沖縄音楽情報のんかあDEEPS!

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月別ログ

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2002年12月19日

あがた森魚 in 池袋サンシャイン

12/18、毎年恒例の「あがた森魚プラネッツアーベント」。池袋サンシャインのプラネタリウムで星を見ながらコンサートというあがたさんらしいイベント。10年前に比べてお客さんが増えているように思うのは気のせいか。あー、テレビ東京「ハマラジャ」内のコーナー「Fの魂」に出てたせい?いや、じわじわとあがたさんのファンキーぶりが浸透してきたからに違いない。時代がやっと追いついたか。今回のサポートは、ライオン・メリィ(Key)、青木孝明(G)、久保田麻琴(B)といった面々。久保田さんのアレンジワークはあんましスキじゃないんだけど、プレイしてる姿はシブくてGood!終盤、頭上に流れ星が雨あられと降り注ぎ、しまいにはぐるぐる星空が高速回転。最新アルバム「佐藤敬子先生はザンコクなひとですけど」も、そのコンセプトからしてブッ飛んでます。もうやめられまへんわ。

Posted by nonkar at 23:01 | Comments (14)
Category : LIVE REPORTS(沖縄以外)

2002年12月16日

中島みゆき「夜会」

12/12、渋谷シアターコクーンで中島みゆきネエさんの「夜会」。これは、みゆきさんが毎年続けている芝居と歌とを融合したいわば音楽劇。1ヶ月近く上演しているにもかかわらずチケットは即日完売が普通。しかし、今回は幸運にも当日キャンセルチケットを入手(正規手続)。キャンセル分だからいい席かもと期待したのに、実際は一番後ろの席。どうやらスタッフ関係者席の余り分ということらしい。で、肝心のステージだが、これがけっこう難解。セリフがすべて詩となっているせいもあり、物語の展開がいまいちつかめない。歌も、「夜会」を毎回のように観ていないと思い入れが持ちにくい歌が多く、ちょっとツライ。ん〜、やっぱり普通のコンサートをもっとやってほしいという想いを強く持ってしまう。特に地方のファンには「夜会」は遠い存在。はやく全国コンサートツアーやってよ、みゆきサン。

Posted by nonkar at 03:12 | Comments (1)
Category : LIVE REPORTS(沖縄以外)

2002年12月15日

池田卓 in コザMOD'S

12/9、西表島の陸の孤島船浮(ふなうき)出身の池田卓さんのライブ。見るのは2回目で前回もMOD'S。前回同様キーボードは石川千草さん。1曲目がいきなり「二見情話」で、おっと思ったのもつかの間、歌詞がとんでしまった(笑)。「(慣れない)沖縄民謡から始めるからこんなことになるんですね」と反省の弁。今回は(も?)眠くなるライブがテーマだそうで、しんみりする曲中心でいくとのこと。「島々清しゃ」「ちばりよ」「いらよい月夜浜」と続く。

会場には沖縄水産高校時代の先輩が来ていて、うれしそうなんだけどやりにくそう。この先輩、石川さんが出だしを2回連続ミスったときは「美人だから許す〜」「でも3回目はないからよ」と会場を笑わせ、かけ声や指笛もいれてある意味第2のサポートメンバー。全校生徒13名の舟浮小中学校を出て沖縄水産高校に入学した池田さん。きっと初めて同年代と共同生活をした高校時代の仲間はかけがえのない存在なんだろうなと想像。

来年1月2月はライブを入れず、レコーディングに専念する計画という。1stミニアルバムの表題曲「島の人よ」を超える歌を作りたいとのこと。そんなわけで、今年最後のライブとなる今回は「なりたいな総集編」を。この「なりたいな」は、シマのおばぁのぶっ飛びぶりを次々とたたみかける爆笑ソング。島唄やバラードばかりのレパートリーのなかで、唯一異彩を放ちながらも知名度バツグンの池田さんの代表曲(?)。今回も思いっきり笑わせられる。特にジュゴンネタが...おっと、これ以上は言うまい。

後半はオリジナルのバラード中心。「この島にさきたくて」「なにもいらないこの島」「島の人よ」など、八重山を想う心がストレートに伝わってくる歌が印象に残る。池田さんはライブで始終ニコニコしてて好感度高いのだが、ちょっとシリアスなバラード系ではポーカーフェイスでいってほしいな〜、と帰りに寄った宮古そば「愛」でひとりソーキと格闘しつつ思うのだった。

