月別ログ
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月別ログ 2004年07月30日Viki at 南青山MANDA-LA7/29、一昨日に続いてまたまた南青山MANDA-LAへ。今日はVikiさんのレコ発ワンマンライブ。サポートは奥野真哉(key)、伊丹雅博(gt)、若森さちこ(per)。Vikiさんはグランドピアノ。 1. ずっとそのままで 「今まではここにライブを聴きに来てたが、今日ここで大好きな歌が歌える自分でいるのが本当に幸せ。10月に尊敬するさだまさしさんに歌詞を書いてもらったシングルが出ます」 静かな幻想の世界から聞こえてくるような神秘性をもった声。歌い出すとパッと広がる心地よい緊張感。Vikiさんでしか感じられないこの空間の密度に久しぶりに酔った。メジャーデビューして1年半だが、まだまだ一般的には知られておらず、客席も業界関係者がほとんどというのはもったいない。いろいろと今後タイアップも予定されているようだが、なにより自分の歌をしっかりと歌い続けてくれることを願う。今後も折々聞き続けていきたいアーティスト。 2004年07月29日代田幸子、皆谷尚美、長谷川都、大津歩美 at 南青山MANDA-LA7/27、昨日に続いてまた南青山MANDA-LAへ。出演は、大津歩美、代田幸子、皆谷尚美、長谷川都(出演順)。イベント名は「詩御膳5」。全員がピアノ弾き語り(サポートなし)ということで、ステージ中央にグランドピアノがで〜んと設置されていた。 大津歩美さんは大阪出身。今春から上京して路上で活動中。Tシャツ、ジーパンというラフな姿。 代田幸子さんも大阪出身。 皆谷尚美さんは徳島出身。 長谷川都さんは東京出身。 今回の出演者全員が南青山MANDA-LAでやるのは初めてとのことで、これはちょっと意外。でも、それぞれがしっかりとした世界をもった歌を聴かせてくれて満足度の高いステージだった。 2004年07月27日成底ゆう子、ありましの、池田綾子、遠藤響子 at 南青山MANDA-LA7/26、南青山MANDA-LAで成底ゆう子さんのライブ。出演は、ありましの、成底ゆう子、池田綾子、遠藤響子(出演順)。イベント名は「NACK5 Shooting Live vol.13〜Summer Breeze〜」。 オープニングは池田さんと成底さんのデュエット。成底さんがピアノ担当。 今回のイベントは2人の企画で、それぞれ好きなアーティストを1組呼ぶという趣向だそうな。というわけで、成底さんの紹介でありましのさん登場。 ありましの(有馬詩乃)さんは鹿児島出身のギター弾き語り。percのサポート付き。 成底ゆう子さんは石垣島出身のピアノ弾き語りアーティスト。ライブを聴くのは久しぶり。 池田綾子さんは埼玉出身のシンガーソングライター。サポートにピアノとギター。 遠藤響子さんは静岡出身のピアノ弾き語りアーティスト。ドラマ女優やDJとしてのキャリアも長い多才な人。 アンコールは出場者全員でハーモニーの効いた名曲を。ピアノは遠藤さん。 今回はとにかく成底さんと池田さんとの美しいハーモニーが強く印象に残った。ともに武蔵野音大声楽科卒というのも頷けるが、在学中はお互いまったく知らなかったとのこと。池田さんのFM番組に成底さんがゲストで登場して初めてわかったとか。それ以来仲良しで今回の企画も二人によるもの。暗転なしのセッションリレー形式で出演者が登場するなど、構成が工夫されているのも好印象。 2004年07月12日THE WALTZ at 初台Doors7/11、東京新宿の初台DoorsでThe WALTZの初来日(!)公演。開演ギリギリに着いたものの、入場待ちの長い列がまだ外まで続いていた。やっとホールにはいると超満員のお客さんで熱気むんむん。結局、開演は20分押し。 opening actは、ローリーをリスペクトしてやまない石垣島出身のバンド「ノーズウォーターズ」。かつて八重山地方ではNHKしかテレビが映らず、その沖縄ローカルの番組に出ていたワルツの演奏に、まだ少年だったノーズのメンバーは熱狂していたという。すでにローリーの東京公演では何度も共演しているので、お客さんにもおなじみ。のせ上手のマスト(vo, g)はじめ、各メンバーが確かな実力を発揮したステージでしっかり盛り上げ、ワルツにつないだ。 そしていよいよ大きな歓声に迎えられてワルツ登場。メンバーは、ローリー(vo, g)、マットミ(dr)、タマゴ(trumpet, key)、イデッチ(Trombone) 、タバチャン(Sax)、アッピー(b)の6人。 1. GREEN ONION〜涙をとどけて (休憩) 13. WOO-TOO-TOO EN1-1. 芭蕉布 EN2-1. TOO-TOO-MAY とにかく最初から最後まで観客のボルテージは上がりっぱなし。