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2002年11月28日

照屋政雄 in 経堂うさぎ洞

11/28、照屋政雄さんのライヴを初体験。場所は小田急線経堂駅近くのアジア無国籍料理屋(?)うさぎ洞。店内には、照屋さんが父ちゃん役で出演した映画「ホテルハイビスカス」のポスターが何枚も貼られていた(来春公開予定?)。

ライブはお祭りの唄「とぅるるんてん」からスタート。え、これって照屋さんの歌だったんだ、と初っぱなから驚く。今までてっきり島唄ゆんたくトリオ「とぅるるんてん」の自作テーマ曲だと思っていた。一度聴けば忘れない楽しい曲。次の「チョンチョンキジムナー」は、いわば照屋さんの代表曲。早くもこの2曲でお客さんのつかみはオッケーか。ニコニコ愛きょうのある笑顔と軽妙トークが天性の芸人ぶりを感じさせる。

と、ここで東京者へのサービスなのか、「安里屋ゆんた」と「芭蕉布」を披露。「ウチナーグチのほうが得意なので、こういうヤマトグチに近い唄はヘタです。間違うかも知れません」とのこと。しかし照屋さんの「芭蕉布」はどうしてどうして、意外と(失礼?)しんみり聴かせてくれる。

そしていよいよお待ちかねの沖縄大衆演芸の世界に突入。「いちでいじ(一大事)がまよ」「あちゃ(明日)からよ」「むるわからん」と、コミカルかつファンキーな唄が次々と登場。バックの太鼓(仲本興次さん)、ピアノ、マンドリン、三板の4人組も、ますます調子が出てきて盛り上がる。お店はすっかりコザの民謡酒場状態へ。

曲の合間に「ホテルハイビスカス」の裏話も飛び出す。父ちゃん役のために髪を切ったがまだはえてこない話とか、口達者な主役の穂波ちゃんの話とか、こわくてやさしい中江監督の話とか。

「小浜節」「月ぬ美しゃ」と八重山の情け唄も聴くことができた。これがまた情感があっていい感じ。最後は、お客さん全員で「しーやーぷー しーやーぷー」と振りをつけながらみるく節。おー、この歌を振り付きでやるのは寿以来かも。

というわけで満足満足。たしかに照屋さんはみいこの父ちゃん役にぴったりかも、とナットク。映画公開後ますます人気者になるに違いない。照屋さんのご長男が自主制作したというCD「うた遊び」を購入して帰る。

Posted by nonkar at 23:30 | Comments (11)
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2002年11月27日

伊良部、阪神入団

「私は筋金入りの阪神ファンですよ」と公言していた伊良部投手が、本気で大リーグレンジャーズから阪神に移籍?! おー、大阪が熱くなるなー。伊良部秀輝は、沖縄生まれの尼崎育ち。香川尽静学園→ロッテ→大リーグ、そしてついにホームタウン球団の阪神へ。さてさて星野監督とどう渡り合うのか、来年のお楽しみ。

Posted by nonkar at 23:44 | Comments (2)
Category : 沖縄いろいろ

2002年11月26日

花風の港

今年の紅白歌合戦の出場者が発表された今日、NHKで美空ひばり特集番組(再放送)。これって偶然?これって罪滅ぼし?などと思いつつ鑑賞。紅白に16回も出場したひばりさんは、1974年実弟が暴力団との関係を疑われたためにNHKを締め出されることになる。のちにNHKとは和解したらしいが、紅白出場はみずから拒否。以後、一度も出ることなく逝った。

まあ、それほど紅白はNHKが守りたい権威の象徴だったわけだが、いまや...。あのゴロウちゃんの事件も1年たって今年で免罪ですかね?昔だったら一度逮捕されたらアウトだったはず。ひばりさんなんか、自分が逮捕されたわけでもなかったのになあ。

ところで、ひばりさんは沖縄で3度公演をしている。1956年、1958年、そして1982年。つまり、そのうち2回が復帰前なのだ。いわば「海外公演」。そのときの様子が宮里千里さんのエッセイ『ウーマク!』に記されている。それによると、会場は国際通り国映館(今年閉館)。「いわば並ばない文化圏の沖縄人たちがあれだけ並んだということ自体がニュースだった」。このとき、ひばりさんはまだ二十歳前後。

そして復帰後の1982年、まさに沖縄復帰10周年記念と銘うったコンサートが那覇市と沖縄市で開かれた。このときの様子は以前ドキュメンタリーで見たことがあるが、文字通り感涙にむせぶ満員の観客。沖縄でのひばり人気は、本土以上のものだったようだ。

ちなみに今年の紅白、沖縄出身者は、DA PUMP、安室奈美恵、BEGIN、夏川りみの4組。元SPEEDがひとりもいない。りみが「涙そうそう」でBEGINは「島人の宝」だろうか。NHK沖縄への貢献度高かったし。復帰30周年ってことか。んで、「ちゅらさん」メンバーが応援ってパターン?そういえば元ちとせは?あ、海外レコーディングですか。吉幾三がいない。みゆきねーさんが目玉?シマウタじゃない島唄はもういいよ。

