沖縄音楽情報のんかあDEEPS!

沖縄音楽のんかあDEEPS!

ゆんたく広場
沖縄音楽関係日程表
プロフ
メール

月別ログ

月別ログ

2004年07月30日

Viki at 南青山MANDA-LA

7/29、一昨日に続いてまたまた南青山MANDA-LAへ。今日はVikiさんのレコ発ワンマンライブ。サポートは奥野真哉(key)、伊丹雅博(gt)、若森さちこ(per)。Vikiさんはグランドピアノ。

1. ずっとそのままで
「台風が来るか心配だった。ここでのライブは初めて」
2. 君のこと
3. センチメンタルカフェ
「不規則な生活をしているので、毎日がんばっている皆さんを尊敬。7月に新しいホームページができた」
4. それから
5. さよならを決めた日
「次の曲は、皆さんから素敵な恋の話を募集して、それを読んで恋に悩む女性の応援になるように作った歌」
6. 恋はかけがえのないもの
7. Distance
「今回のシングルは、自由になりたい、がテーマ。悩んでいるときでも、きれいなものを素直に見れる心をもっていたいというメッセージが込められています」
8. プロローグ
9. ちがうよ
「プロローグはNack5のコンテストでグランプリを取った曲。服部克久さんにアレンジしてもらった」
(メンバー紹介)
「(伊丹)西の方、ローマへ行って来た」
「(Viki)ローマって何語しゃべるんですか?」「若森さんは新婚ほやほや」
「(若森)まだ新婚旅行に行ってない」
「(奥野)さっき袖で見てたらすごい緊張感のあるステージで素敵だった」
10. 向日葵
(ステージ中央に移ってギターをかかえる)
「(奥野)Vikiさんとはデビュー前からのつきあい。チャレンジ精神のある人で、今回初めてギターを弾く。私にはマネできない(笑)。Vikiさんはギター弾きはじめるときもオリジナルから?」
「(Viki)そうですね。でもカルロス・ジョビンが好き」
「(奥野)それ、サッカー選手?…ごめんね、からみにくくて」
11. 心のつぶて
12. さよならはただ一度
(再びピアノの席に戻って)
「おうちに帰って来た気がします(笑)」
13. 君がいなくなった今
「今年の夏も皆さんそれぞれが素敵な夏になりますように。皆さんの大好きな人を思い浮かべて聴いてください」
14. 夢の中胸の奥

「今まではここにライブを聴きに来てたが、今日ここで大好きな歌が歌える自分でいるのが本当に幸せ。10月に尊敬するさだまさしさんに歌詞を書いてもらったシングルが出ます」
E1. 静寂の森
E2. SIGNAL

静かな幻想の世界から聞こえてくるような神秘性をもった声。歌い出すとパッと広がる心地よい緊張感。Vikiさんでしか感じられないこの空間の密度に久しぶりに酔った。メジャーデビューして1年半だが、まだまだ一般的には知られておらず、客席も業界関係者がほとんどというのはもったいない。いろいろと今後タイアップも予定されているようだが、なにより自分の歌をしっかりと歌い続けてくれることを願う。今後も折々聞き続けていきたいアーティスト。

Posted by nonkar at 10:10 | Comments (1) | TrackBack
Category : LIVE REPORTS(沖縄以外)

2004年07月29日

代田幸子、皆谷尚美、長谷川都、大津歩美 at 南青山MANDA-LA

7/27、昨日に続いてまた南青山MANDA-LAへ。出演は、大津歩美、代田幸子、皆谷尚美、長谷川都(出演順)。イベント名は「詩御膳5」。全員がピアノ弾き語り(サポートなし)ということで、ステージ中央にグランドピアノがで〜んと設置されていた。

大津歩美さんは大阪出身。今春から上京して路上で活動中。Tシャツ、ジーパンというラフな姿。
1. はじまりの時
2. 朝が来るたび
「ライブハウスでやるのは初めて。Tシャツ、ジーパンでステージに出ようとして驚かれた」
3. Time goes by
4. 美人
5. ありがとう

