんの団体が話してる内容が面白くて、自分の生い立ちを話してたりとか。そこで女友達って何だろう、私も何十年か後に楽しく友達と話すときが来るのかなと考えてしまいました。それで次の曲を歌おうと決めました」
5. くんちゃんとみみず
6. 花

今回特に印象に残ったのが「くんちゃんとみみず」。ほとんどの大人が嫌うみみずに何が象徴されているのか想像を巡らすと、なんとも切ない気持ちにさせられる。みみずにさわれなくなったのは何歳だったろうか。そして歌詞の最後の部分にハッとする一節...。改めて代田さんの歌の世界のユニークさにひかれた。まだまだ聴いてない曲が多いので今後も楽しみ。

トリは皆谷尚美(かいたになおみ)さん。ピアノ弾き語りだが、バックにバンドのカラオケを流して歌う。
1. 自由なら
2. インディゴ
「前回ペットボトル持ってステージに出たら、それは似合わないと言われたのでグラスを持ってきました(笑)。次は体力がある内に速い曲を」
3. rebirth
「去年の9月から一緒にいるビーグル犬のタムが部屋の雑貨をかじってしまう。通っている獣医さんがメチャメチャ男前だけど名前も聞けてないまま半年経ちます。」
4. 最果て
「うちでピアノのちびっ子レッスンをしています。子どもにいろんなクセがあって面白い。私はテレビにうなづいてしまう。"〜とか"と"〜したり"を合わせて"〜とかり"と言う子がいてうちでもはやってます。あと歌の途中に、歌詞の言葉について質問してくる子とか。すごい個性的で楽しい。へとへとになりますが。」
5. Blue Sky
6. Romanesque〜空を行く人〜
E1. 小さな魔法

ビクターからメジャーデビューして数年経ち、現在は地元の阿波徳島に在住。思いっきり阿波なまり全開。陽気なお姉さんという感じで、子供たちに教えているというピアノレッスンはきっと賑やかで楽しいんだろうなと想像していた。透明感のある声と、淡い色彩の情景が浮かぶ優しさのある曲が魅力的。

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2004年06月28日

●田中眞紀子 at お茶の水労音会館

6/26、お茶の水労音会館で田中眞紀子さんのライブ。

01. 私のかさ
02. 愛してやるさ
03. らせん階段
04. ヒーロー
05. 指輪物語
「先月末から体調が悪くなって、やずやの黒酢を飲み始めたらかなりイケてます。夏が苦手で「夏はきらい」という歌もカッコつけて作りましたが、今日はこんなに暑いと思ってなかったので歌いません(笑)」
06. 1分の魔法
07. ハルノジダイ
「昨年1年間で2曲しか作れませんでした。そのうちの1曲は、これから年を重ねていく自分の悩みを歌にしてみたんですけども、1部の最後に聴いてください。」
08. Tシャツ
(休憩)

「誰が来てるのかと1部で思ってたんですが、知ってる人が来てることがわかりました(笑)。あ、ちょっと1分待ってもらえます?(と楽屋に戻ってごそごそ)。」
09. 未明
10. 夜の時代
「古い歌を歌うと、ああ、ときどき古い歌も虫干ししてあげないとと思います。次の曲は10年歌い続けてるくせにわりと苦手です」
11. 死んじまいたい
12. はしばみ色の恋
「昨年亡くなったアピアのママはひとことが凄く重くて、そのひとことで2年ぐらい研究してしまう。南正人さんの歌を聴いて、私はまだまだ青いとママに言ったら、いいじゃない赤くなれば!と言われました。次の曲はママの言葉をタイトルにしました」
13. 朱になれ!
14. 米兵たちのイラク
15. 平和の国のNEEDS
E1. ?

現在の世の中の動きに呼応する歌詞の言葉ひとつひとつに揺さぶられる。ごく身近な生活の視点、時代を広く見渡すような高い視点、それぞれの場所へと往復をかさねながら人として大事なものを探すように聴くものを促す。拙速な解答を求める今の時代に、たくさんの人に聴いて欲しい歌だ。しかし、大切な歌だからこそ田中さんは自分の歌が安易に"流通"されることを拒んでいる(CD化しない)。やはりライブで五感を通して体験してこそ、田中さんの歌なのだ。そのポリシーを否定することは誰にもできない。

ところで、2部で明るいキレイな服に着替えて登場して、会場に歓声があがっていたりなんかして(笑)。

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2004年06月25日

●北出菜奈、sisters、waffles、フルカワモモコ at 下北沢cave-be

6/24、下北沢cave-beで「sweetness vol.13」というイベント。出演は、akB、北出菜奈、sisters、waffles、フルカワモモコ、HONEY FLASH(出演順)。

akB(アクビー)さんはギター弾き語りで、keyのサポート。
1. 塊
「友達に中国茶にこってる人がいる。緑の葉っぱが花開くように広がって、香り高くて、そんな曲を作りたいと思って」
2. 中国茶
3. 実像の君
「雨の日でも自分の心次第で楽しい。次はそんな歌です」
4. 綺麗
5. ユニコーン

2番手は北出菜奈さん。バックにg, dr, b, keyのバンド(クレイジーチェリー?)を従えて、ノースリーブにジーパン姿で登場。1曲目だけ本人もギターを弾く。
1. 撃たれる雨
2. 消せない罪
「こういう小さなライブハウスでのライブは初体験ですごく楽しみにしてました。名前も出してなかったのでどうなるんだろうと思いながら練習を重ねてきました」
3. 瞬間
4. HOLD HEART
シークレットライブとのことで、思いがけない出演にちょっとビックリ。本人も多少緊張気味だった様子。でも後半は歌ってるときに会場を見渡したりしてて余裕か? 来月発売という最後の曲では、パンチの効いた声で本来の実力を感じることができた。まだ17歳なんだよなあ…。

sistersは、伊藤千恵さん(v,key)と松谷美沙さん(v,g)による函館出身在住のユニット。b, g, drのサポートでバンドスタイル。
1. ?
「北海道の函館市から来ました。最近はこうして東京でイベントに出ることが中心です。2ヶ月ぶりのライブで楽しみにしてました」
2. 僕は君を、君は僕を
3. ?
「9月末にミニアルバムが出ます。それまで毎月こうしてイベントに出演させてもらう予定です」
4. ?
5. typewriter
6. カモフラージュ
バンドの音に声がかき消されて歌詞が聴きづらかったのがもったいない感じ。サポートをドラムだけに絞ったスタイルでも一度聴いてみたい(もともと3人だったわけだし)。CDのようなポップで透明感ある音を想像していたのだが...。

wafflesは3人組ユニット。drのサポート。
1. プールサイダー
「(大野)次の曲は17歳の自分が今の自分を見たらどう思うかなというテーマで作りました」
2. 春待人
「(ジョナ)今日は台風が去ってすごい夏って感じですよね」
3. いちじく
4. 夢茜
「(大野)学生生活で千日近く通う道、ポイントポイントで思い出に残ることとか、卒業式の帰りに思うこととかを歌にしてみました」
5. 帰り道
ポップなサウンドと、ボーカルのほんわかした声が魅力的。「春待人」は何度も聴いているが、サビのメロディにいつも切なさを覚える。初めてバンドでやったという「帰り道」も良かった。

フルカワモモコさんは、key, g, drのサポート。
1. ジェリーフィッシュ
2. ?
3. Rainy Blues
4. 月とライトの下で
5. 愛のチルド
去年CD「美重箱」を買っていたものの生で聴くのは初めて。自然とカラダが揺れる楽しい曲ばかりで、予想以上にいい感じ。ポップでありつつブルージーでもあり、今回の他の出演者の中にあって一線を画した大人のサウンドを聴かせてくれた。

HONEY FLASHは、全員女性の4人組バンド(v, b, g, d)の女性4人のロックバンド。
1. 木漏れ日ボート
2. シガレット
3. (タイトル未定)
4. 時効成立
5. シネマトグラフ
6. 蜩
7. FUNNY LIFE
ガンガン押せ押せのロックだが、勢いだけというわけではなくメンバーそれぞれのバランスはなかなかいい感じで聴きやすい。北出さんのときもそうだったが、会場の前半分は椅子席で、ロック系にはちょっと今回はやりづらかったかも。

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2004年06月19日

●照屋実穂 at 池ノ上Bobtail

6/18、京王井の頭線池ノ上駅近くの小さなLiveバー「Bobtail」で照屋実穂さんのライブ。対バン2組。

1番目はMisato&Shin。その名の通りMisatoさん(v)とShinさん(g, v)の男女二人組で、静岡在住とのこと。Misatoさんがメインかと思いきや、実は逆でShinさんがメインのよう。デュオというには声量に差があって二人のバランスが気になってしまったが、グルーブ感ある演奏で会場をわかせていた。

2番目は照屋実穂さん。4曲目から大学のクラブの先輩という平岡公和さん(sax)がサポート。
1. ヘチマの花
「今日は梅雨を意識した曲を集めてみたので眠くなるかもしれません」
2. 表通りの午後には
3. 青嵐梢を鳴らす
4. やさしい雫
「次の曲は、先月Bobtailでライブを見た帰りに池ノ上駅のプラットホームで詩が浮かんでできた曲です」
5. 止まらない日々
6. One Note Samba(アントニオ・カルロス・ジョビン)
7. 雨のことば

友人の作という「青嵐梢を鳴らす」は、ちょっと「蘇州夜曲」に似たエキゾチックな哀愁のある曲で印象に残った。まだまだいろんな曲調を聴いてみたい。

トリはShanti。小川真由美さん(vo, pianica)と安宅浩司さん(g)のユニット。
1. Night Thinking
2. うれしいの日々
3. 月を待つ
4. 湯気
5. 斜光浴
6. 今日は雨
7. cloudy
8. 今宵眠るキミへ
散歩の途中で小さな発見をしたときのような感覚を想い出させる、軽快でやわらかな曲調。

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2004年06月09日

●大塚利恵 at 下北沢440

6/8、下北沢440で大塚利恵さんの4ヶ月ぶりのライブ。出演は1番目で、ほかに対バンはCheriさん、Swinging Popsicle、コンドウトモヒロさん(出演順)。「AIR FLAG vol.1」というイベント名が付いていた。