きょうはまとまりがないなあ。あ、タイトルの「花風の港」は、那覇港のことを歌ったひばりさんの持ち歌で、那覇の軍港桟橋近くの丘の上(がじゃんびら公園)に歌碑があるらしい。ずっと前にライヴで聴いた新良幸人の「りんご追分け」も良かったなあ。

Posted by nonkar at 23:38 | Comments (16)
Category : 沖縄いろいろ

2002年11月25日

佐渡山豊 in 相模原メイプル

11/24、神奈川県相模原メイプルホールで佐渡山豊「No More Rain コンサート」。当日は、雨こそ降らなかったものの、からだの芯まで凍るような寒さ。しかしコンサート会場は、沖縄からやってきた熱い男によってこの冬一番の熱波が襲った。

この日のライブは、いつにもまして「静」と「動」とが際だつ展開。たとえば「海どろぼう」は、ピチカート気味にはじいたギターの弦が、せつなく乾いた音を静かに響かせ、独特の緊張感で会場を包む。また、逆に「Be堕天使」では、その熱く哀しみあふれる詞もさることながら、全身を揺さぶってシャウトする佐渡山さんの姿に観客も息をのみ、微動だにせず凝視。これほど「静」と「動」とに大きな揺さぶりをかけてくる佐渡山さんのライブも珍しい。
終盤は「どぅちゅいむにぃ」、そして「ナイフを捨てろよ」へ。今回の「どぅちゅいむにぃ」では、歌詞がまた違った展開を見せ、常に時代によって変容していくこの歌の真骨頂を示す。

アンコールを終え、いったん会場を去った佐渡山さんだったが、ここでハプニング。今回のテーマで、主催者のリクエスト曲でもある「No More Rain」がまだ歌われていない! 頭をかきかきステージに戻って歌う佐渡山さん。ん〜、「佐渡山、一生の不覚」(本人談)。ってここで書き残していいんでしょうか(>佐渡山さん)。

次回のライブは、いよいよ沖縄市ピラミッドで開催の「トラトラトラ」。現時点で、そうそうたるメンバーが決定済み。ヤマト勢は、遠藤ミチロウ、頭脳警察、中山ラビ、三上寛、そして司会のとうじ魔とうじ。迎えるウチナーは、佐渡山豊、源天、ローリー(!)。さらにDJには、琉球アンダーグラウンドのキース・ゴードンが参加。いやー、すごい。いったい、ど〜〜〜なってしまうのか(おちまさと風)!もちろん行く。

Posted by nonkar at 22:42 | Comments (2)
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2002年11月24日

厚木にない厚木基地

 11/23、佐渡山豊師匠に同行して厚木基地見学(もちろん外から)。コンサートの主催者のかたに案内してもらい、基地が見渡せる場所へ。土曜日ということもあって離着陸訓練もお休みのもよう。帰り際に1機だけP3C哨戒機が鉛色の空に向かって離陸していった。

 だだっぴろい基地の周囲は、密集した住宅街。こんな騒音がひどいところに、なぜ家を建てるのかと思っていたが、訓練のない土日にしか下見せずに家や土地を購入してしまいあとで後悔するひとも少なくないらしい。さらに、厚木基地があるのは厚木だと思ってしまうのも盲点。本当は、大和市と綾瀬市にまたがった場所なのだ(今回初めて知った)。
 厚木じゃないのになぜ厚木基地というかは定説がないそうだ。最初日本帝国海軍の基地としてつくられた昭和16年当時、厚木がこのへんでもっとも有名な宿場町だったからという説。敵を欺くため(?)という説。そして、本来の地名「大和(やまと)」はおそれおおいからという説などがあるらしい。
 基地の近くの国道16号線沿いには、通信所や弾薬庫、住宅など米軍の施設が点在している。東京のベッドタウンのところどころに突然米軍のフェンスが出現するのはやはりフシギな光景。ある意味、沖縄以上に変。そういえば、以前住んでいた逗子市で物議をかもしていた池子住宅はどうなったんだろうとウェブを探してみると、ものすごい変わりよう。高層住宅がど〜んとできていた。うわ〜、逗子は狭い土地だけにファンスの中と外とじゃギャップがありすぎ。お城とウサギ小屋だな、ほんとに。
 10月に厚木基地爆音訴訟で住民側勝訴の判決が出たが、また国が控訴して次のラウンドに進んでいるらしい。まだまだ知らんことがいっぱいあるなあと感じた一日だった。

Posted by nonkar at 10:52 | Comments (3)
Category : 身辺雑記

2002年11月23日

成底ゆう子 in 四谷天窓

11/22、ライブハウス「四谷天窓」で成底ゆう子さんのライブ。成底(なりそこ)さんは、石垣島宮良出身のシンガーソングライター。都内のライブハウスを中心に精力的に活動中です。この日は、四谷天窓名物「PIANO & WOMAN」シリーズ。対バン計5組の出演者は全員女性のピアノ弾き語りです。成底さんの出番は3番目。