代田幸子さんも大阪出身。
1. 青い鳥
2. 摩天楼の鳴き龍
「ここすごいですね。床が大理石でびびりました」
3. 花火
4. 彼の夢とランブータン
「実家のある大阪に帰っていて、夕方の散歩のときに美しい真っ赤な空を見ていると、人間の生き死になんて自然の流れのひとつに過ぎないと感じた。そんな静かな気持ちで見送ったひとつの命に歌をつくって捧げました」
5. さよならの夏
6. 花

皆谷尚美さんは徳島出身。
1. 海へ
2. リフレイン
「アンケートはかなり参考になってます。徳島でのライブで、東京のお客さんネタにしたりとか(笑)」
3. 最果て
「東京は徳島よりも暑い。246歩いてて溶けそうになった」
4. 瞳を閉じて(ユーミン)
「ユーミンは学校の音楽の教科書の人だったので、好きになったのは最近」「東京への引っ越しを夢見ていて、徳島に近い環境を考えると湘南か葉山で、海辺で犬と散歩できたら」
5. 夏の終わりの通り雨
6. インディゴ

長谷川都さんは東京出身。
1. 月が消える丘
2. ミルク
「キムチが好きで、冷や奴の上にドバドバのせて食べていたら、でかいイモ虫がでてきた。怒り狂って会社にフリーダイヤルをかけたら、次の日にクール便で漬け物の詰め合わせが届いた。そんなロマンチックな生活をしていない私です」
3. みちてゆく
4. 七色
5. 大事なのは強く思うこと
6. はなうた
「ライブを多くやっていて、ライブがないと毛穴がつまったような気になる」
7. 愛ゆらら
「友達を紹介します。メトロノームのメトロです(と音を鳴らす)」
8. おやすみさん
E1. 土の中

今回の出演者全員が南青山MANDA-LAでやるのは初めてとのことで、これはちょっと意外。でも、それぞれがしっかりとした世界をもった歌を聴かせてくれて満足度の高いステージだった。

Posted by nonkar at 18:07 | Comments (10) | TrackBack
Category : LIVE REPORTS(沖縄以外)

2004年07月27日

成底ゆう子、ありましの、池田綾子、遠藤響子 at 南青山MANDA-LA

7/26、南青山MANDA-LAで成底ゆう子さんのライブ。出演は、ありましの、成底ゆう子、池田綾子、遠藤響子(出演順)。イベント名は「NACK5 Shooting Live vol.13〜Summer Breeze〜」。

オープニングは池田さんと成底さんのデュエット。成底さんがピアノ担当。
1. Beautiful day

今回のイベントは2人の企画で、それぞれ好きなアーティストを1組呼ぶという趣向だそうな。というわけで、成底さんの紹介でありましのさん登場。

ありましの(有馬詩乃)さんは鹿児島出身のギター弾き語り。percのサポート付き。
1. 別れた日の歌
2. キス
3. 線香花火
4. 愛の歌
「MANDALAは初めて。東京に来てまだ一年なので、曼荼羅がたくさんあることを知らなかった。お客さんがこんなに近くて楽しい」
5. 三日月
(ここから成底さんがピアノで参加)
「私と成底さんは、鹿児島と石垣なので南国つながりです。すごく仲いいです」
6. 風にまかせて
7. 夏の空に咲く花

成底ゆう子さんは石垣島出身のピアノ弾き語りアーティスト。ライブを聴くのは久しぶり。
1. 幻の花
2. 眠り
3. my little star
「夏が一番好き。昼は光が輝いて、でも夜になるとすごく静まりかえる。四季の中で一番光と影がはっきりしている」「作曲するのは夜中の2時が好き。生まれる前に居た記憶のある場所に瞬間移動する。次は、そこで一気にかいた曲」
4. 月の海
(ここから池田さん登場)
5. Life

池田綾子さんは埼玉出身のシンガーソングライター。サポートにピアノとギター。
1. 白いギフト
2. 光の花
3. 愛の言葉
4. so much in love
5. 花びら
6. 僕たちのtomorrow

遠藤響子さんは静岡出身のピアノ弾き語りアーティスト。ドラマ女優やDJとしてのキャリアも長い多才な人。
1. ピンクのバラの花
2. 恋
3. 何かの冗談
4. Holiday
5. 春夏秋冬
6. 木もれ日の下で