この日、Doorsは完全にコザにトリップしていたのでは、と思うほど観客も熱くなって声援したり踊ったり合唱したり。そして、それに応えてダブルアンコールまでしてくれたメンバーに感謝。アンコールの「週末はA&W」では、ローリーが声を詰まらせる?シーンがあったのにちょっとびっくり(え?涙?)。 ところで、最初のMCでの「普段あまり聴かない沖縄の歌を聴いていってください」というローリーの言葉にはふと考えさせられた。三線も沖縄音階もないが、しかしそれでいてローリー=ワルツほど沖縄の(コザの)情景を感じさせてくれる歌はない。R58、A&W、フェンス等、ローリー達が過ごしたであろう沖縄の風景。それらが複雑な感情をまといながらリアリティをもって迫ってくる。普段、否応なくテレビから流れてくる「沖縄の歌」にこんな歌はない。一般的に「癒し」でくくられる「沖縄の歌」だが、実際はその過剰なイメージに逆に心は疲れているのではないか。そんなとき、ローリー=ワルツはまぎれもないホンモノの歌で心を解放してくれる。 来日公演は渡航費(?)の捻出などさぞ準備が大変だったと思うが、これだけの観客の熱い期待に応えて是非2回目も実現することを祈りたいと思う。 2004年07月10日ヒルギ、福永幸平、ヒガシワタリ、東風 at 下北沢4407/9、下北沢440で沖縄と奄美出身のアーティストを集めた「北沢音楽祭〜タコライスあります〜」というイベント。出演は、福永幸平(st.andagy)、ヒルギ、ヒガシワタリ(アイロウ&タカ)、東風(出演順)。 福永幸平さんは奄美出身。今回はギターとのユニット「サーターアンダギー」という芸名で登場。 数年前、NHK「しゃべり場」に出演していたテゲテゲの少年は、いまもストリートや小さなお店などで地道に音楽活動を続けているようだ。昨年は映画「沙羅双樹」の主役も務めた彼が、今後どのように成長していくか楽しみ。発声などまだまだ荒削りだが、歌に込める思いの強さは感じた。話したらきっと面白い人だと思う。 ヒルギさんを440で見るのは2回目(出るのも2回目とのこと)。いつもと同様、裸足でギター弾き語り。 あいかわらず、伸びのある力強い声が気持ちよく響いてくる。激しい歌から静かな歌まで、1曲1曲それぞれが深く確かな世界をもっていて聴く者を飽きさせない。このヒルギさんの魅力をきちんと生かしたCDを早く作り上げてほしいのだが…(1stCDはちょっと…)。 ヒガシワタリは、元アイロウ&タカ。key>のサポート(本間さん)。 CD「青い海」を7/4に発売すると同時にアイタカからヒガシワタリに改名とのこと。沖縄の空気が感じられる素朴でやさしい歌は、東京で聴くとさらにいい感じ。心機一転ヒガシワタリとなって、ますますいい歌を作ってほしい。 東風(こち)は、東風平高根さん(gt,vo)と、高橋康子さん(三線,vo)のユニット(元有限会社)。サポートにper, bs。 三線やイヤッサッサー等のかけ声を混ぜた沖縄テイストのポップス。メンバーの演奏や編曲のスキルは高いと思う。しかし、ある意味ヒルギさんとは対照的なその方向性について、沖縄ポップスの現状も合わせていろいろ考えさせられてしまった(メジャーデビューと聞いてなおさら)。 2004年07月09日酒匂ミユキ at 南青山MANDA-LA7/8、南青山MANDA-LAで酒匂ミユキさんのライブ。受付横にリリーフランキーから花が届いていた。会場にはいるとちょうどいい感じに満員のお客さん。今回のサポートは、TOKIEさん(b)、グリコさん(dr)、小倉祐一さん(key)、岩谷耕資郎さん(gt)、まひろさん(cho)、さっちゃん(cho)。 1. 夜が明けたら (休憩) (ミユキ嬢は、お客のおごりのビールジョッキ片手に登場。イエ〜イ。サポートは岩谷耕資郎さん(gt)、大輪好男さん(テナーギター)のみで2部スタート) あまりにも有名な曲の数々だが、ミユキさんにかかれば、熱いロックも哀しいバラードも、すべてミユキワールド。そんじょそこらのカバーと違い、名曲それぞれが新たな輝きを放つようなステージだった。おそらく、お客さんもライブ後は当時の思い出を肴に音楽談義に花が咲いたことだろう。 ちなみに、ミユキさんの衣装は、白地のワンピースに赤いバラ咲く黒いブーツ。MCでは、照れながらお客さんの反応をひとつひとつ確かめるように話す微妙な間のトークが初々しいというかカワイイというか。ちなみにミユキ嬢、実はビールは苦手だそうで。 2004年07月07日あがた森魚 at 青山円形劇場7/7、青山円形劇場であがた森魚コンサート「森武電鉄 サマーダイヤ2004 ⇔ MORIBexp.」。入場時に森武電鉄の焼き印入りの草加せんべいを全員に配布していた(これのためにチケット高いような気が)。 