こういう対バン企画では、初めて聴くお客さんをどれだけ魅了できるかが勝負。その点、今回のライブは成底さんの声の伸びも絶好調で、充分アピールできたのではないでしょうか。成底さんの歌声は表情豊かで、声域も広く、特に高音域では美しく張りがあって艶やか。曲のモチーフは、海、闇、月といった大人のファンタジーを感じさせるものが多く、その声質を活かしてスケール感の大きなバラードに仕上げています。

今回の曲目は、「きっといつか」「眠り」「幻の花」「white」「深い海」「秋色は満月の恋」。このうち「幻の花」と「眠り」を収録したCD(自主制作盤)が本日発売とのことで、ライブ後に本人みずから売っていました。しかし、のんびりアンケートを書いていたら、あっという間に売り切れ。が〜ん!ショック!痛恨の一撃(しつこい)。でも、きっと新しいファンが増えたんだなってことで喜びましょう(しくしく)。今回のサポートは相馬哲也さん(g)。

Posted by nonkar at 01:58 | Comments (1)
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2002年11月22日

池上永一『夏化粧』

が〜ん、池上永一の新作が出てるとは知らんかった。不覚!今日買おう、すぐ読もう。

Posted by nonkar at 11:22 | Comments (3)
Category : 沖縄いろいろ

2002年11月21日

普天間かおり in R's Art Court

11/21、大久保の労音会館(R's Art Court)で普天間かおりさんのライブ。普天間かおりとして活動をスタートして5年、いよいよ先月、CD「髪なんか切ったりしない」でメジャーレーベルデビューを果たした。今回はその報告ライブといった感じ。

ステージはそのCDのカップリング曲「あくび」からスタート。最初は音響の調整がイマイチだったためか、ちょっと調子が出ていないかな?と感じたが、「いつかの空」や「CHAMP☆LOO」「花」と歌ううちに声の出がどんどん力強く、美しく、伸びやかになっていく。特に「花」(喜納昌吉)では、普天間さんのカラダがひとつの楽器になったように、その全身を揺さぶりながら歌っていて圧倒される。こんな迫力ある「花」は初めて。

普天間さんはDJ歴が長いだけに、さすがにおしゃべりも上等。今夜の話題は恋。サポートメンバーひとりひとりに初恋を告白させる普天間さん。だが、メンバーもクセモノ。ピアノの松下さん「初恋は小学三年生ですね。(おっ!)それからずっと恋をし続けています、音楽と(ドテッ)」などとはぐらかす始末。なお、普天間さん自身の初恋の相手は、近所のさとるニーニーだったそうで、通学路を一緒に歩いたエピソードなどを照れながら語る。そんな話題のときは沖縄イントネーションも全開で、なんだか自然体でいい感じ。

ライブ終盤は、「夕凪」「R329」と情感たっぷりのバラードを続けて歌い上げていく。特に「R329」は、国道329号線沿いの複雑な現実の風景を描きつつ、忘れ得ぬ沖縄への深い想いを表現した好作品。そして最後の曲は「髪なんか切ったりしない」。歌詞を変えつつ長く暖めてきたこの歌をついにCDとして形にしただけに、感慨も深いよう。アンコールでも「大好きなあなた」の次に再びカラオケバージョンでこの曲を歌っていた。

今回のライブで強く感じたのは、普天間さんの好感度の高さ。お客さんを楽しませつつも、しっかり自分の歌を歌っていきたい、もっと好きな歌を歌いたい、という気概が伝わってくる。そして、その姿勢を見て、ファンも心から応援したくなってしまうのだろう。それぞれの曲に込められた「大切なものがあるでしょう、変わらぬ愛があるでしょう」というメッセージも力強い。多くのライブを重ねながら着実にファンを獲得してきたそのプロセスは、まるで演歌(レーベルもテイチクだし)。そして今後もこのスタイルで自分の歌を届けていきたいと語る普天間さん。まだまだ彼女の歌は大きく広がっていくチカラを持っている。

今回のサポートメンバー:丸山ももたろう(g)、松下一也(p)、PONY(fl,mdl)、玉城亜弥(vl)

Posted by nonkar at 23:47 | Comments (13)
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2002年11月20日

拝郷メイコ、ル・クプル in 沖縄

ル・クプルと拝郷(はいごう)メイコのライブが沖縄2カ所で開催! 必見です。

11月24日(日)名護総合学園 名桜大学学園祭 16:30START
11月25日(月)那覇Club D-set 19:00 OPEN 20:00 START 前売\3,000

拝郷メイコさんは昨年デビューしたシンガーソングライター(東京生まれの東京育ち)。本日11/20に3枚目のマキシシングル「メロディ」が発売されました。基本はギターの弾き語りで、私がいまもっとも心酔しているギター弾き語リストの3人のうちの一人です(ちなみにほかは、福岡出身沖縄在住のちえみジョーンズ、北海道出身東京在住の黒田梢)。