アンコールは出場者全員でハーモニーの効いた名曲を。ピアノは遠藤さん。
E1. 見上げてごらん夜の星を

今回はとにかく成底さんと池田さんとの美しいハーモニーが強く印象に残った。ともに武蔵野音大声楽科卒というのも頷けるが、在学中はお互いまったく知らなかったとのこと。池田さんのFM番組に成底さんがゲストで登場して初めてわかったとか。それ以来仲良しで今回の企画も二人によるもの。暗転なしのセッションリレー形式で出演者が登場するなど、構成が工夫されているのも好印象。

Posted by nonkar at 10:17 | Comments (12) | TrackBack
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2004年07月17日

ABC破産

青山ブックセンターが突然閉店したというニュースはかなりショッキングだった。しばらく前に六本木店に寄ったとき、あれ、なんか品揃えが変わってる?!と思ったのだが、やはりその兆候だったのか。私なんぞは、アート関係の本をもっぱら立ち読みする客だったので、なんだか後ろめたい気持ちが…。それにしてもこの出版業界全体の沈滞ムード、なんともキビシイ。ああ、残るはNADiffのみか。でも深夜営業してないしなあ。ABC新宿店だけでも残せないものか。

Posted by nonkar at 09:28 | Comments (4) | TrackBack
Category : 身辺雑記

2004年07月12日

THE WALTZ at 初台Doors

7/11、東京新宿の初台DoorsでThe WALTZの初来日(!)公演。開演ギリギリに着いたものの、入場待ちの長い列がまだ外まで続いていた。やっとホールにはいると超満員のお客さんで熱気むんむん。結局、開演は20分押し。

opening actは、ローリーをリスペクトしてやまない石垣島出身のバンド「ノーズウォーターズ」。かつて八重山地方ではNHKしかテレビが映らず、その沖縄ローカルの番組に出ていたワルツの演奏に、まだ少年だったノーズのメンバーは熱狂していたという。すでにローリーの東京公演では何度も共演しているので、お客さんにもおなじみ。のせ上手のマスト(vo, g)はじめ、各メンバーが確かな実力を発揮したステージでしっかり盛り上げ、ワルツにつないだ。

そしていよいよ大きな歓声に迎えられてワルツ登場。メンバーは、ローリー(vo, g)、マットミ(dr)、タマゴ(trumpet, key)、イデッチ(Trombone) 、タバチャン(Sax)、アッピー(b)の6人。

1. GREEN ONION〜涙をとどけて
2. 踊ろよR&B
3. SOUL X'MAS
「今日は普段あまり聴かない沖縄の歌を聴いていってください」
4. OH! シンディー
5. CRY BABY
「東京でフルでやるのは初めて。14年前BSヤングバトルに応募して東京に来たことがあるが、1曲だけだった」
6. お月様が笑ってら
7. HABU!〜太陽にほえろのテーマ〜HABU!
8. 星空に書いたラヴレター
9. I AM A FISHERMAN
10. 真っ黒な腹のトナカイ野郎
11. HAPPY BIRTHDAY
12. 嘘つきジェリー

(休憩)

13. WOO-TOO-TOO
14. キジムナー
「最前列で子どもが寝ています(笑)。ワルツのTシャツ着てます」
15. マブヤー
16. 永遠の詩
(メンバー紹介)
17. BOM BOO-BUMP(INST)
18. 俺らはドラマー(マットミ=vo,dr)
19. 13TH STREET TWIST(INST)
20. I LOVE ME
21. なまけ者のバラッド
22. 恐竜がやってきた
23. OKINAWA KISS THE SKY

EN1-1. 芭蕉布
EN1-2. 週末はA&Wで

EN2-1. TOO-TOO-MAY

とにかく最初から最後まで観客のボルテージは上がりっぱなし。この日、Doorsは完全にコザにトリップしていたのでは、と思うほど観客も熱くなって声援したり踊ったり合唱したり。そして、それに応えてダブルアンコールまでしてくれたメンバーに感謝。アンコールの「週末はA&W」では、ローリーが声を詰まらせる?シーンがあったのにちょっとびっくり(え?涙?)。