大塚利恵さんは、key, perc, gtのバンドを従えて登場。なぜかバックメンバーはチンピラ風メイクで客席に笑いが...。利恵さんはノースリーブのワンピース姿でボーカルに専念。
1. マーマレード?
2. パステルパラシュー?
「次の曲は下北沢をイメージしてできた曲なので歌えてうれしい」
3. 東京
4. イレイサー
5. 小さな灯
6. ウララ

ちょっと前半声が枯れていたが、後半はノドもあったまってきたようでいい感じ。現在レコーディング中で、キーボードの鎌田雅人さんがプロデュースしているそうだ。

Cheriさんを見るのも久しぶり。gtとpecのサポート。
1. 恐竜の骨みたいな雲-晩年-
2. 闇の生まれる場所
3. Tomorrow is another day
4. リバース
5. 夏の陽炎

Swinging Popsicleは女性Voの3人組ギターポップバンド。440の雰囲気が似合うちょっとアンニュイな楽曲でわりと好きな感じ。ちょうどこの日に韓国でCDがリリースされたそうで、次回のライブも9月の韓国とのこと。「来てくださいね」って行けないってば。

トリはギター弾き語りのコンドウトモヒロさん。ロックバンドPEALOUTのボーカルでもあるが、平行してソロでの活動も活発らしい。

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2004年06月05日

●酒匂ミユキ at 渋谷タワレコ

6/4、渋谷タワーレコードB1で酒匂ミユキさんの初お披露目ライブ。本人の露出がこれまでほとんどなく、クチコミだけで音楽愛好者たちの評判を得てきたためか、会場は一種異様な雰囲気。わりと30代以上が多い感じ。

1. 夜が明けたら
2. Move Over(JANIS JOPLIN)
3. スローバラード
「みなさんはじめまして。うれしいです。えー、あんまり言うこと無いんですよ(笑)。すぐ次行きます」
4. what a wonderful world
「…とまあ、こんな感じです。有名な曲歌ってるんでプレッシャーもあるんですよ(笑)」
5. Tears In Heaven
「いい歌ですよね。自分で歌ってて泣いてしまいましたわ」
6. たどり着いたら
7. I put a spell on you
8. Brown Sugar
「次で最後です(え〜?!)。次で最後です!(エエ〜???!!!!!)」
9. Sailing
E1. サヨナラの鐘

ただただ生声に聞き惚れた50分間だった。特にサビの部分で独特のハスキーボイスが伸びやかに響くと、何とも言えない快感がからだを貫くよう。ボーカルとしての歴然とした存在感が強く感じられるステージだった。今回は初ライブということで、今後まだまだグレードアップしそうで楽しみ。また、MCでは関西弁のざっくばらんな話しぶりに、固唾を飲んでいた会場もすっかり和みムードだった。

サポートは、TOKIEさん(b)、グリコさん(dr)、小倉祐一さん(key)、岩谷耕資郎さん(gt) という強力布陣。さらにスペシャルサポートとして6曲目からルイス加部さん(Eg)が加わったが、すでに酒がはいっていて音もヘロヘロ。ミユキさんも「お父ちゃん酔っぱらってましたわ」とツッコミ。でもラストに近づくにつれて調子が上がって小気味いいエレキギターを聴かせてくれた。

7/8に南青山MANDA-LAでワンマンライブを予定している。実質的にはこれが本当の初ライブといえるだろう。サポートメンバーは一緒のもよう。

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2004年05月21日

●代田幸子、奥華子、WA-M at 吉祥寺SPC

5/20、代田幸子さんの歌を聴きに吉祥寺Star Pine's Cafeへ。今日の出演は、代田幸子さん(opening act)、奥華子さん、WA-M(出演順)。

代田幸子さんは大阪出身のピアノ弾き語りアーティスト。この春から東京での生活をスタートさせ、今回は上京後初ライブ。
1. (あいさつのうた)
2. ?(髪の毛が少し濡れるよう〜)
3. 桜
「今の曲は、京都に川端通という桜がすっごいきれいな通りがあって、その風景を想い出しながら作った歌です」
4. 南から風
「初恋の人がお婿さんに行って落ち込んでいたときにお店でランブータンという果物をみつけた。恨みみたいなトゲが出てて、でも中身は秘めた心のように甘い。そんなランブータンに込めた恨みの気持ちを歌にしました」
5. 彼の夢とランブータン
「あるきっかけで目から鱗が落ちたように世界が違って見えることがある。最後はそんな気持ちを残そうと思って作った歌」
6. 花

ピアノの前にちょこんと座った頼りなげな彼女だが、歌い出すと空気が一変。いつもながらの伸びやかな声に改めてグッとくる。ファンタジーのテイストを持ちつつ、チクリと針を指すような心の痛みも感じさせる独特の世界で、なんともユニークな歌の数々。まだまだ聴いてない曲が多いので、今後のライブがとても楽しみ。

奥華子さんもピアノ弾き語り。
1. 月光
2. 私の右側
3. 伝えたい言葉
4. 小さな星
5. 涙の色
6. 鏡
7. 愛されていたい
8. (タイトル未定)

久しぶりに聴いたが、雰囲気がより大人っぽくなった印象。というか、もともと外見はいまの代田さんに近かったんだけど、髪もロングになってすっかりお姉さん然とした姿になっていた。カップル向きの幸福感ある歌が多いのは以前と変わらず。


WA-Mは、滋賀出身のmaikoさん(vo,筝)とatsushiさん(17弦)のツイン琴ユニット(?)。今回はデビューCD「コノ花ノ咲クヤ」のレコ初ライブだったようで、会場には業界関係者らしきひと多数。ちょっと緊張気味か。
1. さくらこ
2. 情景(ほたる)
3. 情景(雪)
「いまの2曲で、滋賀県の環境が伝わったかと思います。今朝、滋賀県から台風を心配しつつ来ました。さっき楽屋で代田さんから、愛読書は『古事記』ですか?と聞かれました(笑)。CDのタイトルは『古事記』の登場人物ですが、そんなことないですよ(笑)」
4. おやすみの数え歌
「私の家の2階からは田んぼしか見えないんですよ。夜にお月さんが田んぼに映って、本当に見せてあげたいです。そんな環境で次の曲が生まれました」
5. 雨乞いアマガエル
6. 十五夜
7. コノ花ノ咲クヤ
E1. 紅差し指

2人が弾く琴は一見同じようだが、maikoさんは13弦、atsushiさんは17弦で微妙に大きさが違う。曲は、叙情的で幻想的なものが多いが、「雨乞いアマガエル」のようにコミカルなものも。もう少し自分たちを解放して、より曲調のバリエーションが増えると面白い展開になりそう。

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2004年05月17日

●矢野絢子 at 渋谷7th floor

5/16、渋谷7th floorで矢野絢子さんのライヴ。矢野さんは高知出身在住のシンガーソングライターで、5/26にメジャーデビューが決まっている。対バンは4組(出演順にLIFE、ツムギメ、齊藤紗希子、太陽、矢野絢子)。今回の矢野さんのライブ告知が直前だったこともあって客数は少な目。

一番手のLIFEは、川端芽久美さん(v,g)、近藤正樹さん(g)、加藤崇さん(b)、竹本成明さん(d)の4人組バンド。生音をいかしたアーリーアメリカン調の心地よいサウンドを聴かせてくれる。少し遅れて入場したので、最後の3曲「fear」「祈り」「alive」しか聴けなかった。

ツムギメは、浅野美友紀さん(v)と宮崎陽子さん(p)のユニット。

1. 花になるとは露知らず
2. 青い闇
3. 消えていく道
4. 生まれたつように
5. 8月
6. 白木蓮

叙情的な世界観を表現していて、わりと好きなタイプ。浅野さんが着物姿だったのも歌の雰囲気を高めていた。宮崎さんは見覚えあるなと思ったら、四谷天窓でソロで出演している人だった。

齊藤紗希子さんはピアノ弾き語り。サポートは森本知之さん(g)。

1. BED
2. fly with the wind
3. strong smell
4. ゼリーの壁
5. 贅沢な幸せ

恋愛バラードが中心。しかも幸せ感いっぱいの曲で、本人が幸せな人なんだろうなあと思いながら聴いていた。ピアノ、歌唱ともに実力は高い。

太陽は、ソロのギター弾き語り(男)。サポートにperc、gtの2人。

1. パパのうた
2. 流れるままに
3. 未完成のパズル
4. キュートなJane
5. こころことば
6. ことり

なかなか聴かせてくれる。歌詞が自然にすっと心に響いてくる。自分と父との関係を素直に歌いこんだ1曲目のバラードで客の心をつかんだと思ったら、サポートを加えてグルーブ感ある曲で会場を揺らすなど、メリハリのあるステージ展開。7月に1stアルバム「こころことば」がリリース予定とのこと。

ラストは矢野絢子さん。ピアノ弾き語り。

1. ニーナ
「照明を曲中で変えないでください。あと、ここはライブハウスです。話したいなら私が終わるまで出ていてください」
2. (うそつき…)
「良かった、お客さんが一人とかにならなくて」
3. 闇の現
4. (悲しみはきれい…)
「やっと最後の曲です。ありがとうございました」
5. てろてろ

圧倒的な表現力。鍵盤に思いをめいっぱい叩きつけるような、強い緊張をはらんだ演奏。久しぶりにホンモノを感じたステージだった。特に「ニーナ」は10分を越える長い歌で、その情景が次々とまぶたに浮かび、時を越えた旅を体験したかのような不思議な気分にさせられた。

ところで、「ニーナ」の途中で照明が暗転するミスがあり、客も曲が終わったのかと拍手をしてしまった。これはイタイ。終演後にPAブースの近くで誰かが怒鳴られていたが、この件だろうか(でも怒るなら客が全員はけてからにしろよ)。また、「ニーナ」の演奏後に「しゃべりたいなら出て」と客にハッキリと注意したことは立派。本来はハコ側が注意すべきことだろう。これは矢野さん自身が地元高知で「歌小屋の2階」というライブハウスの運営に関わっているが故のコダワリだろうと思った。歌に対する彼女の真摯な姿勢をこの件で強く印象付けられた。