Posted by nonkar at 23:18 | Comments (9)
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2002年12月13日

佐渡山豊プレゼンツ「トラトラトラ2002」 in ピラミッド

12/8、コザのピラミッドで「トラトラトラ2002 弾を浴びた島にパンクを!」。出演は、源天 with ヨーシー、ローリー、遠藤ミチロウ、三上寛、佐渡山豊、中山ラビ、頭脳警察(出演順)。イカしたクセモノミュージシャンたちが、基地の街コザに集結!客も立ち見が出るほどの入りで、会場は開演前から熱気を帯びる。

ステージは詩人の山之口貘の肉声と佐渡山豊による詩の朗読で静かに幕を開けた。

まず一番手は源天 with ヨーシー。源天の力強い歌声があたたかく会場をつつみこむ。サングラスの奥のやさしい瞳が印象的。続いてヨーシー(瑞慶山佳誠)もオリジナル曲を披露。静かに心を奮い立たせてくれる歌「燃えろ心」がなかなかいい感じ。ヨーシーは来年から音楽活動を本格化させるそうで、今後に要注目。

次は待ってましたのローリー!赤い開襟シャツに赤いスニーカーという組み合わせが彼らしくてグッド。今回はサポートなし。MCもなくひたすらに歌い続けるローリーにしびれる。最後は「永遠の詩」。いつもながら静かな余韻が残る。

ここで本日の司会進行役、とうじ魔とうじのご挨拶。サブカル界では有名な彼だけに、もちろん単なる司会にとどまらず、さまざまな日用品を楽器にするパフォーマンスを実演。普通の糸一本でエレキのようにギュインギュイン鳴らす一弦奏法で観客の度肝を抜く。

そして、頭にバンダナを巻いた遠藤ミチロウが黄色い声に迎えられてステージに登場。「お母さんいい加減あなたのことは忘れてしまいました」から全開スタート。本土からの追っかけもいたようで、ステージ前はノリノリ。しかし大半のミチロウ初体験の客は、驚きで唖然とした表情。曲はほかに「JUST LIKE A BOY」「1999」「ガジュマル」「父よ、あなたはエラかった」「天国の扉」。途中で頭脳警察のトシが加わり、二人のユニット「ノータリンズ」に変身。これは沖縄初。ちなみに新曲「ガジュマル」は翌日沖縄でレコーディングとのこと(ノータリンズで)。

つづく三上寛でも、口を開けて硬直状態の観客多数。全身の血管がブチ切れんばかりの迫力あるプレイに、ステージ前で見ていた地元の若いニイチャンたちも「すげえ...」とショックを隠さない。これぞ身からにじみ出るホンモノのパンク!エレキがうなる!ちなみに会場には、三上寛の一番弟子という又吉究の姿が。

 
次はいよいよ佐渡山豊。サポートをつとめるローリーと一緒に登場。この思わぬセッションに一瞬「お〜」とどよめく客席。曲は「ダキダキブルース」「紙の上」「ランブリングマン」。そして「Be堕天使」からはトシも加わり、夢のミラクルセッションが実現。このスリリングな3人の競演で「Be堕天使」は鋭利な刃物のように心に突き刺さってくる。そして「どぅちゅいむにい」はいつにもまして緊張感をはらんだ最高の盛り上がりに。

中山ラビは、ホットパンツに黒タイツという挑発的なファッションでいきなり客をノックダウン!「いや、こわくないですよ、私は」と自分でフォロー。凛とした瞳で一点をみすえながら淡々と歌う姿に静かにひきいられていく観客。後半、イスをステージに出し、座ると思いきや片足をのせ、ますます挑発的に。「(見えそうで)危険ですね、前の人は目を閉じて聴いてください」。奄美と縁があるそうで、奄美民謡をアレンジした歌も披露。

トリは沖縄で初プレイの頭脳警察。いきなり「銃を取れ」でフルパワー爆発。会場の熱気も最高潮!パンタの魂の叫びとトシの超絶パーカッションの圧倒的な破壊力!「歴史からとびだせ」「さようなら世界夫人よ」「軍靴の響き」「飛翔」など10曲を一気に歌いきる。アンコールでは、佐渡山を招き入れて「落ち葉のささやき」。そして今日の全出演者をステージに呼んで「悪たれ小僧」と佐渡山の「No More Rain」をひとりずつ順番にリレーで歌いフィナーレ。こうして全5時間以上の熱いステージは予定時間を1時間近くオーバーして夜10時前に終演した。