ところで、最初のMCでの「普段あまり聴かない沖縄の歌を聴いていってください」というローリーの言葉にはふと考えさせられた。三線も沖縄音階もないが、しかしそれでいてローリー=ワルツほど沖縄の(コザの)情景を感じさせてくれる歌はない。R58、A&W、フェンス等、ローリー達が過ごしたであろう沖縄の風景。それらが複雑な感情をまといながらリアリティをもって迫ってくる。普段、否応なくテレビから流れてくる「沖縄の歌」にこんな歌はない。一般的に「癒し」でくくられる「沖縄の歌」だが、実際はその過剰なイメージに逆に心は疲れているのではないか。そんなとき、ローリー=ワルツはまぎれもないホンモノの歌で心を解放してくれる。

来日公演は渡航費(?)の捻出などさぞ準備が大変だったと思うが、これだけの観客の熱い期待に応えて是非2回目も実現することを祈りたいと思う。

Posted by nonkar at 08:31 | Comments (6) | TrackBack
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2004年07月10日

ヒルギ、福永幸平、ヒガシワタリ、東風 at 下北沢440

7/9、下北沢440で沖縄と奄美出身のアーティストを集めた「北沢音楽祭〜タコライスあります〜」というイベント。出演は、福永幸平(st.andagy)、ヒルギ、ヒガシワタリ(アイロウ&タカ)、東風(出演順)。

福永幸平さんは奄美出身。今回はギターとのユニット「サーターアンダギー」という芸名で登場。
1. ?(風、風、僕を連れて)
2. ヨイスラ節
3. 十九の春
4. 心のふるさと
5. かいがら

数年前、NHK「しゃべり場」に出演していたテゲテゲの少年は、いまもストリートや小さなお店などで地道に音楽活動を続けているようだ。昨年は映画「沙羅双樹」の主役も務めた彼が、今後どのように成長していくか楽しみ。発声などまだまだ荒削りだが、歌に込める思いの強さは感じた。話したらきっと面白い人だと思う。

ヒルギさんを440で見るのは2回目(出るのも2回目とのこと)。いつもと同様、裸足でギター弾き語り。
1. 優れる君
2. 赤く染まった剱
「私は沖縄民謡とか沖縄テイストの音楽とかよりも、私の中の沖縄を表現しています」
3. Where have you gone?
4. いってらっしゃい
5. あいたい
6. カナスムヌ

あいかわらず、伸びのある力強い声が気持ちよく響いてくる。激しい歌から静かな歌まで、1曲1曲それぞれが深く確かな世界をもっていて聴く者を飽きさせない。このヒルギさんの魅力をきちんと生かしたCDを早く作り上げてほしいのだが…(1stCDはちょっと…)。

ヒガシワタリは、元アイロウ&タカ。key>のサポート(本間さん)。
1. ?(なにか教えてくれそうで)
「今までは二人の名前、東風平愛郎、渡久地政賢の下の方を取ってアイロウ&タカと言ってたんですが、7/4から今度は名前の上の方を取ってヒガシワタリと改名しました」
2. 目覚まし時計
3. 誓い
「今年2月から東京にいます。東京では、堂々とイチャイチャしたカップルが多い。沖縄だったらすぐ島中の噂。2人とも恋人がいたのに音楽活動で疎遠になって自然消滅してしまった。というわけで未練たらたらな曲を」
4. すいか
5. どこを見て
6. ハイサイおじさん(喜納昌吉)
7. あの娘に(加山雄三)
「最近は毎日のように沖縄居酒屋で歌っていて、お客さんとの身近な感覚を楽しんで音楽をやっています」
8. 青い海

CD「青い海」を7/4に発売すると同時にアイタカからヒガシワタリに改名とのこと。沖縄の空気が感じられる素朴でやさしい歌は、東京で聴くとさらにいい感じ。心機一転ヒガシワタリとなって、ますますいい歌を作ってほしい。

東風(こち)は、東風平高根さん(gt,vo)と、高橋康子さん(三線,vo)のユニット(元有限会社)。サポートにper, bs。
1. 東西南北
「さっきの(アイロウ)は弟です。小学5年のときガンダムのプラモデルを集めていて、必死で首里中を探して買ったジオン軍を弟に壊された。覚えてる?(アイロウ「覚えてる!」)」
2. 春の風
3. 遠い夏
4. 春夏秋冬
5. ハイビスカスの花
6. 琉空高く琉海深く
「東京で生活するにつれ、沖縄の本当の良さ、悲しみ、喜びを少しずつわかりはじめてきた。10〜11月にメジャーデビュー予定。沖縄の思いを歌っていきたい」
7. シーサーは空を見上げていた