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2004年04月14日

●照屋実穂 at 吉祥寺MANDA-LA2

4/13、吉祥寺MANDA-LA2で照屋実穂さんのライブ。去年のSONY PLAYERS AUDITIONに照屋さんがエントリーしていて知ったのだが、今日やっと生のライブを見ることができた。対バンは、ノラオンナさん、真実人さん。

一番手はノラオンナさん。ウクレレ弾き語り。
1. フェリシティ
2. パンをひとつ
「ここでは、5年ぐらいやってます。この場所が好きなので。2曲目の歌は昨年の松たか子さんのアルバムに収録されました。今日は古い歌を中心に。カツゼツをよくするのが今年の課題です。」
3. バニラのレイプ
4. やさしさの出口で
5. たばこ
6. Sleeping Boy
「来週4/21にデビューのミニアルバム『少しおとなになりなさい』が発売されます。」
7. 少しおとなになりなさい
8. やさしいひと
9. 流れ星

2番手は真実人さん。ピアノ弾き語り。高音域の声を生かしたバラードが中心。
1. 夜
2. 悲しきヴォカリーズ
3. Lipstick
4. 上弦の月
5. 麝香
6. 恋。恋。恋。
(曲名はアンケート用紙より)

トリは照屋実穂さん。ピアノ弾き語り。
1. 行き先
2. 表通りの午後には
「いま売っているミニアルバム(CD-R)のジャケットは中学の同級生が描いてくれてます。なかの写真は大学の同級生に撮ってもらってます。」
3. 雨のことば
4. 夕暮れ
「なんだか今日は緊張しています。「自転車飛ばして」は以前コロボックルというバンドをやっていたときの曲です。」
5. It's only a paper moon(カバー)
6. 自転車飛ばして
「去年、紅葉の時期に見た駒込の六義園のライトアップがきれいでした。それを曲にしようとず〜っとやってたのですが、今日やってみます。タイトルはまだついてません。」
7. (タイトル未定)
8. 旅路
「去年8月に佐渡島のお寺でライブをやりました。そのとき録音した曲「夏の日」をCDに入れてます。蝉の声や自然の音がわかると思います。」
9. 夏の日

軽快なピアノの指裁きと、透き通った美しい声が心地よい。彼女の表現しようとする世界がすっと胸に響いてくる。なかでも「行き先」は、短い曲ながら寓話のような深さが感じられ、しばらく余韻が残った曲だった。ほかの歌も、わざとらしいカタカナ語に頼ることなく、平易なことばの組み合わせでしっかりと世界を表現していることに魅力を感じた。その素直な才能が今後どう伸びていくか、とても楽しみ。ちなみに、照屋さん自身は東京出身で、お父さんが沖縄出身とのこと。

帰りの京王井の頭線で、ふと気付くと真向かいの席にノラオンナさんが!ビックリどっきり。

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2004年01月13日

●中島みゆき at 渋谷シアターコクーン

1/12、恒例のみゆきネエさんの夜会を観に、渋谷東急文化村のシアターコクーンへ。13回目となる今回のタイトルは「24時着0時発」。いつも行ってるライブハウスと比べて何倍も大きなホールに、なぜか緊張してしまう自分が情けない。しかし、今回の席はなんと最前列!視界に他の客は見えないので、結局いつものライブハウスで観る感覚なのがうれしいというか、ぜいたくというか。

さすがに目の前数メートルで歌うみゆきさんは圧巻。息づかいまで伝わってきて、確かにみゆきさんがここで歌っているのだという当然の事実にシンプルに感動する。また、ステージの床下で演奏しているバンドメンバーがじっくり見れるのも最前列の特権。特にみゆきさんの影武者(?)として歌う杉本和代さんの姿がばっちり見えたのがうれしい。

2時間以上ほぼ舞台に出ずっぱりで、二十数曲におよぶ歌を歌い続けるみゆきさんのバイタリティには脱帽。特に、ステージラストの曲「サーモンダンス」では、みゆきさんが激しくも華麗なタップ調のダンスを1曲分踊り通し、観客から盛んな拍手をあびていた。このダンスは将来、伝説となりそうだ。また、夜会テーマ曲の「二雙の舟」をのぞき、ほとんどがオリジナル曲というのもスゴイ。昔からのファンにとっては既存の曲で構成してくれたほうがウケがいいと思うのだが、ここに妥協を許さない姿勢が表れている。

客層はスーツ系が多く、自分もわざわざ黒いコートなんか着ていったりしてみる。かつて高校生〜受験時代にANNを聴いていた人たちは、いまや働き盛りの年齢でそれ相応という気もするのだが、いや、もしかしたら客層がすっかり変わってしまっているのかも。実際はどうなんだろうか。

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2003年12月22日

●あがた森魚 at 名古屋APP Voyage

12/21、名古屋の大須観音にある小さな雑貨屋"APP.Voyage"であがた森魚さんのライブ。少年王者舘の珠水さんのお店だそうで、こぢんまりとしたかわいいお店。お客さんは20人もいただろうか。5時過ぎにスタート。「たまにはひとりで弾き語りもやってみたいなと思いまして」とあがたさん登場。

(アコギ弾き語り)
1. もしも明日遠くまで晴れたら
2. 香ル港
「ホールでは音が人間のからだを通して響き合う。きょうはささやかで内々な雰囲気。この場でどんな響き方をするのか感じたいなと思いました」
3. 佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど
4. オー・ド・ヴィ
5. かぼちゃはpotiron
(ここからキーボード弾き語り)
6. 雪ヶ谷日記
7. 冬のサナトリウム
8. いとしの第六惑星
(ここからまたアコギ)
「ひとりでやると、微妙な流れで場の空気ができることを感じる。一瞬一瞬自分に返ってくる」
9. いま陽は昇る
10. 赤色エレジー
「終わりに近づいてきましたが…、あれ、まだこんな時間?お客さんをひとりひとり見たいんだけど照れくさくてできないですね。テレビと違って、ここに寒いなか意志を持って来てくれるってことはスゴイことだなと思います」
11. 蛹化の女(戸川純)
12. 春の嵐の夜の手品師
「寿命というのは面白くおかしく悲しくもどかしい。自分の好きなことをやるってなんだろう」
13. 港のロキシー
E1. 大寒町
E2. Be My Baby

うわー、15曲もやってくれて大満足。最後には、ぴょんぴょん跳びはねるわ、壁は登るわで、あがたさん思いっきりハジけまくり。お店壊す気ですか、あなたは(笑)。

おなじみの曲もアコギで聴くとまた新鮮。あがたさんの声が、より深く、やさしく、まぶしく響いてくる。しかも私の大好きな歌が多くて感動しきり。気が付けばあっという間の2時間。ひとりだけの弾き語りでこれだけ魅せてくれるあがたさんは、やはり最高のミュージシャンだと改めて実感させられた。

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2003年11月18日

●月下美人、プララ at 南草津マスタッシュ

11/16、滋賀県の南草津にあるライブハウス「マスタッシュ」で、代田幸子、プララ、月下美人のライヴ。しかし開演時間に間に合わず、代田さんを聞き逃してしまう大失敗を犯してしまった。落ち込むな〜。

プララは、以前から聴きたかったのでラッキー。なんとも不思議で面妖でかわいくて恐いファンタジーの世界にどっぷりと引き込まれてしまう。あ〜、こうゆうのに弱いんだよな〜、自分。
1. フローズン
2. やねのうえ
3. かたつむり
4. アプリケ
5. カナリア
6. コレラコレラコレラ
7. パール
8. ことば


月下美人も、あいかわらず素晴らしい。「イエローゲストハウス」は名曲だ。
1. ライオン
2. かくれんぼのはらっぱ
3. イエローゲストハウス
4. 君住む町に
5. ギター
6. イメージ・カレイドスコープ
7. ドライブ

ライブ後、夜行急行「銀河」で東京へ。代田さんが見れなかったショックのせいか、家に着いたら熱が出てそのまま寝込む。

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2003年10月23日

●黒田梢、Tiny Sun at 日吉Nap

10/22、日吉Napで黒田梢さんのライブ。

一番手は、「TINY SUN」。ピアノ(谷有由子さん)&ギター(谷沙衣子さん)の姉妹デュオ。Napは今回が初めてで、いつもは四谷天窓に出ているそう。ユニット名は、苗字の「谷さん」から来てるそうな。一見すると、ギターで長身の沙衣子さんがお姉さんかと思うのだが、実は逆とのこと(いつも言われるので本人達もあきらめてるらしい)。あとで黒田梢さんもMCで言ってたが、いかにも素直でさわやか〜なお嬢さん姉妹。
1. 退屈な日々
2. ?
3. なんてことないふたり
4. 星の光は昔の光
5. あのころ
6. ひこうき雲
7. 悲しい月
3曲目の「なんてことないふたり」は、ピエトロドレッシングのCMに使われていて、実は二人のお父さんの谷康一さんの作品。ほほえましい楽しい曲で一番印象に残った。ちなみに谷康一さんは、森山良子さんのサポートギタリストとして沖縄ライブにも参加している。

二番手は黒田梢さん。今回はいつもの定番曲をあえて外した構成のよう。本人曰く「雨の日なので湿っぽい曲中心」だそうな。
1. ほろほろ
2. 成長痕
3. よあそび
4. 冬の人
5. 流れて
6. すないじり
7. 雫
8. オレンジトレイン
いつもながら演奏中は独特の緊張した空気が会場を満たす。やっぱりKOZUEさんのライブは月に一回は聴かないとな〜。ただ、今回の選曲はちょっとメリハリに欠けたかも。

三組目はギター弾き語りのイワカワヒロシさん、ラストは二人組ギターデュオのオムレット。

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2003年10月18日

●野村麻紀、騒音寺 at 新宿red cloth

10/17、野村麻紀さんのライヴを観に、新しく出来たライブハウス「新宿紅布(red cloth)」へ。場所は旧日清パワーステーションの並び。内装が中国風で、カウンターの女の子もチャイナ服。今日の出演者は、野村麻紀さん、全力オナニーズ、騒音寺、と京都勢で固められたラインナップ。

