2005年05月02日

●里アンナ、ついにデビュー

奄美出身の里アンナがいよいよ6月22日にコロムビアからメジャーデビューする。タイトルは「恋し恋しや(仮)」

里アンナは笠利町須野の出身。1997年に奄美民謡大賞新人賞を授賞。その翌年には上京し、北島三郎の実弟が代表の音楽事務所に所属していた(現在は不明)。当時から彼女の唄声に魅了されたファンも多く、すぐにデビューするものと思われたが、なぜか年に1〜2度イベントに出演するくらいで活動らしい活動がこれまでなかった。彼女の才能を惜しみ、やきもきしていたファンも多かったと思う。2003年9月に奄美で開催された「夜ネヤ島ンチュ リスペクチュ!」に出演したときに2004年にデビューすることを発表したそうだが、その年もなんの音沙汰もなく過ぎてしまい、本当に音楽活動を続けていくのかどうかも心配されていたのだが、ついに正式にデビューが決定したようでうれしい限り。芸名も一時期、恵アンナあるいはアンナ・シュガーに変わっていたが、今回のデビューではもとの里アンナに戻っている(ホッ)。収録曲の曲調がまだわからないのが若干不安だが、レーベルはパシフィックムーンなので、レーベル所属の城之内ミサ、菅野えり、シャオロン(中国琵琶)、渡辺雅ニ(ピアノ)などが参加していて期待できそうだ。とにかく、デビュー自体を素直に喜びたい。なにしろ7年も待ったんだから。

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2003年03月01日

●ビデオ「よねやうがみんしょうら!」

奄美の若手唄者せいぞろいのライヴビデオ「よねやうがみんしょうら!」が発売、ということで購入。これは、2002年6月22日に奄美のライブハウスASIVIで開催された「じゃばら祭り」の模様を収録したもの。出演は、山下聖子、肥後遊&肥後和、牧岡奈美、貴島康男、中孝介、マリカミズキ。収録時間は1時間超で2000円というお買い得価格。奄美にこれだけの実力派若手唄者が存在していることがなんとも愉快。みんなわりとラフな服装で唄ってるのも、自然体でいい感じ(女性陣はほとんどノースリーブだし)。気になったのは、最後の六調でお客さんがあんまり踊ってなかったこと。どうしたんだ地元民?!

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2003年02月11日

●マリカミズキ「シマウタブンブン」

奄美の島唄若手ユニット「マリカミズキ」のニューアルバムを入手。これが、すごいのなんの。企画コンセプトからしてブッ飛び。シマウタとガムランとのコラボ。なんだそりゃ!ところがこれがまた聴いてビックリ。すげー、いい!ライナーノートによれば、現地(バリ島)に行ってほとんど準備なしのセッションで野外録音したらしい。そのため、バックには虫やニワトリや犬の鳴き声が。虫はともかく犬って?! しかも吠えてる!それもまた、臨場感があってよし!

それにしても、ガムランの伴奏で「糸繰り節」やるなんて誰が想像できようか。「しわ(心配)じゃー、しわじゃー」。いや、全然心配しなくてオッケーでした。でも聴いてみないとこの不思議な魅力はわからないので、必聴。ちなみにタイトルにある「ブンブン」とは、竹ガムランのアンサンブル形態「ジョゲッ・ブンブン」のことで、未婚の男女が楽しく踊るための音楽なのだそうだ。現地録音のエンジニアには、公務員エッセイストとしても有名な宮里千里氏(おっ!)。ボーカルで中孝介も参加(おおっ!)。(製作:JABARA RECORDS

Posted by nonkar at 02:06 | Comments [1]