三線やイヤッサッサー等のかけ声を混ぜた沖縄テイストのポップス。メンバーの演奏や編曲のスキルは高いと思う。しかし、ある意味ヒルギさんとは対照的なその方向性について、沖縄ポップスの現状も合わせていろいろ考えさせられてしまった(メジャーデビューと聞いてなおさら)。

Posted by nonkar at 09:22 | Comments (16) | TrackBack
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2004年07月09日

酒匂ミユキ at 南青山MANDA-LA

7/8、南青山MANDA-LAで酒匂ミユキさんのライブ。受付横にリリーフランキーから花が届いていた。会場にはいるとちょうどいい感じに満員のお客さん。今回のサポートは、TOKIEさん(b)、グリコさん(dr)、小倉祐一さん(key)、岩谷耕資郎さん(gt)、まひろさん(cho)、さっちゃん(cho)。

1. 夜が明けたら
2. スローバラード
「はじめまして、酒匂ミユキです。誕生日ですか?12月15日です(メンバー「聞いてないじゃん」)。汗をかきかきがんばっていきたいと思います」
3. EVERY BREATH YOU TAKE
4. MOVE OVER
「皆さんの見てる目が痛い。もっとやさしい目でみてください。愛してください(笑)」
5. YOU'VE GOT A FRIEND
6. I LOVE YOU
(ミユキさん涙)「女優目指そうと思ってます。感情移入しやすいタイプです(とタオルで涙を拭く)」
7. HEART BREAKER

(休憩)

(ミユキ嬢は、お客のおごりのビールジョッキ片手に登場。イエ〜イ。サポートは岩谷耕資郎さん(gt)、大輪好男さん(テナーギター)のみで2部スタート)
8. 時には母のない子のように
「ゲストの大輪好男さんです。この楽器の説明をしてもらいましょう」
「(大輪)丸投げかい!(ひとしきりテナーギターの説明)」
9. TEARS IN HEAVEN
(ここから+key)
10. WHAT A WONDERFUL WORLD
(ここから全メンバー復帰)
11. KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
(ここで大輪さん退出)
「ホントはもうひとりゲストいたんですが、ルイス加部さんは(吐くマネ)…で欠席です」
12. I PUT SPELL ON YOU
13. たどり着いたらいつも雨降り
14. BROWN SUGAR
(ここでビールを飲み干して拍手)「実はあと1曲です(し〜ん)オイ!…あと1曲です(え〜)。本当にありがとうございます」
15. SAILING
E1. さよならの鐘

あまりにも有名な曲の数々だが、ミユキさんにかかれば、熱いロックも哀しいバラードも、すべてミユキワールド。そんじょそこらのカバーと違い、名曲それぞれが新たな輝きを放つようなステージだった。おそらく、お客さんもライブ後は当時の思い出を肴に音楽談義に花が咲いたことだろう。

ちなみに、ミユキさんの衣装は、白地のワンピースに赤いバラ咲く黒いブーツ。MCでは、照れながらお客さんの反応をひとつひとつ確かめるように話す微妙な間のトークが初々しいというかカワイイというか。ちなみにミユキ嬢、実はビールは苦手だそうで。

Posted by nonkar at 10:02 | Comments (16) | TrackBack
Category : LIVE REPORTS(沖縄以外)

2004年07月07日

あがた森魚 at 青山円形劇場

7/7、青山円形劇場であがた森魚コンサート「森武電鉄 サマーダイヤ2004 ⇔ MORIBexp.」。入場時に森武電鉄の焼き印入りの草加せんべいを全員に配布していた(これのためにチケット高いような気が)。

演奏曲は、「港のロキシー」「オー・ド・ヴィ」の映画系、アルバム『佐藤敬子先生〜』、裏ベストアルバム『星繁き牢獄の提督たちへ』、8/10発売のアルバム『ギネオベルデ』、などからまんべんなく選んで17曲だった。