12月8日は「トラトラトラ」で有名な真珠湾攻撃の日であるとともにトラ年の佐渡山の誕生日でもある。佐渡山がこの日に親しいアーティストを集めて沖縄コザでコンサートを成功させた意義は大きい。なにより、この企画に応えて予想以上につめかけてくれた観客たちひとりひとりの存在に大きな希望を感じた1日だった。

Posted by nonkar at 09:04 | Comments (3)
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2002年12月11日

ザ・ワルツ「Okinawan Christmas」ゲット!

12/10発売日にザ・ワルツのNewアルバム「Okinawan Christmas」をゲット!沖縄先行発売ということでコザの○×楽器で購入。最初、店内でCDがみつからず探していると、何も言わないのに店員さんが「あ、ワルツのアルバムですか?棚に入れるのが遅れちゃって、いま持ってきますよ」。ん〜なぜわかったのだ?これもクリスマスの奇跡?なにはともあれSHAKE! SHAKE! ゴキゲンなナンバーばかりだぜ。詳細レビューは後日。

Posted by nonkar at 03:55 | Comments (12)
Category : CD REVIEW(沖縄奄美関係)

2002年12月09日

下地勇 in 那覇タワーレコード

12/7、国際通りオーパ内のタワーレコードで下地勇インストアライブ。直前にGET HAPPY RECORDに行っていたためギリギリ到着。店の入り口付近には、本日発売の1stアルバム「天」がズラリとディスプレイ。おお〜プッシュしてるな〜と見ていると、なんと目の前にご本人が! ステージ出演直前で待機中だったらしい。というわけで、まもなくステージ開始。

1曲目は「我達が生まり島(バンタガンマリズマ) 」。ん〜、全然意味がわからん。さすが宮古口。まわりの那覇市民にもわからないようで歌詞カードの訳と首っ引きで聞いている人も。私が唯一聞き取れたのは「国民年金」だけです(区長は国民年金を払いましょうとスピーカーで言っている、という詞の部分)。曲はほかに「おばあ」など全部で5、6曲くらいだったろうか。宮古のひとには失礼かもしれないが、なんともいえない宮古口の語感が、下地さんの安心感のある声とメロディでより増幅され不思議な魅力を発揮している感じ。

サポートはキーボード、エレキギター、ハモニカ(これがなかなかいい感じ)、の3人。下地さんはギター。

Posted by nonkar at 20:26 | Comments (5)
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2002年12月07日

BLEACH、SKAYMATES、EAST WOMAN in 浜松町CLUB JUNK BOX

12/6、浜松町CLUB JUNK BOXにて東京では4ヶ月ぶりのBLEACHのライヴ。対バンは4組で、出演順にロリータ18号、EAST WOMAN、BLEACH、NANANINE、SKAYMATESというラインナップ。沖縄勢は3組登場。

1番手がベテランのロリータ18号とは意外!客席から「みそじ〜」の声。もうボーカルのマサヨさんも三十路を迎えたらしい。だがテンションは上がりっぱなし。「パンク・ロックだぜ〜」という叫びはあいかわらずだ。へんてこで元気いっぱいの「大人体操」がなかなかよい。

続いては沖縄勢第1弾のEAST WOMAN。初見。なぜかメンバーの一人(メカルゴウ?)が「鼻水人」(ノーズウォーター)のTシャツ。「きょうは沖縄のバンドもたくさん出ててウレシイです」。ボーカル(メカルジン)はカツゼツがいいせいか、エレキやドラムに負けずよく声が通る。バラードっぽい歌に合いそうな声質かも。なにげにハートのいいヤツらという印象。

そして本日のお目当て、BLEACH登場!しょっぱなからスケがキレるキレる!カンナも1曲目で弦を切っちまうし、スタートから全力ダッシュ!3人(本日最少人数)なのにステージが狭い、狭すぎる。スケが何度もマイクにぶち当るわ、しまいにはぶっ倒すわで、スタッフがあわてて飛び出すこと数回。やはりこの迫力は唯一無二!突き抜けている!プログレって呼んでもいいですか?!