野村麻紀さんは一番手。麻紀さんは高知の南国市出身で京都在住のシンガーソングライター。ギター弾き語りで、ドスのきいた恋のウラミ節を聴かせてくれる(と書くとちょっと誤解がありそうだが)。
01. 穴あき女
02. 私は蜜蜂
「今日Tシャツも持ってきました。カワイイので買ってください。」
03. 恋の蟻地獄
04. まとめる荷物があるじゃなし
05. ?(そんな木曜日〜)
06. 雨はいたずら
「CDでは騒音寺がバックをやってくれてます。」
07. 麻紀のよさこい節
「私は京都から来たんですけど、出身は高知県の南国市で、『きよしのズンドコ節』に対抗して作った曲です。」
08. セントラル

ちなみに麻紀さんは京都のライブハウス「拾得」の店員さんでもあったりする。

2番手は全力オナニーズ。相変わらずバカ野郎どもだ(笑)。絶対に女性を連れて見に行けないっつーの。でもキライじゃないぞ、そのアホさが。露出が進むごとに会場の女性客もキャーキャー喜んで(?)いた。

3番手は騒音寺。京都の魔界系ロック界の貴公子バンド。一気にステージ前面に女性ファン密集。強力なバンド陣を率いるナベ氏のミックジャガーばりのド迫力ボーカルに圧倒される。ふと気付くと麻紀さんまで最前列で黄色い声。MCでナベ氏が「野村麻紀とは京都でよく飲んでます。だから東京で会っても嬉しくありません!」というと、麻紀さんが「うるせーバカヤロー!」と応酬(もう酔いが回ってた?)。最後はダブルアンコールで最高の盛り上がり。ん〜〜京都勢、おそるべし…。

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2003年10月10日

●谷山浩子、拝郷メイコ at 新宿スペースゼロ

10/9、新宿スペースゼロで谷山浩子さんのコンサート。題して「猫森集会2003」。全8日間の日程中、ラスト2日間(Dプログラム)は拝郷メイコさんがゲストということで、両方のファンの私にとってはウレシイ組み合わせ。ちなみにふたりはヤマハの先輩後輩関係。サポートメンバーは石井AQさん(Syn)、渡辺等さん(Bs)。

じつはヒロコさんの歌をナマで聴くのは初めて。知らない曲も多かったが、ヒロコさんお得意のちょっと闇のあるファンタジー系の曲はやっぱりイイ。むか〜し、ラジオの深夜放送を聴いていた頃を想い出したりもしながら、目を閉じて唄に聴き入ってしまった。

特にハマってしまったのが「よその子」(最新アルバム『宇宙の子供』収録)。8分もある長い曲なのだが、歌の情景のなかに一瞬で引き込まれ、後半は涙が止まらない。うわ〜、泣かせられるとは予想外。ヤラレタ!ヒロコさんの歌で泣いたのは「カントリーガール」以来かも。

拝郷メイコさんは中盤に登場し、「ソイトゲヨウ」を1曲披露(ヒロコさんがピアノ伴奏)。ヒロコさんのファンには「トマトスープ」や「サーカス」なんかもいいんじゃないかなと思ったりして。MCではヒロコさんと漫画の話で盛り上がる。メイコさんが「漫画喫茶でタッチ全巻読みました」というと、ヒロコさんは「ちばあきおのキャプテン一気読みいいですよ〜、ちば兄弟は全部いいですね、初期の少女漫画のちばてつやさんも面白い、ユキの太陽とか…」。でもメイコさんは「わからないかも…」。ここで世代のギャップが(笑)。ちなみに最近ヒロコさんが面白かったのは「ハンター×ハンター」だそうで、レコーディング中にも読んでたとか。このあと、メイコさんがコーラスで2曲参加。

セットリストは以下の通り。

01. 真夜中の太陽
02. ピエレット
03. MOON SONG
04. 意味なしアリス
05. よその子
06. 扉
07. 卵
08. 仇
09. ソイトゲヨウ(拝郷メイコ)
10. 赤い靴
11. 月と恋人
12. 会いたくて
13. 花野
14. 神様
15. 王国
16. 学びの雨
EN1. ドッペル玄関

ところで、前2日間のCプログラムはオールリクエストだそうで、その場で客席からリクエストを取って歌うそうな。そりゃスゴイ。あと、スゴイといえば、ヒロコさんのウェブサイト。ファンが作ってるのかと思ったら、なんとご本人がhtml書いてるとのこと。そういえば初期の頃からNIFTYやってたもんな〜。さすが!

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2003年09月27日

●倉橋ヨエコ、ワッフルズ at 下北沢440

9/26、下北沢440でワッフルズ主催のイベント「紅茶唄 vol.5」。ワッフルズと倉橋ヨエコさんとが一緒に聴けるとはありがたい。会場の440に着くと、いつもはカフェスタイルでゆったりしたスペースが、椅子でびっしりと埋められていた。これはかなりの客数を見込んでいるもよう。

1番手は3ピースバンド(gt, b, dr)のリトルハンセン。この演奏中に客席はほぼ満席となり立ち見が出るほど。大半が女性客。

2番手はお待ちかね倉橋ヨエコさん。まずはキーボード弾き語りで「聴こえたから」「帰りたい家」「白い旗」「あなたのあたし」。ん〜、この声、カラダにずんずん響くな〜。後半はサポートメンバー2人(b, dr)参入でさらに迫力の演奏。「つぶつぶ」「流星」「恋の大捜査」など。全身全霊をかけたヨエコさんのステージは、聴く方も、全力で受け止めなくては!という気にさせる。この緊迫感がとても快感。元気が出るな〜。演奏の合間にヨエコさんががぶがぶ飲み干すペットボトルがなんだか気になったりして。ステージ終了後すぐにアンコールの拍手があがるが、全体の進行上無理だったようで幕引き。まあ仕方ないか。

ラスト3番目登場はワッフルズ。メンバーは大野恭子さん(p, g, vo)、木村孝さん(dr)、武田真一さん(b)、与那覇文子(ジョナ)さん(g)の四人編成。ちなみにギターのジョナさんは、生まれも育ちも横浜だが、お父さんが沖縄出身らしい。曲は「プール・サイダー」「虹」「リズム」「ぼくの好きな人」「はなそう」「トウキョウ」など。今回は恭子さんが曲に合わせてピアノ、アコギ、木琴と使いわけていたのが面白かった(特に木琴がいい味だしてる)。12月中旬発売のアルバムレコーディング中だそうで、それに収録される新曲もいくつか。アンコールでは「つぎの光」。あれ、そういえばジョナさんがほとんどしゃべってなかったのは、ちょっと残念。

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2003年09月25日

●チャイナチョップ at 下北沢club251

9/24、下北沢club251でチャイナチョップ、LIPNITZ、みみずくず(出演順)のライブ。これはみみずくず主催の「99のロマン」というイベント。

1番手は、お目当てのチャイナチョップ。大きな瞳を見開きながら黒いスカートで挑発するRinkoさんのボーカルにフリーズ。曲は「甘い蜜」「地上最大級のショウ」「光ルボイス」「宝石物語」など。ん〜、インディーズロック界のジョルジュ・バタイユって感じか?この世界、クセになりそう。

次はLIPNITZ(ライプニッツ)。♂(vo, kb)、♀(cho,b)、♂(d)というユニークな編成。熱いグルーヴ感あふれる演奏でなかなか聴き応えアリ。

ラストはみみずくず。林レイナさん(v)、曽谷コウヘイさん(g)、前田テルユキさん(d)のユニット。今回はサポートメンバーが一名(g)参加し、ツインギターでギンギンの迫力。レイナさんは1ヶ月の夏休みを取って実家でのんびりしつつ曲も作っていたそうで、新曲「ブラックタイガー」を披露。アンコールはレイナさん+コウヘイさんのアコースティックスタイルで(といってもエレキだったが)。

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2003年09月20日

●月下美人 at 渋谷アピア

9/19、月下美人のライヴを見に渋谷アピアへ。対バン3組。

1番手は平田沙織さん(vo.p)。アピア出演は2回目とのこと。曲は「記憶」「YOU」「スローな愛情」「街の夕暮れ」「君を想うこと」。バラード系の曲をしっとりと。

2番手は浦邊力さん(vo.g)。たしか聴くのは2回目だったはず。過去の情景を歌った歌が、ちょっとブルージーな野太い声にマッチしていて印象に残る。

3番手は航さん(vo.p)。曲は「山頭火」「法然(?)」「チクタク」「白」「満月」「遠吠」「存在」。魂を感じさせる力強いボーカル。後半ピアノがいい感じに走っていた。最後の「存在」はアカペラだったが、なにか想うところがあったのか感極まって声を詰まらせるシーンが。アピアの若手の中では注目株。

4番手は待ってましたの月下美人。山本かなおさん(vo, g)と、石田珠紀さん(cho, b)とのユニット。滋賀在住でいつもは大阪、京都のライブハウスで活躍している。曲は「ギター」「Blue Moon」「女に生まれてよかった」「イエローゲストハウス」「?」「赤い土」「月の足音」。さらにアンコールで「Mad Mad Summer」。スゥイングしつつ、豊かな情緒も感じさせる心地よいステージ。ん〜、このなんともいえない漂うようなムード、沖縄でやったら合うと思うんだけどな〜。誰か呼んでくれないかな?ちなみに2nd CD「ショートケーキ」発売中(タワレコ、HMV等で購入可能)。

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2003年09月08日

●きたはらいく at 下北沢ラカーニャ

9/7、きたはらいくさんのワンマンライヴを見に下北沢ラカーニャへ。たっぷりときたはらさんの世界にひたり、心地よい時間を楽しむ。

1部
1.空のピアノ
2.君は風
3.アイマイミー
4.心配ナシ!!
5.ハナと頬の赤くなる頃
6.耳をすませば

2部
1.忘却の途中
2.未来ーあすーへのおとしもの
3.最後のこだま
4.うまと仲良く
5.ディッダンドゥ
6.ギターを弾いて
7.会いたいだけじゃ
8.Learned In Love