拝郷メイコさんの歌は、20歳前後の心の揺れを、やさしく深く描いていて定評があります。決して気取らない等身大の歌。20歳をとうに過ぎた人でも、あの頃を思い出して胸が熱くなるはず。ちなみに私はデビュー曲「トマトスープ」聴いて泣きました、ええ、泣きましたとも!とにかく必聴。

そして今回共演のル・クプルは、けっこう沖縄にゆかりがありますね。まだブレイクする前、渋谷の沖縄居酒屋シーサーズでよくライブやっていました。そういえば「シーサー」という曲もあります。彼らには沖縄出身の友人がいるとかで、以前ライブで少し使っていた三板もその友人からの贈り物だったそうです。そして実は私が数年前にたまたま寄った胡屋一番街の陶器屋さんが、その友人の実家だと知り驚きました。三板はもともとその親御さんから贈ったものだったそうな。最近は藤田恵美さんのソロでも活躍しています。毎週オンエア中のNHK『課外授業ようこそ先輩』のテーマソングも印象深いなあ。

Posted by nonkar at 23:18 | Comments (16)
Category : LIVE REPORTS(沖縄以外)

2002年11月19日

加治木、まんじゅう、椋鳩十

 11/14〜17、鹿児島に現実逃避旅行。だが今回はハズレ。雨だし、寒いし、いい写真の被写体はみつからないし、カネは予想以上にかかるし...。でも、目的のひとつだった児童文学作家の椋鳩十文学記念館に訪問できたことが唯一の救いか? 「片耳の大シカ」「大造じいさんとガン」「マヤの一生」など動物を描いた作品で有名な椋鳩十は、長野県生まれだが、高校教師として鹿児島県の加治木町に長く赴任していたそうで、その加治木町に小さな文学記念館が建てられている。

 で、今回訪問して初めて知ったこと。まず、椋鳩十は、自分が児童文学作家とだけ認知されるのが好きではなかったらしいこと。まあ、そうだろうなあ。藤子不二雄が大人向けのSF作品を書きたがったのと同じ感じですかね、「劇画オバQ」とか。
 次に驚いたこと。椋鳩十というペンネームの初作品は、山窩(サンカ)小説だった。題名は『山窩調』(昭和8年自費出版)。山窩って何?という人はここを必読。この処女作は、戦時下だったため、無頼の民を書いたという理由で発禁処分。しかし戦後も何作か出版したらしい(執念?)。山窩は私もハマったなあ。私の後輩なんか、卒論が山窩研究だったし。
 さらに、晩年は離島にハマり、離島小説なるものを多く書き残している。ん〜、離島好きってのもなんか自分に似てるなあ。そして、最後に驚いたのが、愛用品の陳列ケースにあったカメラ「ポケットフジカ」! おお、まさしく自分と一緒! 私も小学生のとき、コレ使ってました。ポケットフィルムで固定焦点だから写りはショボショボ。でも夢中で撮ってたなあ。
 というわけで、椋鳩十ってオレ?ってぐらい身近に感じることができました。

 ところで加治木町といえば、鹿児島の人にとっては「加治木まんじゅう」が有名らしい。そこで、一番の有名店という「新道屋」へ。踏切脇の店舗にはお客さんが7人ほど並んでいた。まあ、7人くらいなら待とう、と思ったのが大マチガイ。まんじゅう1個1個を注文後に仕上げて包んでいるそうで、なんと一人あたり5分近くも時間がかかる。しかも!一人で50個以上注文するのは当たり前!(買いだめ?!)おかげで1時間近く待ちましたよ、意地で! 最初3個ぐらい買うつもりが、10個買っちまったし(1個60円)。でも、確かにうまかった。でもでも、函館の五稜郭に昔あった酒まんじゅうのほうが美味しかったです。あ〜あの酒まんじゅう、幻の味だなあ。

Posted by nonkar at 17:37 | Comments (17)
Category : 身辺雑記

2002年11月18日

沖縄知事選

たいした話題にもならず終わった知事選。大田さんから稲嶺さんに変わって4年。県政不況はますます悪化。思わず池上永一の小説『レキオス』のあるシーンを思い出す。そう、後半のクライマックス、パラレルワールドのなかでの景気のよい沖縄の姿だ。ネタバレになってしまうので、これ以上は詳述しないが、煮え切らないこの現状のままズルズルといくなら、いっそあれもあり..? おっとヤバイヤバイ。でもね、佐古キャスター(News23)、沖縄の若い子に「基地はあったほうがいいと思う?」なんてストレートに聞くのはなあ...。そこでYes, Noを言わせてどうすんの?上の世代と比較させて何の意味があるの?あれじゃ、ステレオタイプのまま視聴者が変に納得して思考停止するだけだよ。う〜。