1. 港のロキシー
2. オー・ド・ヴィ
「青柳君とドミニカでレコーディングしてきました。その中から何曲か」
3. 陽は昇る星は降る
4. 黄昏歌劇
5. BCAD
6. 少年カリブ
「ドミニカでは半月いました。大統領選挙があってスタジオが休みになったり、スタジオで録音中に何度も停電になったり。でも意外と現地の人は時間に正確で、逆に僕らの方がのんびりしてて。日本から来たスタッフのために、ハリケーンの日に海に泳ぎに行ったり。実は、佐藤敬子先生時代の同窓生がドミニカに住んでいたことがあって、いまは戻って小樽でドミニカコーヒーを飲ませるお店をやっている。それがきっかけで、ドミニカに行くことになって、そこでスタジオを見つけた」
7. 銀星
8. つめたく冷やして
「音楽雑誌に紹介してもらったが、『星繁き〜』が『星繋ぎ』になっていた」
9. 二十四時間の瞳
10. マッチ工場とあじさい
「佐藤先生は、カラッとして理想を求める人で、いろんな夢をプレゼントしてくれた。何度か訪ねたが、アルバムができる前の年に亡くなって、会えなかった。小学校で僕らに教えてくれたことを、今もその通りに思っているのか聞いてみたかった」
11. 佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど
12. 山羊のミルクは獣くさいオイラの願いは照れくさい
13. バケルノ小学校
14. 太陽コロゲテ46億年

E1. 矢車草の夢みたいなこと
E2. それでも一緒に
E3. 大寒町

「佐藤敬子先生〜」は、子どものとき先生に抱いていた複雑な感情を思い出させてくれる。特に女性の先生は、ときに甘くやさしく、ときに理不尽なほど恐く、男の子にとってはなんとも絶大な影響を持った存在。そんな甘酸っぱい記憶がよみがえる、いかにもあがたさんらしいこだわりが感じられる歌だ。

おなじみの曲では「二十四時間の瞳」と「大寒町」がグッと心にしみた。特に「二十四時間の瞳」は、あがたさん本人のキーボード弾き語りで、ホール全体に静かに響くピアノの音がなんとも切ない。また、「山羊のミルクは獣くさいオイラの願いは照れくさい」や、「それでも一緒に踊って明かせ」などでのあがたさんのファンキーさはもう最高。自分の好きな音楽を正直に求め、その自分の歌をみずから深く愛し、そしてお客さんと一緒に心底ライブを楽しんでいるあがたさんは本当にすごい人だ。

サポートは、青柳拓次(Little Creatures G.+Acc)、藤原マヒト(Key)、渡辺慎二(Dr)、高橋祐治(WB)、イトケン(Per)、渡邊大輔(AG+Cho)。会場には鈴木慶一さんの姿も。

Posted by nonkar at 04:23 | Comments (8) | TrackBack
Category : LIVE REPORTS(沖縄以外)

2004年07月05日

トルネード竜巻、NIRGILIS at 渋谷タワーレコード

7/4、渋谷タワレコB1でNIRGILISとトルネード竜巻の無料インストアライヴ。それぞれのレコ発に合わせたイベント。

NIRGILIS(ニルギリス)は関西出身の5人組バンド。
1. Lucky Star
2. KING
3. アイススケート・フォー・ライフ
「トルネード竜巻さんは、かなりウマが合うバンドさんです。すごく時間が少ないですけど楽しんでいってください」
4. Mule
5. 真夜中のシュナイダー

ボーカルのアッチュさんは、新アルバムのジャケット写真そのままの制服っぽい水色の衣装で登場し、ステージを左右に動きまわりながら熱唱。また、各メンバーもチカラのこもった演奏で、徐々に会場は気持ちの良い高揚感に包まれていった。特に最後の「真夜中のシュナイダー」はエンドレスなリズム展開でトランス状態へと引き込まれそうになる。生音とデジタルエフェクトサウンドとが繊細かつ大胆に融合されたステージが新鮮だった。

トルネード竜巻は東京で結成された4人組バンド。ボーカルの名嘉真祈子さんは沖縄出身。今回はベースとコーラスのサポートが付いて6人編成で登場した。
1. 低空飛行
2. ブレイド
3. 春風吹いて
4. さあゆこう
「(名嘉)今日はアルバムの曲を全曲やります。...じゃなくて、全曲、アルバムの中からやります(笑)」
「(曽我)ここからもうロック大会なんでお楽しみに」
5. Mega Bite
6. Road To Montreux
7. 恋にことば