最終ステージ—アンコール—
9.こころ

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2003年08月26日

●虹色フラワー、うちむらゆみ at 下北沢Village Green

8/25、函館出身の虹色フラワーのLiveを見に下北沢へ。会場のVillage Greenはこぢんまりとしつつもキレイでいい雰囲気のお店。対バンは、うちむらゆみさん、shanaさんの2組。うちむらさんが、2人組ユニット「代々木ソルフェージュ」のひとりと気が付いてびっくり。よく代々木公園で路上ライヴをしているのを見に行っていたな〜。

1番目はうちむらゆみさん。ギター弾き語り。立ち上がりはちょっとハラハラしたが、3曲目当たりから歌も演奏も安定してきて予想以上にいい感じ。1年前に比べて曲調も大人っぽいし、なにより声のチカラ強さが段違い。心のなかで「お〜っ」と拍手。まだまだ歌詞が詰め込みすぎだし、カツゼツも改善の余地アリだが、メロディや声の強さに将来性を感じる。これからどんどん伸びていきそうで今後が楽しみ。

1.萌える赤繋ぐ青
2.S
3.迷路
4.sign
5.JR
6.抑制連呼
7.橙

2番手はshanaさん。Gtのサポートで、本人は立ってボーカル。安定した歌声で聴かせてくれる。印象としては姉御キャラ(といったら失礼か)。ストーリー性のあるバラードが合ってそうな感じ。

1.Call
2.日暮れまで -SOLA-
3.キレイキレイ
4.Nowhere
5.真夜中を走る
6.烏
7.Nay
8.ちいさな世界

最後はギター弾き語りの虹色フラワー(nonさん1人のアーティスト名)。演奏が始まると一瞬にしてアンニュイな世界へ。ちょっとウィスパー系の独特な歌声が魅力的。「北海道出身なんで暑いのが苦手と言われるんですが、寒いほうがニガテだったりします。」「CDいつもいつも発売すると言っているんですが、のびていて秋ぐらいには出せると思います」。

1.?
2.スローダウン
3.せかい(新曲)
4.シュガー
5.ヒトリヒカリノ
6.闇に光れば

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2003年08月25日

●柳田久美子、elliott、清家千晶、竹仲絵里、SHUUBI、岡北有由 at 高田馬場PHASE

8/24、柳田久美子さんのLiveを見に高田馬場へ。この日はClub Phase恒例のchocolate mixという女性ボーカルを集めたイベント。出演は順に、Jonica(オープニングアクト)、柳田久美子、elliott、清家千晶、竹仲絵里、SHUUBI、岡北有由。オープニングアクトだったJonicaには間に合わず。

柳田久美子さんは岩手出身&在住の大学生シンガーソングライターで、2年前(当時は高校生)に曽我部恵一のプロデュースでデビューした。今回はバンド編成(Gt、Bs、Dr、Key)で、本人はアコースティックギター。

1.スモールワールド
2.両手に星を
3.8月の虹
4.レモンティー
5.2人だけ
6.蛍の夜

MCでは「一応出る前にお化粧しようかなと思ったんですけど、アブラも取らず、すごい髪の毛で申し訳ないんですけど、一生懸命なのでカンベンしてください」。また、デビューがちょうど2年前の8/22ということで「柳田久美子、2歳になりました。あんまり成長してません。すいません」。

ちょっとファルセットが頼りない感じだけど、独特の切なさがじわ〜っと心に沁みてくる。「8月の虹」と「レモンティー」が聴けたのがうれしかった。

次のelliotは、力強いボーカルのTOMOKOさんを中心にしたバンド。元気出していこうよって感じの歌で、男女問わず観客から「TOMOKOさ〜ん!」と声援が。(ちなみにこの日の観客男女比は8:2ぐらいか)

清家千晶さんは、小柄でcuteな外見ながら声はとても力強く、言葉のひとつひとつがクッキリと突き刺さってくる。カツゼツがいいな〜。鬼束ちひろと同じ事務所だからか(?)言葉を大切に歌う歌唱法が似ている感じ。

1.スミレ
2.エンドレス
3.この体。
4.空の鏡

次は竹仲絵里さん。mawariから改名して順調に活動中だが、客層が以前とほとんど同じなのは本人としてはどうなんだろう。それはさておき、この日のサポートは、なんとnino trincaの上田さん(key)、chacoさん(Dr)、鹿島さん(Bs)。あいかわらずエキセントリックな上田さんのパフォーマンスに笑ってしまった(かなり抑え気味ではあったが)。竹仲さんにとっては久々のバンド形式とのこと。

続いてSHUUBIさん。サポートはGt(谷口崇)、Bs、Dr。今日の衣装のテーマはロリだそうで、髪もボサボサ(エレカシの宮本で〜す)。グルーヴ感ある「高田馬場2003」「うららかな」や、しっとり聴かせる「ママ」などが印象に残った。

トリは岡北有由さん。しょっぱなから迫力あるステージで圧倒!社長の別荘で合宿レコーディングをしていたそうで、ドラマーがほとんど自炊担当だったらしい。今後、バンド「PABLONIK」としても活動するとのこと。

終演後の会場出口では谷口深雪さん本人がフライヤーを配布。このあとすぐ、高田馬場駅前で路上ライヴをするというので帰りがけに見に行く。23時半ぐらいまでやっていたような。ちなみに谷口さんは岡北さんと同じ事務所。

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2003年08月21日

●田中眞紀子 at 渋谷アピア

8/20、渋谷アピアで田中眞紀子さんのライヴ。しみる。
1. 夜の時代
2. ハルノジダイ
3. 死んじまいたい
4. 未明
5. はしばみ色の恋
6. Tシャツ

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2003年06月28日

●大塚利恵 at 渋谷PLUG

6/27、渋谷PLUGで大塚利恵さんのライヴ。対バンはNonさんとCooさんで、RIEZZOはトリを務める。

1.クレアの歌
2.くちびる
3.花模様
4.恋は酔っ払い
5.ラストコーヒー
6.東京
7.イレイサー
8.不思議のタネ
9.涙のカギを開けて
10.スミレ
11.通り雨(アンコール)

サポートは岩井英吉さん(b)、須貝直人さん(ds)。このメンバーでやるのは、4年前の川崎チッタでのライブ以来とのこと。それにしては、かなり息のあったグルーヴ感のある演奏。曲目は最新アルバム「スミレ」からが中心だったが、ほかにも大好きな「涙のカギを開けて」が聴けたのがうれしい。いや、ホントに鳥肌が立ってしまった。

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2003年06月20日

●澤田勝秋/木津茂理 at 沖縄MOD'S

6/19、沖縄MOD'Sで、澤田勝秋さん、木津茂理さんのライヴ。ゲストは新良幸人さん。会場にはいると、すでに第1部終了間際。あれ?しまった、開演時間がいつもより早かったのだ!またやってしまった...。

第二部は、まず木津さんだけステージに出て1曲。続いて「本日のスペシャルゲスト!私のマブダチ、新良幸人!」と紹介してユキト登場。「このお二人がコザに来てることは、スゴイことだと思います」とユキト氏。横浜出身の木津さんは、高校時代に合宿でコザに泊まった(京都観光ホテル)ことがあるそうで、そのとき普久原恒勇さんにもお会いしたとのこと。ということで、まずは普久原さん作曲の「島々清しゃ」を。次に「ざんざぶろう/高那節」、「小浜節」。

続いて、ユキトが「紹介するのも緊張するんですけど」と澤田さんをステージに招き、まず澤田さんが「津軽山唄」。次にユキトも一緒に津軽民謡の「ホーハイ節」。裏声で「ホーハイ、ホーハイ」と唄う部分が聴かせどころだが、初めて唄うというユキトもなかなかいい調子。続いてにぎやかに秋田の「どんぱん節」。盛り上がったところでユキト退場。

澤田さん、木津さんで「古調アイヤ節」「佐渡おけさ」「じょんがら節」「鹿児島はんや」など。後半は、澤田さんも泡盛を少し飲みながらで「いや、うめぇじゃ〜」、「ちょっと効いてきたな〜」とゴキゲンのご様子。そういいつつも「じょんがら節」のバチさばきは、さすが!一級のワザに魅せられる。アンコールは秋田の「本荘追分」、北海道の「ソーラン節」。

沖縄の地で北国の民謡を聴くというのも、なかなかオツなもの。会場には、ひがけいこさん、松田しのぶさん、よなは徹さんの姿も。

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2003年05月20日

●笹川美和 at 南青山MANDA-LA

5/19、南青山MANDA-LAで笹川美和さんの2回目のワンマンライブ。バックに強力バンドをしたがえて、ささみー堂々の登場。サポートは、小倉昌浩(gt)、岡雄三(b)、佐藤唯史(dr)、林有三(key)、やまもとようこ(cho)。

1. 事実
2. 黄黒
3. ニセアカシア
「今日はがんばって歌いますので楽しんで聴いていただけたらと思います」
4. あなたへ
5. 乙女心てさっ…
6. 髪
「今日はきちんと内容のある話をしようと考えて、そうだ、紫雲寺町のことを詳しく話そうと思いました(ガイドブックのような説明に場内笑)。もうすぐ合併されます。私は小学校の時は泣き虫で、算数も音楽もダメ。でも運動神経は天下一品で水泳大会でも優勝。中学ではバレー部でした。で、こんな話をしてもツマンネエと思って、紫雲寺町の干拓音頭を歌おうと考えました(と、ここでひとふし、会場拍手)。合併されちゃうので希望もないんですが(おいおい)、きれいな町ですので来てください」
7. 太陽
8. 金木犀
「紫雲寺町(新潟)の家では普段何をしてるかというと、とりあえず起きると昼です。ご飯食べて、WOWOW見てつまんないと寝るんですよ。起きると4〜5時で、6〜7時にご飯食べてテレビ見て風呂入って寝て、起きるとまた昼なんですよ。おまえはどれだけ寝るんだと。あと、弟は二人いるんですが、私の歌は一切聴きません。姉ちゃんの歌何言ってっかわかんねっけど〜、とか言われて、オマエ少し黙れやと(笑)」
9. ならば
「私は今年短大を卒業しまして、ヒマになりまして(笑)。中国語コースを出たんですけど、○○という先生がいまして、忘年会とかでずっと一升瓶抱えてて、笹川おまえまだ飲めね〜な〜とか言われて。で、こないだ卒業後に初めて電話して中国語の歌詞の単語をききました」
10. 匁什公(ウェイシェンマ)←中国語なので表記は不正確
11. 笑
12. 黒子
「これで最後の曲です。今日は思いのほか早く過ぎてびっくりです」
13. 尽くす
(アンコールの拍手)
「あのー、ヤッちゃいまして…。『ただただ』を歌い忘れまして(場内笑)。今日は大きなヘマをしなかったと思ったんですがやらかしまして。あーどうしよう」
E1. ただただ
「もういっぱいいっぱいです」
E2. 約束
「こんな私ですがこれからもよろしくお願いします」
E3. 願いごと