Posted by nonkar at 23:50 | Comments (2)
Category : 沖縄いろいろ

2002年11月13日

歩Ayumi in 渋谷アピア

そんなナミさん(前項参照)にゆかりの深いライブハウス渋谷APIAで、11/8、歩(Ayumi)さんのギター弾き語りライブ初体験。一見きゃしゃな彼女がはきだす音は、その外見で油断していると痛い目に遭うほどパワフル。いらだち、渇き、冷たさ、鋭さに満ち、いまその場でしか成立しない緊張感でアピアの重い空間を支配する。なかでも「朝帰り」という歌が、ある種の者にとっての不快で不安な朝を適確に表現していて強く心に残る。

実は歩さんは、コザのブルースシンガー石垣勝治さんと親交が深く、二人による県内と東京でのセッションを何度かこなしている。やはり何か通じ合うものがあるのだろう。今夏には宮古の池間島で星空ライブがあったそうだが、サイトの日記によれば年が明けたらその宮古島に移住したいとのこと。ふ〜む。きっとまだまだ道を迷いながら、自分の歌と格闘して生きていくしかない、そういう業のひとなのだと思う。ある日ふと思い出したようにアピアにライブを聴きに行き、お互いの変化を確かめたい、そんな存在のアーティスト。

■歩 DEEPSLEEP

Posted by nonkar at 21:16 | Comments (17)
Category : LIVE REPORTS(沖縄以外)

2002年11月12日

青空と小鳥と終身刑

11/12昼、南正人逮捕のニュース速報(Asahi.com)。見出しは「ヒッピーミュージックの第一人者、大麻所持容疑で逮捕」。

11/10熊本のライブハウスで演奏後、その店の経営者宅にいるところを捜査員に踏み込まれたもよう。経営者も大麻を鉢で栽培していたそうなので、きっと以前から警察にマークされていたのだろう。「大麻での日本第一号の逮捕者」っていうのは伊達じゃない。ところで、じゃあその大麻は悪か、と論じ出すとなかなか根っこの深い問題があるようで、その常用性についてもタバコやアルコールのほうがむしろ強いという説もあるらしい(もちろんケミカル系のドラッグは常用性が高く危険)。また、麻薬取締法と大麻取締法は別モノというのも知っておいたほうがいい事実。まあ、あまり書いて勘ぐられるのも困るのでこのへんで。

で、表題の「青空と小鳥と終身刑」だが、これはナミ(南正人)さんが昔やっぱりクスリでつかまって留置場にいたときにできた歌。なんか、切なく悲しくやさしい気持ちにさせてくれる歌で、もう10年以上前に1回ナマで聞いただけなんだけど忘れられない。そういえば学生時代、キャンパスマガジンの取材という名目でナミさんにインタビューしたことがある。あのとき熱っぽく語ってくれた、快楽に正直に生きることの大切さ、いまも胸に刻んでいます。刻みすぎ?いやナミさんに比べればまだまだ。

Posted by nonkar at 23:25 | Comments (2)
Category : MEDIA WATCH(沖縄以外)

2002年11月11日

築地俊造 with RIKKI in 目白アイピット

11/11東京目白アイピットで「築地俊造 with RIKKI」ライブ。もう10年以上続いていて、すっかり定期公演化しています。お客さんは満員で、年齢層高め。築地さんはかわいい赤い帽子をかぶってご登場。今回は奄美の一年の暦を紹介しながら、RIKKIとのかけあいで唄を披露していく趣向。「11月のことを奄美では、"そうり"といいます。どうして"そうり"というかは、...わかりません。アイム、ソーリー。」と、とってもオチャメな築地さん。目にものもらいができててちょっと辛そうでしたが、ステージでは常にピンと背筋が伸びた姿勢で、とても還暦過ぎてるなんて思えません。先日も南海日々文化功労賞を受賞したそうでますます活躍が期待されます。

さて、暦の話はお正月に進み、「三献(さんごん)」の話題が出ます。これは、元旦にお吸い物など3種の料理(祝膳)を各家庭で作って食べる行事のこと(らしい)。最近はきちんと作っている家は少ないそうですが、RIKKIさんの実家のある古仁屋ではまだ残っていて、元旦の明け方にたたき起こされて食べたそうです。また、築地さん(笠利出身)は、喜界島でそうめんの三献をいただき驚いた話をしてました。ちなみに、RIKKIさんは東京に出るまで、そばを食べたことがなかったとのこと。奄美ではもっぱらソーメンなんだそうな。

そんな興味深い奄美の話題をはさみながら、「こうき節」「豊年節」「いそ加那節」「かんつね節」「長菊女節」などが続きます。ステージは前半後半の2部構成。後半の最初は、RIKKIと菅原弘明氏の2人によるギターアレンジの「むちゃ加那」「海ぬささ草」(CD「シマウタTRICKLES」より)。ここでRIKKIが現在の唄に対するスタンスを語ります。奄美出身のひとだけでなく、いろんな人に聴いてもらえるように、その唄の持ち味をもっと引きだしていきたい。そんな話だったかな? もう何年も前ですが、ビクターの契約終了後、しばらく活動が伝わってこない時期があり、非常に心配していましたが、いまこうして自分の進む道をしっかりと語っているRIKKIさんを見れて本当にウレシイ。

