2005年03月14日

●セントラル楽器HP近日リニューアル

地元奄美大島から数多くの島唄CDをリリースしているセントラル楽器が、自社ウェブサイトをリニューアルして近日公開するらしい。ここしばらくサイト更新もほとんどなく、奄美の島唄関連の動向が伝わってこなかったので、これは楽しみ。昨年末に皆吉恵理子さんのCDが発売されたのもしばらく経ってから知ったので、今後は頻繁に情報を発信してほしい。特に、ブログページがすでに開設されてることに要注目(ちょっとびっくり)。

ところで、最近読んで面白かったのが『軍政下奄美の密航・密貿易』(佐竹京子著/南方新社刊)。一昨年の2003年は奄美復歸50周年でいろいろな記念イベントがあったが、奄美が米軍統治下に置かれたのは1946年〜1953年末まで。この約8年の間に奄美大島と鹿児島との間では、生活物資などの密貿易や密航が盛んに行なわれていた。密航船が遭難して多数の犠牲者が出たこともあったそうで、著者はその詳細を調査して1章にまとめている。また、密航船を通じてレコードや蓄音機を本土から取り寄せて1949年に楽器店を開店したのがセントラル楽器の指宿会長で、奄美の音楽史の一端が知れて面白い。

リンク:セントラル楽器「奄美島唄学校」

Posted by nonkar at 23:53 | Comments [0] | Trackbacks [0]