全16曲を休憩ナシで歌いきった笹川さんに大拍手。独特の深い世界をもった1曲1曲それぞれに強く魅了され、あっという間に過ぎた1時間40分だった。今回はほとんどの曲でボーカルに専念していて、その素晴らしい声質がいかんなく発揮されていた。ただ、本人のピアノ弾き語りももう少し聴きたかったかも。1曲とばしてしまうミスもあったが、むしろ大物ぶりをファンに印象づけた感じ。

また、いきなりベランメエ口調になったりするMCもあいかわらず絶好調(本人は笑わそうとはしてないんだけど天然で笑える)。二人の弟の話が今回は特に面白かった。そういえば以前のライブで紫雲寺町の町長さんとメルトモと言ってたけどその後も続いているんだろうか(どうでもいいんだけど)。

それにしても、あれよあれよとファンが増えていって、今回もあっという間にSOLD OUT。もうメジャー並みにチケット入手が困難になってきた感じ。ああ、ささみーが遠くに行ってしまうような…。

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2003年05月14日

●太田美帆、伊藤サチコ at 表参道FAB

5/13、太田美帆さんと伊藤サチコさんのライブを見に表参道FABへ。この日の出演者は、伊藤サチコ、守屋里衣奈、Arearea、太田美帆、鈴木來未というラインナップだったが、会場到着が遅くなってしまい、聴けたのは太田美帆さんと伊藤サチコさんのみ。あちゃー、Areareaは久しぶりに聴きたかったなー。

太田さんは、いつものようにギターのサポートつき。
1. 秘密
2. かな
MC「四文字熟語をふたつ思い浮かべてください。はい、ひとつめはあなたの恋愛観、ふたつめは人生観を表しています。ちなみに私はひとつめが一石二鳥、ふたつめが唯我独尊。矢沢永吉みたいだねと言われました」
3. ポートレート
4. スバナレ
MC「こどものとき、クリスマスにタクアンをプレゼントされたことがあります。父親が出張のためにプレゼント買うの忘れてたらしい。」
5. マーメイド
MC「最後の曲は、私にとっての神は時間だな、と考えてできた歌です」
6. four seasons
聖歌隊にいただけあって、美しい高音が心地よくからだに響いてくる。MCではいきなり心理テストを紹介。

伊藤サチコさんは、キーボード弾き語り。ひとりだけの演奏は久しぶりとのこと(あれ?ひとりのときしか見てないなー)。
1. 心の扉
「すてきなゲストを呼びます」と言って取り出したのはハムスターのぬいぐるみ?!。プレスリーの歌を歌い出すしかけになっていて、サチコさんお気に入りのご様子。
2. 宿題
3. 嫌いになってください
「今日は表参道でゆったり過ごそうと思っていたのに、リハのあと高田馬場まで運転して戻ってきたら寝てしまいました。」
4. カレンダー
5. 僕の場所
伊藤さんの歌は、胸の奥でチクチクする感じ。歌詞のなかで展開される情景や心の描写にとても親近感を覚える。細やかな心遣いをもったシンガーソングライター。

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2003年05月09日

●畑中摩美、黒田梢 in 四谷天窓

5/8、四谷天窓でライブ。今回は、Classic Air、かえる、畑中摩美、黒田梢、ほたる(出演順)というラインナップ。お目当ては畑中摩美さんと黒田梢さん。

3番目に登場の畑中摩美さんはギター弾き語り。独特の雰囲気を持っていて、自然に曲の世界に引き込まれてしまう。曲は「星の夜」「Tom's Diner(Suzanne Vega)」「ねえなぜ?」「絵画」「白い花が秘めるもの」。大人っぽいビタースウィートなイメージを持ってしまったのは、珈琲のCMで印象強い「Tom's Diner」を聴いたせい?10月にCDリリース予定とのこと。

続いて4番目が黒田梢さん。天窓で聴くのは初めてなので、ちょっと心配してドキドキ。でも、歌が始まるとすぐにお客さんをグッとつかんでいるのがわかる。特に3曲目の「桜」では、これまで天窓で経験したことがないほど会場の空気が一変、ピ〜ンと張りつめ固唾を飲む。この訴求力、さすがKOZZU!ん〜、この調子で今後もどんどん活躍の場を広げて欲しい。セットリストは「♂」「朝」「桜」「砂いじり」「待ってる」「オレンジトレイン」。

ラストに登場のほたるさん。初見。童話の世界から出てきたようなホンワカした感じで、物語仕立ての手描きのイラストをめくりつつ、歌を歌うスタイル(kb,gのサポート)。趣向としては面白いかも。

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●東川亜希子 in 吉祥寺StarPine's Cafe

5/7、吉祥寺スタパで東川亜希子さんのライヴ。いつぞやのnino trincaのライヴで東川さんを知って以来、すっかりファンになってしまった。対バンはChiao's"B"、TSUNTA3、Jazz Suspenders、歌姫楽団。

1番手のChiao's"B"(チャオズビー)は、山崎智咲子さん、首藤早織さんのピアノ弾き語りユニット。代表曲の「青い翼」はデイリーヤマザキ(コンビニ)の店内放送に採用されているそうで、9日にシングルが発売開始とのこと。力強いツインボーカルが新鮮に感じられた。

2番手はお目当ての東川亜希子さん。曲は「あのこ」「ラグタイム・クエスト」「やさしい気持ち」「東京暮らし」「タイムマシン」「わたぼうし」。本人いわく緊張気味とのことだったが、軽快に弾むピアノの音がいつもながら心地よい。MCで話す内容をあらかじめ一字一句メモに書いているらしく、意外と(?)几帳面な一面をかいま見る。CDリリースに向けてレコーディング中とのこと。

続いてのTSUNTA3、Jazz Suspendersの記憶がなぜかない...。最近、ますます物忘れ激しいな〜。

ラストは女性ボーカルの歌姫楽団。大正、昭和初期のダンスホールの雰囲気をネラった感じの異色バンド。「超特急アジア号」なんて曲もあったりして、演劇色のある賑やかなステージ。ここらへんがツボの人はハマるかも。

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2003年05月04日

●拝郷メイコ in 渋谷RightOn City

5/3、渋谷の宇田川町交番近くにあるライトオンというビルの前で恒例の野外ライブ。ときどきクルマが通ると耳障りだが、それに負けじと拝郷さんの声が心地よく響き渡る。

1.やさしいちから
2.木綿
3.よるのなか
4.世界
5.添いとげよう
6.トマトスープ
7.ゆうぐれ
8.メロディ

このあと、HMVとタワレコをまわったあと、新良幸人&サンデーのライブがある南青山MANDA-LAへ。

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2003年04月23日

●田中眞紀子、宮良杏子 in 渋谷アピア

4/22、渋谷アピアでこのところ毎回見ている田中眞紀子さんのライヴ。きょうは弾き語り4人の対バンで、前から見たかった宮良杏子さんの演奏が楽しみ。

7時頃からライヴスタート。お目当ての2人以外では、2番目に出場したギター弾き語りのミキさん(♂)が、哀切漂う声でなかなか聴かせてくれる。特に「旅のサーカス一座」が、鉛色の空を感じさせる世界のなかに、それぞれの人生を背負った団員の姿を浮かび上がらせていて良かった。ちょっと、あがた森魚を感じさせる世界。

3人目は宮良杏子さん。宮良さんは埼玉生まれ東京育ちのギター弾き語リスト。名前からもわかるように、お父さんが沖縄出身の沖縄2世。ステージにはまだまだ危うさがあるものの、素直な気持ちを表現した歌詞が好印象。重いテーマを感じさせる彼女の歌が、今後どのように深まっていくか期待したい。

いつものように4人目トリは田中さん。今日はより緊迫感のあった「平和の国のニーズ」が胸に響いた。この歌に歌われているこの数十年の変遷は、自分にとってもリアリティのあるもので、考えさせられるところが多い。また、「塀の上」も、昨今の状況と図らずもシンクロしてしまい、重く重くのしかかる。

なお、田中さんは初のワンマンライヴを5/10にお茶の水労音で開催する。しばらくCDを作る気はないそうなので、この貴重な機会を逃さないようにしたい。

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2003年04月12日

●千葉かよこ、かわいよしこ、nona in 札幌Blue Moon

4/11、用事で札幌を訪れるが、ちょうど弾き語り系のライヴをみつけたので聴きに行く。会場は地下鉄琴似駅近くのLive Bar「Blue Moon」。小さなスナックやバーがひしめく雑居ビルの2階というロケーションに不安を覚えつつも店のドアをくぐる。

この日のライヴは「歌姫の夜〜番外編」と題し、ギター弾き語りのアーティスト3人が出場。一番手はnonaさん(初見)。いつもは狸小路3丁目(札幌の路上ミュージシャンのメッカ)で唄っているそうで、青いオーバーオールがトレードマーク。とにかく若さいっぱい元気印なのがいい感じ。切ないバラードの「流れ星」という曲が特に印象に残った。まもなく2枚目のCDをリリースするとのこと。

2番手はかわいよしこさん。以前さくらんぼというデュオで歌っていてCDも出していたが、いまは相方(みいこさん)ともどもソロで活動している。恋をしているときに感じる漠然とした不安を歌った「未来」が良かった。4人兄弟の末っ子だそうだが、兄姉とトシがかなり離れているそう(長兄とは18歳差!)。そのなかでも一番仲良しの姉を思って作った「はなればなれ」もいい感じ。