暦の話もぐるっと一年まわり、いよいよ終盤クライマックス。「ワイド節」、そして「六調」へと。お客さんも入れ替わりステージに出て踊ります。ご高齢のかたも踊りになるとシャンとした足さばき手さばきになるのは、いつ見ても爽快。そんなこんなで今夜はお開きとなりました。次回は来春予定とのこと。

Posted by nonkar at 23:36 | Comments (17)
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2002年11月10日

自由創作表現者ATORON

「アトロン」の作品展を見に恵比寿へ。「アトロン」とは、友寄司さん、栄野比☆敬子さんによる沖縄のデザインユニット。雑誌「@ハンズ」の連載イラストや、ジョニー宜野湾さんのCDジャケットデザインも手がけ、沖縄市胡屋パルミラ通りの壁画でも有名(誰だペンキでイタズラしやがったのは!)。最近では、冨眞嗣朗『ぼくは頭が悪い』(ボーダーインク刊)の装幀までやっててビックリ。以前、お二人の写真を撮ったことがあり、先月やっとその写真を渡せました。

さて、展示会場は、JR恵比寿駅近くのかわいい雑貨ショップ「コミュマニ」。今回は20人参加のグループ展(参加者のほとんどが関東在住)。お店の奥に特別スペースが設けられ、駄菓子屋っぽい感じでさまざまな作品が並べられてます。アトロンでは、詰め合わせTシャツセット(?)と、ポストカードなどを展示。あいかわらずヘンテコで面白い。ポストカードを購入。あと、思いがけず大城美玲さん(沖縄で活躍中のイラストレータ)の作品も発見し、カレンダーを購入。女の子のスカート部分がカレンダーになってて、めくると色が変わる仕組み。アトロンも大城さんも今後の活躍が楽しみです。

Posted by nonkar at 23:54 | Comments (3)
Category : 沖縄いろいろ

2002年11月09日

GET HAPPY RECORDS

まだまだ先月の沖縄ネタが続く..。最近は沖縄に着くとすぐコザに直行するのだが、今回ひさしぶりに那覇に泊まることにした。その目的のひとつが、国際通りにあるGET HAPPY RECORDS(CD SHOP)に行くこと。前々から佐渡山豊師匠や他の人から面白い店だというウワサを聞いていたのだが、今回やっと覚悟を決めて行くことにした。いや、じつは白状すると、国際通りって観光客とヤンキーと店の呼び込みがウジャウジャいてコワイのである(偏見?)。でまあ案の定ウジャウジャの人混みをかきわけ、国映館(閉館!)の近くの小道を少しはいると、ありました、ハッピー!入り口の横には、寿の「壷屋にんじん食堂ライブ」のチラシ。店内は、中古レコードとCDが所狭しと置かれてます。そして、おっと、入り口近くに沖縄インディーズ系!出た、自主制作CD-R!おっと、こっちはテープ!一見チープだけど想いがつまった自主制作がわんさか。ん〜いい感じです。そんなわけで買ったのが、比嘉光龍(BYRON)「あぬ山ぬあがたに」、gulff「The Message LP」、ネリヤ★カナヤ「島魂Maburi」。探してたので満足満足。少しだけ国際通りギライが癒されたかも。

■GET HAPPY RECORDS

Posted by nonkar at 23:58 | Comments (7)
Category : 沖縄いろいろ

2002年11月08日

Jimmy's muffin

先月、沖縄ミヤゲに買ってきたジミーズのマフィンケーキ。気が付けば、賞味期限1週間オーバー!おそるおそる食べたがいまのところ腹痛の気配はない..。最近、知人への沖縄ミヤゲは、もっぱらジミーズのクッキーで済ませているが(空港で買えるし)、自分的には黒糖マフィンとバナナマフィンがお気に入り。って、じゃあ早く食べろよ。

Posted by nonkar at 03:49 | Comments (9)
Category : 沖縄いろいろ

2002年11月07日

スッパイマンと、かぼっちゃマン

今朝(11/6)のフジテレビ「とくダネ!」で、スッパイマンCD全国発売のニュース。いや、もうとっくに地元紙で紹介されてるんだけど、そもそもの発端は、以前、同番組内で小倉アナが「これ全国発売したら絶対売れるよ!」と断言したことにある。それでポニーキャニオンとの契約が成立し、めでたく11/20に全国発売のはこびとなった。歌はもちろんアイロウ&タカ! ん〜、去年、美浜の観覧車下で数人しかいない客の前で歌っていたひたむきな彼らの姿が思い出されます。祝全国進出! 最近、近くのスーパーにもスッパイマンが置いてあったし、歌と商品の相乗効果でミラクルをゲッツ!(ダンディ坂野)ですかね。