去年の春先はiPodで繰り返し聴いていたトル竜だが、生で聴くのは今回が初めて。前半ちょっとおとなしめだな〜と思っていたら、後半は激音モードに突入。予想以上にエキセントリックでワイルドな演奏に観客も大喜び。改めて感じたのが、名嘉さんの透明かつドライな声質の素晴らしさ。この声あってこそ、曽我氏が練り込んだスリリングな展開のサウンドがぐっと生きてくる。なんとも微妙なバランスの上で成立しているこのキテレツかつ洗練されたバンドが、今後どのような音を聴かせてくれるのか非常に楽しみ。

Posted by nonkar at 09:51 | Comments (10) | TrackBack
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2004年07月04日

mount sugar at 乃木坂すみっこ文庫

7/3、mount sugarのライブを見に乃木坂駅近くの「すみっこ文庫」へ。会場は住宅街のなかの民家で、土曜だけ解放して子供たちに絵本を貸したりイベントを開いているようだった。今回は「NOGIZAKA HARMONICA vol.3 〜波の日スペシャル〜」というイベント名で、雰囲気は文字通りアットホーム。

サポートにピアニカとパーカッション2名がつき、総勢4名。小さなアンプ2つだけで演奏。
1. てぃんさぐの花
2. 季節のどこかで会いましょう
3. 太陽
4. オレンジ
5. Hello, my friend(松任谷由美)
6. ふたりのうた
(休憩)

7. 眠らせて
8. 冬の町
9. 紫陽花
「次は影送りという遊びの歌です。天気のいい日に影を10秒見てから空をバッと見ると影が空に映るという目の錯覚の遊びです。沖縄でよくやっていました」
10. 影送り
11. 花咲く旅路(原由子)
12. 風を集めて(はっぴいえんど)
13. 雨と冷めた日
14. (strawberry?)

ゆったりとやわらかな心地よさがカラダを包み込む。人間本来の素朴な五感が解放されるような、なんともユルやかで優しい感触。会場のアットホームな雰囲気も相俟って、mount sugarの音世界を十分に堪能することができた。また、まるで30代以上のひとが選んだようなカバー曲のセレクトも面白かった。

ところで、影送りといえば有名なのが「ちいちゃんのかげおくり」。教科書にものっているので、この物語で影送りを知ったという人も多いはず。今読んでも、というか今ならなおさら泣けるなあ。

Posted by nonkar at 02:35 | Comments (7) | TrackBack
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2004年07月03日

麻乃 at 銀座わしたショップ

7/2、銀座わしたショップで麻乃さんのインストアライブ。あまり告知していなかったのか、ステージ前で待ってる人は少なかったが、演奏がはじまるとすぐに周りをぐるっと取り囲む人垣ができていた。

1. てぃんさぐの花
「さきほど沖縄から着きまして、東京はまだよく見てないんですけど、こんないっぱいの人に囲まれて緊張してます」
2. クンヌハシ節〜南嶽(ナンダキ)節
「次の歌は私のおばあちゃんが歌詞を書きました。幼いときに両親を亡くし兄弟と生きてきて、そういうさびしい気持ちを乗り越え、そしてそれを孫に教えることによって自分はいま幸せである、ということを表現したものです」
3. 親思い(ウヤウムイ)
4. 浜千鳥(チヂュヤー)
5. 安里屋ユンタ
「ラストはなじみがないかもしれませんが琉球の古典音楽です。高級なラブソングで、宮廷のお役人さんと平民の女の人が恋に落ちて、風に乗せてでも思いを届けてほしいと歌ってます」
6. 仲風(なかふう)
「私の中から出てくる沖縄を歌で表現したいと思っています。応援よろしくお願いします」

あまりクセのない素直な唄と演奏で好印象。プロフィールによれば、古典からヒップホップまで各種ジャンルを横断したサウンドに興味があるようなので、今後なにをしでかすか未知数で楽しみな存在といえる(まだ大学生だし)。ただ、CD「アダンの実」のアレンジはまだまだキビシイものが…。ところで、そのCDをよく見たらクレジットに「オルガン:倉橋ヨエコ」の文字。あれ?ヨエコさん?あ〜、レーベルのワーナーつながりか。

Posted by nonkar at 01:20 | Comments (1) | TrackBack
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)
バナー
のんかあDEEPSゆんたく広場ライブ日程表