MCはサユリ担当。「東京の寒さをナメてました。沖縄は昼間はまだ半袖です」「4ヶ月ぶりの東京ライブです。おカネがなくて...。」など。なんだか普通っぽい話が逆に面白い。話の途中でスケに同意をもとめるも、聞いちゃいねえよ(おいおい)。とにもかくにも、この奇跡的で絶妙な3人のバランスは無敵だ。そして今回改めて痛感したのが、ライヴあってこそのBLEACHということ。CDでは魅力の10分の1も伝わらない(5枚持ってるけど)。というわけで、次回の東京ライヴ決定を震えて待つ!

NANANINEは、さすがに地元東京だけに女の子ファンが一番多かったか。

トリはSKAYMATE'S。メンバーはレギュラー9人。前列4人がホーンセクション。なんかこう、肩のチカラが抜けてて、自然体で楽しげでいいなあ。曲によってピアニカや三板も登場。長い東京ツアー中だそうで「すっかり東京人です。なまってますね、すいません」。いや、あやまらなくても。ンチャンチャ、ンチャンチャというスカ系のリズムと音が案外まったりしてて気持ちいい。レゲエ感たっぷりでこれぞ正統派スカといえそう。個人的には、洗練されすぎた都会派のスカパラよりもこっちのほうがスキかも。

ちなみに今回の会場のCLUB JUNK BOXは今年できたばかりで、実は新潟に本拠を持つ会社。新潟、仙台、長野に次いで、ついに東京に進出してきたハコだ。アーティストのプロモ活動もやっていて、新潟在住のシンガーソングライター高岡奈央を目下売り出し中。こういう地方在住のアーティストってつい応援したくなってしまうのだった。

Posted by nonkar at 07:25 | Comments (17)
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2002年12月05日

元ちとせ in NHKホール

12/4、渋谷NHKホールで元ちとせ初ワンマンコンサート「冬のハイヌミカゼ」。少し押して18時42分に暗転したステージに、背中一面に刺繍をした黒い羽織りに裸足という出で立ちで元ちとせ登場!インディーズデビュー曲「コトノハ」から始まり、アンコールを含めて全19曲を一気に歌いきった。

ステージ序盤、1曲終わるごとに客席には「ほぅ」とため息をつく声が広がる。なかには涙をふくひとも。そう、その圧倒的な唄声に4千人の観客ほとんどが1曲目から魅了されてしまっていた。決して歌詞自体は泣かせるものではないはず。にもかかわらず、ちとせの声がひびくと胸が、目頭が、じんわり熱くなってしまうのは何故だろう。

最初の4曲を歌いおわって、奄美のことばでごあいさつ。観客もやっとここで一息つけた感じ。「きょうは最後です。といっても2日しかないんですけど」と軽くお客さんを笑わす。

バックはGt、Dr、Perc、Kbを基本に、曲によって弦楽器カルテット、ブラス隊、胡弓、太鼓も登場するぜいたくさ。今回は、残念なことにライオンメリイさんのサポートはナシ。しかし、その豪華バック陣をまとめるバンマスは、なんと元ボ・ガンボス(どんと!)のKYONさん。最初、KYONさんとは気付かず、メリイさんがこのライブのために元ちとせより目立たないように髪を切ったのかと思ってしまった(んなわけないって)。

とにかく声が、特に高音域がうねりながら伸びる伸びる。マイクなしでもオッケーでは?と思うほど。CDではそれほど印象に残っていなかった歌も、ナマの迫力のせいか別モノのような輝きを感じる。今回改めてその魅力を発見した曲も少なくなかった(たとえば「37.6度」「三八月」など)。

途中のMCでは、ほほえましいエピソードをいくつか聞かせてくれる。奄美の両親をこのライブに呼んだのに「寒いからヤダ」と断られた話(本当はなにかしらの想いがあってのことと思うが)や、オーガスタ社長が芸名を「ちとせダイアモンド」にしようと最初言っていた話や、同じく社長が1stアルバムのタイトルを「あまみ越え」にしようと言っていた話などで、そんな話をしているときの表情は、歌ってるときとは一変して少女っぽくなり照れたような笑みがこぼれる。

なぜかマリンバ(木琴)の腕を披露する場面も。「録音スタジオに楽器がいっぱいあって挑戦したくなるじゃないですか。それでマリンバを選びました。私の4人しかいなかった小学校にも木琴ありました。上達するには皆さんの前でやるのがいいかなと」。で、Percの藤井珠緒さん(東京のお姉さん的存在)と二人で弾いた曲が「きょうの料理」のテーマ曲。NHKホールだから?