で、同じく今日の「とくダネ!」で紹介されていたのが、「ローカルヒーローフェスティバル in 南風原」(11/2,3開催)。これは、全国各地の地元イベントで活躍している地域産ヒーロー戦隊が集合したお祭りで、その参加ヒーローは、「平戸防衛戦隊ひらどしマン」(平戸市)、「離島戦隊タネガシマン」(種子島)、そして南風原町の「黄金戦隊かぼっちゃマン」。頭が痛い? いや、これが地元ではなかなかの大人気! 実は8月にもNHKの「ひるどき日本列島」で「かぼっちゃマン」が紹介されていて、決して子供だましではない熱の入った演技とアクションに感動すら覚えました。やつらはマジだぜ。敵は悪の「ウーマクー星人」(笑)。ちなみに、去年の南風原町のイベントでは、なんとワルツ(ローリー)のステージ(天然のぷぅ〜)の次がかぼっちゃマンショーだったという...。

■かぼっちゃマン公式サイト
http://www.h3.dion.ne.jp/~kabo-pro/top.htm

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Category : MEDIA WATCH(沖縄奄美関係)

2002年11月06日

元ちとせチケット到着

12月4日の元ちとせワンマン初コンサートのチケット、郵送で到着。会場はNHKホール。さて、席はどこらへん?と見ると、2階席の左側。ん〜、近いんだか遠いんだか微妙な位置。まあ、いつも行ってるようなライブハウスに比べれば全然遠いですが。さて、今回は元ちとせはもちろんだが、ひそかにライオンメリーさんのサポート出演を期待しているんだけど、はたして? じつは元ちとせの所属事務所オーガスタの社長さんは、元キティレコードのディレクターだそうで、かつてヴァージンVSを担当していたらしく、それで元ちとせのインディーズ盤CDにあがた森魚の曲が採用されたり、ライブサポートをライオンメリーさんがやったりしているらしい。ん〜蛇の道は蛇(意味不明)。

Posted by nonkar at 00:26 | Comments (13)
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2002年11月05日

マリカミズキ in 水木土Gallery

11月3日、越谷の東武線蒲生駅近くの水木土Galleryにて、奄美の若手唄者中村瑞希&吉原まりかライヴ。会場は、1階が喫茶店、2階が小さなギャラリーとなっていて、開設4年目を迎えるとのこと。今回の企画は、奄美出身で大島紬服飾研究家の森エイコさん(越谷在住)による作品展示会とジョイント。実は森さんの実家と中村瑞希さんの自宅は、同じ笠利町のご近所同士らしい。

集まったお客さんは30人ほどで、ほとんどがナマ島唄初体験の近所の主婦の方だったもよう。店主さんが最初の挨拶で「マリカミズキさんと吉原まりかさん」と紹介して場内笑(マリカミズキは二人のユニット名)。いよいよご本人登場!瑞希さんが三線を弾き、2人で唄と囃子というスタイル。マイクなしだが、瑞希さんが歌い始めるとピンと張りのある心地よい唄声が会場全体を包み込む。1曲1曲、その唄の由来や歌詞の意味を丁寧に語る(説明の紙も配られていた)。説明はほとんど瑞希さんだったが、何曲かは瑞希さんがまりかさんに振り、はにかみながら応えるまりかさん。このやりとりがほほえましく、お客さんも笑顔。「これでもまりかは昨日よりはしゃべってますね」と瑞希さん。昨日も同じ会場でライブがあったのだが、2人とも緊張してあまり話せなかったとのこと。

演目は、お決まりの「朝花節」から始まり、「こうき節」「らんかん橋」「請くま慢女節」「やちゃ坊節」「長雲節」「糸繰り節」「行きゅんにゃ加那」...と、前半後半あわせて30曲近くもあったのではないだろうか。そのレパートリーの多さに驚嘆。2人の掛け合いも聴きどころ。会場が狭いこともあって、わずか2m以内の至近距離で聴く2人の声はビンビンとカラダに響いてくる。モンゴルのホーミーや声明(しょうみょう)に通じる空気の振動。しかもマイクなし。すごいよ、これは。

なお、途中の休憩では、瑞希さんのお母さん手づくりのサーターアンダギー(奄美ではなんという?)と、まりかさんのお母さんの蒸しケーキがお客さんに配られる。ん〜、アットホーム。

ライブのシメはやはり六調。瑞希さんの早弾き全開。お客さんも見よう見まねで踊りに加わっていた(すいません、私は恥ずかしくて踊れませんでした)。ライブの後、少しだけお二人とお話ができ、丁寧なイラスト付きのサインもしてもらう(ミーハー)。瑞希さんは地元で保母さんをしているそうだが、まりかさんも現在短大で保育士を目指し、将来は奄美に戻りたいそうだ。ん〜、なんかいいなあ。私も島に生まれたかった(あ、北海道は島か?)。

Posted by nonkar at 01:54 | Comments (11)
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2002年11月04日

ワルツNEWアルバム!

ワルツが7年ぶりのアルバムを発表?! しかもクリスマス・アルバムだそうで、さすがクリスマス大好きのローリーらしいかも。発売は11月下旬から12月上旬頃とのこと。それにしても、10月はすべてのライブをキャンセルしたローリー、体調は回復したんでしょうか。もしや、このアルバムのために精魂使い果たしたとか?