トリは、千葉かよこさん。旭川在住のベテランシンガー(三十?歳)。う〜ん、このひとステキです。「(前の2人が若いので)緊張するので飲んでます」とビールを横に置きつつ歌うが、歌い出したとたんに世界がぱっとあらわれる。ひたれるな〜。ギターの指裁きにも見とれてしまった。穏やかな気持ちにさせてくれる「散歩のリズム」がなかなか好きかも。Dixie Chicksのカバー「more love」もグッドだった。

ライブ後に思ったのは、地元の一部のひとしか知らない素敵なミュージシャンがまだまだいっぱいいるはずということ。今後も地方に行く際にはマメに地元ライブハウスをチェックせねば!という意を強くしたのであった。

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2003年03月27日

●田中眞紀子 in 渋谷アピア

3/26、渋谷アピアでピアノ弾き語りの田中眞紀子さんのライヴ。人間の弱い部分をえぐり出す彼女の歌は、この情況のなかでますますリアルに重く響いてくる。「ヒーロー」「三日月哀歌」「塀の上」が特に印象に残った。

ステージの後はみんなで音楽談義。田中さんはお茶の水労音会館でのワンマンライヴ(5/10)が決定したそうだが、どういうステージにしたらいいかという話から始まって、音楽を演ることの根本的な意味まで議論が及ぶ。次回のアピアでのライブは4/22。対バンの宮良杏子さんは初見なので楽しみ。

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2003年03月22日

●ウタノチカラ in 浜松町CLUB JUNK BOX

3/21、浜松町にあるJUNK BOX TOKYO BAYの恒例イベント「ウタノチカラ」Vol.7を観に行く。出演アーティストは、守屋里衣奈、高岡奈央、入日茜、NUU、長谷川都。そしてオープニングアクトは、今回JUNK BOXデビューとなるtomieさん。

薄暗いステージに登場したtomieさんは、ラフな服装のせいか、一瞬ステージスタッフかと思ってしまった。まだざわつく観客を前に、静かに「仮想」を歌い出す。うん、いい感じ。2曲目もしっとりと「逆光」。そしてラストは「声」でガツンと一発。...決まった。いやー、心配して手に汗握って聴いてたけど杞憂だったか。3曲という制約ながら上手く独自の世界を出せていたのではないだろうか。特に最後にもってきた「声」は、多くの観客の印象に残ったはず。MCで笑いも取れたし、Good job!

次は守屋里衣奈さん。パワフルな声で高い実力を感じさせる。ブルージーな曲が似合いそう。サポートはギターで、本人も何曲かギターを弾く。

続いていつにもまして元気に高岡奈央さん登場。珍しい黒のスカート姿にちょっとドッキリ。高岡さんは新潟出身&在住のシンガーソングライター。バックバンドはいつも通り3人(gu, bs, dr)。「ちょちょら」「デメキンの唄」「米の力」など、MC少な目にどんどん続く。そしてラストは、今日どうしても歌いたかったというタイトル未定の新曲(コレを歌う時間を確保するため進行を急いだそう)。なるほど、高岡さんらしいポジティブないい曲。お客さんも手拍子でいいステージになった。きっと今晩も徹夜で高速乗って新潟帰るんだろうなあ...。

次の入日茜さんは、ピアノの弾き語り。DEENのアルバムやツアーにも参加しているシンガーソングライター。ナマで聴くのは数カ月ぶり。そのため、初めて聴く(たしか)曲が数曲。JUNK BOXにはピアノがなく、キーボードでの演奏。しなやかな指裁きに注目してしまう。外見的に小柄で華奢な印象ながら、歌ってるときはバックに広く確かな世界が浮かび上がるのは、いつもながらさすが。

そして、この日初見のNUUさん。本人はボーカルで、キーボードのサポートつき。1曲目の「縫う」で、その表現力豊かな声に圧倒される。いや〜、このひとスゴイかも。MCでは「みんな休もうよ〜。時間を節約するために、電車が速くなり携帯電話ができたりしてるのに、その時間はどうしたの?」「(そんな忙しい)世の中が作り出している時間と、私のもっている時間は合わない。休もうよ〜」。あと、高岡奈央さんの歌をネタに「ハタチを過ぎたらいっぱしの大人、まずはゴハンを食べなさい、...ん〜痛いところつきますね〜」。お客さん大ウケ。なんとなく雰囲気は寿[kotobuki]のなびぃさんに近いけど、もっとほわ〜っとした感じ。さっそく会場でCD『153.7』と『唄波』を入手したが、『153.7』にディジュリドゥ奏者のGOROさんが参加していて驚く。また、『唄波』の数曲で三線の音が聞こえたので誰かと思いきや、TINGALAのゲレン大嶋さん。ん〜、いろんなとこでつながってるんだなぁ。

この日のラストは長谷川都さん。CDは以前から聴いていたが、ナマで聴くのは初めて(たぶん)。昨年10月に体調不良のため活動休止という話だったが、フリーになって今年2月からライブを再開し、以後精力的に活動しているよう。今日のサポートは笑顔の明るいギターの石崎さんと、渋いベースの中村さん。長谷川さんいわく「浜松町ってジャズなイメージ」(強引?)だそうで、渋めにスイングする「ミルク」がなかなかGood。とっても楽しそうに歌っているのが好印象。全身から、歌がスキだ〜というオーラが出ている歌い手は、本当に聴いてて気持ちいい。

次回のウタノチカラは4/11で出演者は、ソラリズム、井関由有子、[ma]、高岡奈央ほか。長野在住の2人組[ma]が特に聴きたいんだけど、この日は札幌なんだよなあ。残念。

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2003年03月19日

●サインボーカルユニット「アツキヨ」

「疲れた体を薬で癒すのがマツキヨ。疲れた心を歌とパフォーマンスで癒すのがアツキヨ。」

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2003年03月15日

●京阪GIRL in 渋谷ON AIR WEST

3/15、今日はライヴ2つをハシゴ。まずは渋谷ON AIR WESTでの「NTT DoCoMo M-stage music presents "COMMUNE" LIVE Vol. 02」という長ったらしい名前のイベントへ。これはFM局J-WAVEの番組招待イベントで、3組のバンド(DMBQ、RUDE BONES、京阪ガール)が出演。司会はちわきまゆみサン(なつかしー)。トップバッターはお目当ての関西在住バンド、京阪ガール。

京阪ガールは、京都出身女子高生ユカリン(ベース)と大阪出身ゴルフ場受付嬢マリリン(ギター)のツインボーカルユニット。とにかく勢いがあっていま注目を浴びているのだが、今回もいきなり「うる星やつら」のテーマソングで始まってキワモノ感漂うヤバいステージに。羽織袴と着物という衣装もあいまって、京阪ガール初体験の東京オーディエンスにはどんなファーストインプレッションを与えたのか気になってしまう。

後半は「ロマンチック・ベイベー」とか、京阪電車のテーマソングになるという(ユカリン談、マリリン否定)新曲など、なかなか聴かせてくれた。まだまだ発展途上中で、まだまだ青天井状態という感じ。今後に期待。次回の東京ライヴは夏頃には、とのこと。

というわけで、ライヴをハシゴするため、京阪ガールを見終わって早々に会場をあとにする。次は同じビルの7階にある7th floorでnavy & ivoryのライヴ。開場までまだ時間があったので、渋谷タワレコに久しぶりに行ったのが運の尽き。インディーズCDを買いまくってしまった。今月の生活もピンチ。

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2003年03月14日

●nino trinca in 渋谷7th floor

3/14、渋谷7th floorでニーノトリンカのライヴ。ニーノトリンカは、ピアノ、ヴァイオリン、ドラム、アコーディオンなどの実力派メンバーがそろったイタリアーノかつシャンゼリーゼな香り漂う(?)ユニット。ジプシー楽団のように底抜けに楽しくスウィングする音を聴かせてくれる。ボーカル角森氏の怪人的パフォーマンスも目が離せない。

今回もあいかわらずテンションの高いステージ。マエストロ上田禎氏の弾けるピアノとこだまする奇声。赤い衣装のHONZIのバイオリンもいつにもましてスウィング。彼らを見ていると、音楽できるひとっていいなあと心底思ってしまう。自分たちも楽しみ、聴く人をもたっぷり楽しませてくれるニーノトリンカは、いまどき貴重なエンターテイナーだ。次回のライブは4/28初台DOORS。2ndアルバムもそろそろ発表とのこと。

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2003年03月10日

●遠藤ミチロウ in 函館あうん堂

3/6〜9の間、函館に帰省。久しぶりに駅前あたりを散歩していたら、老舗のライブハウス「あうん堂ホール」玄関に「3/7遠藤ミチロウLIVE」の張り紙。これはなんたる偶然!喜んで開場を待つ。ちなみにこのあうん堂は、GLAY(函館出身)がまだ無名だった頃にライブしていた場所としても有名。屋根裏部屋のような質素な木造の空間がなんともいいムード。

開演19時半。立ち見が出るほど集まった観客の大半が20代の男性。君たち渋い趣味してるな〜とうれしくなる。タバコをくわえつつミチロウ登場!「お母さんいい加減あなたのことは忘れてしまいました」「JUST LIKE A BOY」「ガジュマル」「父よ、あなたはエラかった」などを熱唱。固唾をのんでミチロウのプレイを凝視する観客。この緊張感が心地よい。前半後半の2部構成だったが、前半後半とも2本用意していたギターの弦を両方切ってしまうほどのパワープレイだった。

途中のMCでは、「福島あたりからずっと雪が降っていた。北海道に渡れば晴れてる気がしたが、函館も雪。しかもみぞれ雪で驚いた。故郷もみぞれが多いので今日は親近感がわいた」「数年前にもここでやったとき、外で転んでカバンを壊し、急遽近くのカバン屋で安いのを買った。これが丈夫でいまも使ってます」などなど。

そういえば、あうん堂の楽屋は、ミチロウが全国ベスト3に数えるほど居心地がいいのだそうだ(ミチロウ著「音泉マップ」参照)。今度来るときは見てみたいなあ。

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2003年02月22日

●tomie in 下北沢440

2/20、tomieさんのライブを聴きに下北沢440へ。tomieさんは群馬出身のギター弾き語りスト。ガラスのような高音域の声と、ガラスのように冷たく切り裂くような詞が魅力。ライブは昨年末以来なので、待ちに待ったという感じ。この日はナゼか他のライブがたくさんかちあっていたが、迷うことなくtomieさんを選ぶ。

「人生初のツーマンライブ」だそうで(いつもは3組以上の対バン)、今回はたっぷり1時間の持ち時間。しかもトリ(対バンはキーボード弾き語りのMIYUKIさん)。1曲目の「右手」はちょっと声がのびてない気がしたが、それ以後はいつもの張りのある高音がストレートに響いてくる。

初めて聴く新曲「逆光」も、やさしく切ない情景がまぶたに浮かぶいい歌。また、いつもシビれる「声」は今回も胸をえぐるように響いてくる。そしてラスト恒例のアカペラ「こいのうた」も、ホールのスミズミまで声がしみいるよう。改めて思うのは、冷たさと暖かさの同居したtomieさんの世界の深さ。この希有な感受性はどこから生まれたものなんだろう。

歌ったのは全12曲。いつもの倍で、本人にはフルマラソン並みだったらしい。しかし、聴くほうとしては、もっともっとtomieさんの世界にひたっていたかった。次回は、この日決まったという3/21浜松町JUNK BOX TOKYO BAY「ウタノチカラ」オープニングアクトとのこと。対バンは入日茜、長谷川都、高岡奈央などなど旬なアーティストぞろい。う〜む、これは転機になる可能性が!また、待望のCDも今年前半にはリリースらしい。ブレイク間近か?!

