2005年03月02日

●沖縄国際大学ヘリ墜落現場

昨年8月15日に起きた米軍ヘリ墜落の現場である沖縄国際大学へ行く。ヘリが激突した本館1号館は立ち入り禁止の柵が張られ、今もなお生々しく黒焦げた壁をあらわにしていた。また、壁の前には幹が焼けて折れた木もそのままにしてあった。現場はバス通りに面し、道路を挟んで向かい側は密集した住宅地。まさに1歩間違えば大惨事だったことがわかる。大学側では、講義等に支障が出るため、建物を取り壊して新しく建て直す意向のようだ。しかし、この被害補償については未だ米軍や国からは納得のいく回答が得られていないとのこと。建物の撤去が、結果的に米軍に都合の良い証拠隠滅とならなければよいのだが...。(現場へは、那覇から98番のバスに乗って沖縄国際大学前で下車すぐ、もしくは27番等で長田にて下車徒歩7分)

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2004年04月17日

●喜納昌吉、参院選出馬

「民主党が今夏の参院選比例代表に喜納昌吉氏を公認候補として擁立することを内定」だそうな。はぁ...。

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2003年04月14日

●東峰夫「ママはノースカロライナにいる」

いま売りの「群像」5月号に、東峰夫氏が新作を発表しているのを偶然みつけた。昨年同誌上で発表した「ガードマン哀歌」以来の作品だろうか。40ページほどの中篇小説だったので一気に読み切ってしまったが、なんとも気だるく寂寞とした読後感が残る。

淡々と進められるストーリー。登場人物にも特異なキャラクターはいない。だが、そのドラマ性のない日常の気だるさこそ、この小説の存在を支えるリアリティだ。いや、実際はドラマの要素は随所にちりばめられているのだ。にもかかわらず、事件らしい事件も起きず、最後まで結末といえる場所にたどり着くことができない気だるさ。絶望も感動もなく中途半端なままの日常。

おそらく今回の作品について語るべき中心は、東峰夫が久々に描いた「オキナワ」なのかもしれない。それはいくらでも意味を見つけ語ることができるだろう。だが、全編をおおう気だるさが、その過剰な必然性をうち消している。東京、沖縄、ノースカロライナ、そのどこにも主人公は根を下ろさず、たどり着くことすらできず、夢とともに浮遊するのみ。その不確かな場所のひとつでしかない「オキナワ」は、かろうじてネガフィルムのように反転して一瞬だけの意味を現しているにすぎない。そして、何度も主人公の夢のなかで出てくる「オキナワ」の異様な光景も、その意味の一過性を強めている。それを無理にポジティブに語ろうとすることは、ひどく無粋なことのように思えてしまう。

「オキナワの少年」で芥川賞をとった小説家の名前を久しぶりに見たのは、朝日新聞の企画記事「それから」だった。いまからもう十年前のことだ。その記事で、彼が東京でガードマンをしているということを知った。悠々自適に暮らしているはずと勝手に想像していたので、かなりショックだったのを覚えている。その寡作の要因のひとつに、オキナワを描くことを期待される苦悩があったことをのちに知った。今回の作品はその苦悩の末のひとつの答え(妥協点?)かもしれない。しかし、その「オキナワ」はどこまでもよそよそしく、ぼんやりとしている。意味の中心であることをあくまで拒絶するように。

ちなみに今月号の群像を買った本来の目的は、劇団本谷の主宰者本谷さんの小説。毎回、劇団の公演を撮らせてもらっているのだが、小説もまた違った味があって面白い。ほかに今月号は、雨宮処凛、大城立裕、増田みず子のコラムや批評が興味深かった。

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2003年04月08日

●全日空「突然割引」

今月、突然沖縄に行きたくなったら突然割引。超割並みの値段で沖縄往復できる。ただし、2名様以上で土日祝限定。(あれ、2名だったら格安ツアーのほうが安いか?)