■勇気の友(ローリー公式Web)
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/rolly/index.html

Posted by nonkar at 13:57 | Comments (4)
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2002年11月03日

仲宗根かほる in 宮古マティダ市民劇場

10月27日沖縄4日目は、仲宗根かほるの宮古島コンサート。朝の便で那覇から宮古に飛ぶ。仲宗根さんは宮古島出身で、スタンダードジャズの若手ボーカリストとして東京で活躍中。今回は3回目の凱旋コンサート。

会場のマティダ市民劇場は、港の乗船ターミナルに隣接した大きなホール。そのホールを埋めた大勢の宮古市民を前に、堂々とジャズナンバーを歌いあげる仲宗根さん。曲目は、今年4月にリリースされた5枚目のアルバム「タブー」の収録曲や、映画の挿入歌を中心に構成。スタンダードジャズにあまり馴染みのない人も楽しめるよう考慮された選曲のよう。

実は、仲宗根さんの歌をナマで聴くのは久しぶり。その定評あるエンジェルボイスは、ますます優しく甘く魅力が高まっているように感じた。なかでも「アマポーラ」は、その魅力が存分に発揮されていてメロメロ。また、有名な「ケセラセラ」や「雨に唄えば」にも新鮮な印象を受ける。

途中、特別ゲストとして「宮古高校ヴォーカルアンサンブル」が登場。これは現役高校生の男女7人によるアカペラグループで、沖縄県の高校音楽コンクールで金賞を受賞したとのこと。やや緊張気味に見えたが、歌い始めるとその絶妙なハーモニーで会場をわかせる。最後に仲宗根さんとも一緒に歌い、仲宗根さんから全員にCDをプレゼント。

その後もステージは順調に続く。そして最後の曲の後で観客から花束贈呈。よりいっそう大きな暖かい拍手。ここで感極まって涙を見せる仲宗根さん。なおも暖かい拍手、拍手。「がんばれー」とのお客さん(おばちゃん)の声がかかる。「プロは泣いてはいけないんですけど...」と涙をこらえて話しはじめる。「わたしは宮古がきらいでした...」。島に生まれてなければ、ジャズを勉強するのにも苦労しなかったはずと思っていた。でも初めて宮古島でコンサートをしたとき、親やおばあちゃんが「おまえは私の誇りだ」と言ってくれた。そのときに、島の大切さに気が付いた...、と。勇気のある告白だったと思うが、正直に言わずにはいられなかったのだろう。それは、仲宗根さんのプロとしての意識の高さにも通じるカミングアウトだったと思う。

終了後、仲宗根さんに挨拶するつもりだったが、サインを求める人の列を見て、今回は断念。今は宮古のひととの交流の時間を大切にしてもらいたいと願いつつ、会場をあとにする。

Posted by nonkar at 01:51 | Comments (2)
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2002年11月01日

比屋定篤子 in 那覇MUSICA

10月26日沖縄第三夜は、待ちに待った比屋定篤子さんのライヴ。比屋定さんを初めて見たのは、5年前の渋谷HMVインストアライブだった。ファーストのマキシシングル『今宵このまま』に見事ハマってしまい、会場まで足を運んだのだが、そのとき比屋定さんが曲の途中で急に泣き出してしまうハプニングがあり、それが今でも強烈に記憶に残っている(なぜ泣いたのかは今も謎)。あれから5年たち、途中事務所から独立してしばらく活動が伝わってこない時期があって心配だったが、またこうしてライヴが聴けるのがとてもウレシイ。

会場の受付は昨日と同じNさん。すなわち今日も主催はハーベストファーム。いい企画をありがとう。会場にはいるとドアのすぐ横に赤ちゃんをだっこした奈須さん(やちむん)。おっと、そういえば比屋定さんと奈須さんはちょうど結婚1年目なんですね。初めて知ったときはビックリしたなあ。

店内はすでに大入り。席に座って間もなく、比屋定さんステージ登場!「七色神話」「有頂天なかもしか」「眠り」「さらさら」など、何度もCDで聴いた曲、初めて聴く曲が次々と歌われていく。歌っているときの拍子を刻むようなコケティッシュかつ可愛い踊り(というか仕草?)に見とれる。サポートの笹子重治さん(昨日に続いて)とは、デビュー当時からのつきあいだそうで、あうんの呼吸!と言いたいところだったが、たしか「おしゃべりな雨音」で、出だしが合わず何度もやり直し!おいおい(笑)。

思いがけず聴くことができたのが「青い自転車」。これは数少ない(?)アップテンポな曲で、なんとも爽快で楽しい曲。CDでは私が尊敬する外山明さん(ティポグラフィカ)がドラムを叩き、ストリングスパートも印象的だった。今回のギター1本バージョンもまたいい感じ。

そんなこんなで、楽しいステージはあっという間に終了。比屋定さんにはこれからも自然体で長く活動を続けてほしいと願いつつ会場を後にしたのだった。

Posted by nonkar at 00:43 | Comments (2)
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)
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