後半の「ハミングバード」では、「かわいい歌でしょ。またこういう歌を歌いたいのでそのときは皆さんも立ってくださいね」。そういえば、今回、観客は何曲か手拍子をしたくらいで、あまりノリもせず座ったまんまの姿勢。いや、それはむしろその唄声に圧倒されっぱなしだったというのが正解だろう。アンコールの最後の曲「この街」では、その観客もスタンディングオベーションだった。

コンサート・セット・リスト
1.コトノハ
2.ハイヌミカゼ
3.幻の月
4.37.6度
5.君ヲ想フ
6.Birthday
7.名前のない鳥
8.ひかるかいがら
9.Blue
10.心神雷火
11.精霊
12.サンゴ十五夜
13.約束
14.竜宮の使い
15.ハミングバード
16.ワダツミの木
17.凛とする
(アンコール)
18.三八月
19.この街

千円で購入したパンフレットには、元ちとせの人間関係図が。ちゃんと、ライオンメリイさんも、あがた森魚さん(作家陣として)も載っていてホッとする(?)。また奄美関係ではASIVIの麓さんも。あと、我那覇美奈さんも友人として文章が。そしてなぜかガレッジセールとの対談。グラビア写真は川内倫子さん撮影なのがなかなかウレシイ。

思い起こすと、元ちとせの名を初めて知ったのは、雑誌「島唄楽園」(現在の「URUMA」)の奄美民謡大会についての記事だった。まだ高校生ながら、新人賞についで優勝を勝ちとっていた彼女の存在がとても気になっていた。RIKKIに続く有望な若手唄者の登場か、と期待した。しかしその後、美容師になるために島を出たという話を最後にほとんど情報がとだえてしまう。奄美では高校卒業後、就職や進学で本土や沖縄に渡るのが一般的。このため有望な若い唄者も島を離れてしまい、その後埋もれてしまうことが多い。元もこのまま消えてしまうのか、いや、どこかで唄との接点を持ち続けていてほしい、そう願っていた。それが突然のインディーズCD発表、そして1年足らずで一気にオリコンをかけあがるとは、この数年の空白を思うと想像もつかない展開だった。

ところで、私がよく行く美容院の店長さんが奄美出身なのだが、去年の夏ごろに元ちとせのことを話したら「ふ〜ん」という生返事で関心がまったくない様子。ところがその年末に店長が「いや〜、元ちとせっていうすごいシンガーがいるんですよ!」と言うではないか!おいおい!さらに、「実はうちの若い店員が友だちで、いつか美容院で唄ってもらおうよって話してるんですよ」(!)。そうか、美容師つながり...。思わぬ盲点。もちろん、その後一気にブレイクしてしまったため、美容院ライブは実現せず...。

Posted by nonkar at 08:52 | Comments (6)
Category : LIVE REPORTS(沖縄奄美関係)

2002年12月03日

iPod衝動買い

ひぃ。魔が差してiPodを買ってしまった。さっそくCD数百曲を大量コピー。しかし改めて感じるのは、自分の好きな音楽の脈絡のなさ。あがた森魚カルロスナカイモリッシー/ザ・スミス、etc..。沖縄関係も民謡系からクラブ系までノンジャンル。iPodのなかでケンカがはじまりそうだ...。

Posted by nonkar at 12:52 | Comments (15)
Category : 身辺雑記

2002年12月01日

沖縄の湯船

12/1、秋田県角館に撮影旅行。朝早く羽田を発つ。機内で何気なく全日空の機内誌「翼の王国」12月号をめくっていると、「沖縄の湯船」という見出しの記事発見。県内の温泉や銭湯を取材した企画記事だが、意外と濃い内容。県内には現在8軒の銭湯があるそうで、そのほとんどが50年以上の歴史があるという。那覇はともかく、糸満市にも銭湯があるとは知らなんだ。沖縄市は「越来湯」と安慶田の「中の湯」を掲載。よし、今月はこの2軒をハシゴしてこよう。それにしても、浴槽にはいるのがキライなウチナンチュばかりではないことがこれで実証された?!

Posted by nonkar at 23:42 | Comments (14)
Category : MEDIA WATCH(沖縄奄美関係)
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