演奏曲は、「港のロキシー」「オー・ド・ヴィ」の映画系、アルバム『佐藤敬子先生〜』、裏ベストアルバム『星繁き牢獄の提督たちへ』、8/10発売のアルバム『ギネオベルデ』、などからまんべんなく選んで17曲だった。 1. 港のロキシー E1. 矢車草の夢みたいなこと 「佐藤敬子先生〜」は、子どものとき先生に抱いていた複雑な感情を思い出させてくれる。特に女性の先生は、ときに甘くやさしく、ときに理不尽なほど恐く、男の子にとってはなんとも絶大な影響を持った存在。そんな甘酸っぱい記憶がよみがえる、いかにもあがたさんらしいこだわりが感じられる歌だ。 おなじみの曲では「二十四時間の瞳」と「大寒町」がグッと心にしみた。特に「二十四時間の瞳」は、あがたさん本人のキーボード弾き語りで、ホール全体に静かに響くピアノの音がなんとも切ない。また、「山羊のミルクは獣くさいオイラの願いは照れくさい」や、「それでも一緒に踊って明かせ」などでのあがたさんのファンキーさはもう最高。自分の好きな音楽を正直に求め、その自分の歌をみずから深く愛し、そしてお客さんと一緒に心底ライブを楽しんでいるあがたさんは本当にすごい人だ。 サポートは、青柳拓次(Little Creatures G.+Acc)、藤原マヒト(Key)、渡辺慎二(Dr)、高橋祐治(WB)、イトケン(Per)、渡邊大輔(AG+Cho)。会場には鈴木慶一さんの姿も。 2004年07月05日トルネード竜巻、NIRGILIS at 渋谷タワーレコード7/4、渋谷タワレコB1でNIRGILISとトルネード竜巻の無料インストアライヴ。それぞれのレコ発に合わせたイベント。 NIRGILIS(ニルギリス)は関西出身の5人組バンド。 ボーカルのアッチュさんは、新アルバムのジャケット写真そのままの制服っぽい水色の衣装で登場し、ステージを左右に動きまわりながら熱唱。また、各メンバーもチカラのこもった演奏で、徐々に会場は気持ちの良い高揚感に包まれていった。特に最後の「真夜中のシュナイダー」はエンドレスなリズム展開でトランス状態へと引き込まれそうになる。生音とデジタルエフェクトサウンドとが繊細かつ大胆に融合されたステージが新鮮だった。 トルネード竜巻は東京で結成された4人組バンド。ボーカルの名嘉真祈子さんは沖縄出身。今回はベースとコーラスのサポートが付いて6人編成で登場した。 去年の春先はiPodで繰り返し聴いていたトル竜だが、生で聴くのは今回が初めて。前半ちょっとおとなしめだな〜と思っていたら、後半は激音モードに突入。予想以上にエキセントリックでワイルドな演奏に観客も大喜び。改めて感じたのが、名嘉さんの透明かつドライな声質の素晴らしさ。この声あってこそ、曽我氏が練り込んだスリリングな展開のサウンドがぐっと生きてくる。なんとも微妙なバランスの上で成立しているこのキテレツかつ洗練されたバンドが、今後どのような音を聴かせてくれるのか非常に楽しみ。 2004年07月04日mount sugar at 乃木坂すみっこ文庫7/3、mount sugarのライブを見に乃木坂駅近くの「すみっこ文庫」へ。会場は住宅街のなかの民家で、土曜だけ解放して子供たちに絵本を貸したりイベントを開いているようだった。今回は「NOGIZAKA HARMONICA vol.3 〜波の日スペシャル〜」というイベント名で、雰囲気は文字通りアットホーム。 サポートにピアニカとパーカッション2名がつき、総勢4名。小さなアンプ2つだけで演奏。 7. 眠らせて ゆったりとやわらかな心地よさがカラダを包み込む。人間本来の素朴な五感が解放されるような、なんともユルやかで優しい感触。会場のアットホームな雰囲気も相俟って、mount sugarの音世界を十分に堪能することができた。また、まるで30代以上のひとが選んだようなカバー曲のセレクトも面白かった。 ところで、影送りといえば有名なのが「ちいちゃんのかげおくり」。教科書にものっているので、この物語で影送りを知ったという人も多いはず。今読んでも、というか今ならなおさら泣けるなあ。 2004年07月03日麻乃 at 銀座わしたショップ7/2、銀座わしたショップで麻乃さんのインストアライブ。あまり告知していなかったのか、ステージ前で待ってる人は少なかったが、演奏がはじまるとすぐに周りをぐるっと取り囲む人垣ができていた。 1. てぃんさぐの花 あまりクセのない素直な唄と演奏で好印象。プロフィールによれば、古典からヒップホップまで各種ジャンルを横断したサウンドに興味があるようなので、今後なにをしでかすか未知数で楽しみな存在といえる(まだ大学生だし)。ただ、CD「アダンの実」のアレンジはまだまだキビシイものが…。ところで、そのCDをよく見たらクレジットに「オルガン:倉橋ヨエコ」の文字。あれ?ヨエコさん?あ〜、レーベルのワーナーつながりか。 |
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