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2003年02月08日

●拝郷メイコ in 渋谷BOXX

2/7、渋谷BOXXで「拝郷メイコワンマンライブ〜メロディ」。拝郷(はいごう)さんは、私が2001年に出会ったなかで最も強烈なインパクトを感じたギター弾き語りのアーティスト(ん?昨日と同じ書き出し...)。今回は久しぶりのバンド編成のワンマンライブ。会場は思いっきり満員で、観るたびにファンがどんどん増えているのがわかる。それでも本人の実力からすれば、まだまだ全然少ないし知名度も低すぎると感じるのはひいき目か?

個人的に今回のベストは、弾き語りバージョンでやった「僕に降る雪」。昔のことを思い出して泣ける。同じく弾き語りでやった新曲「いいこ」も、ピュアではかなげで心にしみいる。そしてアンコールでマイクなしのナマ声で聴かせてくれた「メロディ」も鳥肌もの。やはり彼女の原点は弾き語りだ。

ちなみに、拝郷さんと沖縄とは何の関係もないかなと思っていたが、意外な接点が。じつは彼女は、デビュー前に石嶺聡子さんに詞を提供しているのだ(拝郷芽衣子名義)。「バイバイ」という曲で、石嶺さんのアルバム「Ballad Song Collection」に収録されている。拝郷さんのデビュー曲「トマトスープ」とモチーフが近く、あわせて聴くとまた感慨深いものが。

ところで今回、ライブの中盤で抽選会があったのだが、拝郷さんが読み上げた当選者3名のなかに自分の名前が!これは恥ずかしすぎる!おまえ、いったいナニモノ?!...みたいな。んで特典として、しっゥりライブのあと拝郷さんと記念撮影してもらったのだった。も〜、トシ考えろよな...自分。

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2003年02月07日

●田中眞紀子 in 青い部屋

2/6、渋谷の「青い部屋」で田中眞紀子さんのライブ。田中さんは、私が2002年に出会ったなかで最も強烈なインパクトを感じたピアノ弾き語りのアーティスト。今回はちょっと趣向を変え、弾き語りを始めた頃の歌を中心に選んだとのこと。最初は「ライブハウス=不良が行く場所」と思っていたそうで、ワザとワルぶった歌を作っていたそうだ。「愛してやるさ」もまさにそんな感じだが、歌が始まるとともに独特の空気で「青い部屋」を包み込んでしまうのが、さすがにアーティスト田中眞紀子。そして今回の圧巻はやはり「ブルース・シンガー」。言葉がぐぐっと胸に突き刺さってくる。痛いな、もう。この歌を作曲したきっかけは、勤めていた会社がバブル崩壊時に倒産し、その幹部達の哀れな姿を見てしまったこととのこと。あー、自分も魂が腐っちまう前に行動を起こさないと。次回のライブは2/27、3/26渋谷アピア。

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2003年01月26日

●黒田梢 in 日吉Nap

1/24、横浜日吉にあるNapで、北海道旭川出身の黒田梢さんのライブ(対バン2組)。高校生のときから氷点下の路上でストリートミュージシャンをしていた彼女が、一念発起して東京に活動拠点を移して2年目。ライブのたびに、じわじわとKOZUE節が東京で浸透しつつあるのを実感できるのがうれしい。1度ライブを見れば、誰もが圧倒されるその特異な存在感。今回も、「ソラ」「I need you」「笑わないふたり」などを熱唱。いつもながらのパワフルなギタープレイを堪能。Napでは珍しくアンコールの拍手もわき起こり、胸に重く響く歌「桜」で渋くシメる。途中でショールを脱ぎ捨てたシーンがカッコよすぎ。一緒に奈落の底まで堕ちていくぜ。

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2002年12月19日

●あがた森魚 in 池袋サンシャイン

12/18、毎年恒例の「あがた森魚プラネッツアーベント」。池袋サンシャインのプラネタリウムで星を見ながらコンサートというあがたさんらしいイベント。10年前に比べてお客さんが増えているように思うのは気のせいか。あー、テレビ東京「ハマラジャ」内のコーナー「Fの魂」に出てたせい?いや、じわじわとあがたさんのファンキーぶりが浸透してきたからに違いない。時代がやっと追いついたか。今回のサポートは、ライオン・メリィ(Key)、青木孝明(G)、久保田麻琴(B)といった面々。久保田さんのアレンジワークはあんましスキじゃないんだけど、プレイしてる姿はシブくてGood!終盤、頭上に流れ星が雨あられと降り注ぎ、しまいにはぐるぐる星空が高速回転。最新アルバム「佐藤敬子先生はザンコクなひとですけど」も、そのコンセプトからしてブッ飛んでます。もうやめられまへんわ。

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2002年12月16日

●中島みゆき「夜会」

12/12、渋谷シアターコクーンで中島みゆきネエさんの「夜会」。これは、みゆきさんが毎年続けている芝居と歌とを融合したいわば音楽劇。1ヶ月近く上演しているにもかかわらずチケットは即日完売が普通。しかし、今回は幸運にも当日キャンセルチケットを入手(正規手続)。キャンセル分だからいい席かもと期待したのに、実際は一番後ろの席。どうやらスタッフ関係者席の余り分ということらしい。で、肝心のステージだが、これがけっこう難解。セリフがすべて詩となっているせいもあり、物語の展開がいまいちつかめない。歌も、「夜会」を毎回のように観ていないと思い入れが持ちにくい歌が多く、ちょっとツライ。ん〜、やっぱり普通のコンサートをもっとやってほしいという想いを強く持ってしまう。特に地方のファンには「夜会」は遠い存在。はやく全国コンサートツアーやってよ、みゆきサン。

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2002年11月20日

●拝郷メイコ、ル・クプル in 沖縄

ル・クプルと拝郷(はいごう)メイコのライブが沖縄2カ所で開催! 必見です。

11月24日(日)名護総合学園 名桜大学学園祭 16:30START
11月25日(月)那覇Club D-set 19:00 OPEN 20:00 START 前売\3,000

拝郷メイコさんは昨年デビューしたシンガーソングライター(東京生まれの東京育ち)。本日11/20に3枚目のマキシシングル「メロディ」が発売されました。基本はギターの弾き語りで、私がいまもっとも心酔しているギター弾き語リストの3人のうちの一人です(ちなみにほかは、福岡出身沖縄在住のちえみジョーンズ、北海道出身東京在住の黒田梢)。

拝郷メイコさんの歌は、20歳前後の心の揺れを、やさしく深く描いていて定評があります。決して気取らない等身大の歌。20歳をとうに過ぎた人でも、あの頃を思い出して胸が熱くなるはず。ちなみに私はデビュー曲「トマトスープ」聴いて泣きました、ええ、泣きましたとも!とにかく必聴。

そして今回共演のル・クプルは、けっこう沖縄にゆかりがありますね。まだブレイクする前、渋谷の沖縄居酒屋シーサーズでよくライブやっていました。そういえば「シーサー」という曲もあります。彼らには沖縄出身の友人がいるとかで、以前ライブで少し使っていた三板もその友人からの贈り物だったそうです。そして実は私が数年前にたまたま寄った胡屋一番街の陶器屋さんが、その友人の実家だと知り驚きました。三板はもともとその親御さんから贈ったものだったそうな。最近は藤田恵美さんのソロでも活躍しています。毎週オンエア中のNHK『課外授業ようこそ先輩』のテーマソングも印象深いなあ。

Posted by nonkar at 23:18 | Comments [0]

2002年11月13日

●歩Ayumi in 渋谷アピア

そんなナミさん(前項参照)にゆかりの深いライブハウス渋谷APIAで、11/8、歩(Ayumi)さんのギター弾き語りライブ初体験。一見きゃしゃな彼女がはきだす音は、その外見で油断していると痛い目に遭うほどパワフル。いらだち、渇き、冷たさ、鋭さに満ち、いまその場でしか成立しない緊張感でアピアの重い空間を支配する。なかでも「朝帰り」という歌が、ある種の者にとっての不快で不安な朝を適確に表現していて強く心に残る。

実は歩さんは、コザのブルースシンガー石垣勝治さんと親交が深く、二人による県内と東京でのセッションを何度かこなしている。やはり何か通じ合うものがあるのだろう。今夏には宮古の池間島で星空ライブがあったそうだが、サイトの日記によれば年が明けたらその宮古島に移住したいとのこと。ふ〜む。きっとまだまだ道を迷いながら、自分の歌と格闘して生きていくしかない、そういう業のひとなのだと思う。ある日ふと思い出したようにアピアにライブを聴きに行き、お互いの変化を確かめたい、そんな存在のアーティスト。

■歩 DEEPSLEEP

Posted by nonkar at 21:16 | Comments [0]