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2003年03月30日

●西表島船浮に渡る

3/29の朝、西表島の北西部にある陸の孤島、船浮(ふなうき)集落へいよいよ渡る。白浜集落から船で10分足らずだが、定期便は1日3往復のみ。朝8時35分白浜発の便に乗船客は私ひとり。ん〜まるで貸し切りチャーター便でリッチな気分(?!)。貸し切り料金は410円ナリ。出発してまもなく前方に船浮集落が見えてくる。

上陸後、まずは集落を突き抜けて細い山道を10分ほど歩いたところにあるイダ浜へ(写真右上)。白い砂と波の音以外はなにもない浜。しばらくボケーッと呆ける。静かすぎてちょっとこわくなり、集落に戻る。

集落の端っこにあるのが船浮小中学校(写真左下)。あのメガネ一番の池田卓さんが通っていた学校だ。日曜かつ春休みなので誰もいないかと思いきや、職員室で校長先生がお仕事中。ご挨拶して、集落での暮らしや、生徒さんのことなどをいろいろ教えていただく。

現在生徒は小中あわせて5名(うち2組は兄弟なので実質3世帯のみ)。そのため、やはり廃校の危機にあるそうで、子持ちの教師に転任してきてもらったり、集落の祖父母の家に一時的に孫を住まわせたり、いろいろ案を講じているそうだ。しかしながらいまは生徒5名以外に1歳の赤ちゃんしか集落にはいないので、非常に将来はキビシイもよう。学校職員は11名(生徒より多い!)で、数年ごとに転勤になるのが普通らしい。校長先生もまだ来て2年目で、もとは読谷出身とのこと。

帰りの船は10時35分発。2時間足らずの滞在だったが、集落のなかの静かな時の流れを少し感じることができた気がする。まあ住めばまた違った面もあるのだろうが。

ところで、今回利用した船を運航している船浮海運は、じつは池田卓さんのお父さんが経営。西表ではどこでも池田さんの評判は非常に高く「池田さんとこは、みんないいひとばっかりさー」という言葉が印象に残ったのだった。

  


 

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2003年03月05日

●宜野湾市長逮捕

県内基地移設の立役者タイホ...

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2002年11月27日

●伊良部、阪神入団

「私は筋金入りの阪神ファンですよ」と公言していた伊良部投手が、本気で大リーグレンジャーズから阪神に移籍?! おー、大阪が熱くなるなー。伊良部秀輝は、沖縄生まれの尼崎育ち。香川尽静学園→ロッテ→大リーグ、そしてついにホームタウン球団の阪神へ。さてさて星野監督とどう渡り合うのか、来年のお楽しみ。

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2002年11月26日

●花風の港

今年の紅白歌合戦の出場者が発表された今日、NHKで美空ひばり特集番組(再放送)。これって偶然?これって罪滅ぼし?などと思いつつ鑑賞。紅白に16回も出場したひばりさんは、1974年実弟が暴力団との関係を疑われたためにNHKを締め出されることになる。のちにNHKとは和解したらしいが、紅白出場はみずから拒否。以後、一度も出ることなく逝った。

まあ、それほど紅白はNHKが守りたい権威の象徴だったわけだが、いまや...。あのゴロウちゃんの事件も1年たって今年で免罪ですかね?昔だったら一度逮捕されたらアウトだったはず。ひばりさんなんか、自分が逮捕されたわけでもなかったのになあ。

ところで、ひばりさんは沖縄で3度公演をしている。1956年、1958年、そして1982年。つまり、そのうち2回が復帰前なのだ。いわば「海外公演」。そのときの様子が宮里千里さんのエッセイ『ウーマク!』に記されている。それによると、会場は国際通り国映館(今年閉館)。「いわば並ばない文化圏の沖縄人たちがあれだけ並んだということ自体がニュースだった」。このとき、ひばりさんはまだ二十歳前後。

そして復帰後の1982年、まさに沖縄復帰10周年記念と銘うったコンサートが那覇市と沖縄市で開かれた。このときの様子は以前ドキュメンタリーで見たことがあるが、文字通り感涙にむせぶ満員の観客。沖縄でのひばり人気は、本土以上のものだったようだ。

ちなみに今年の紅白、沖縄出身者は、DA PUMP、安室奈美恵、BEGIN、夏川りみの4組。元SPEEDがひとりもいない。りみが「涙そうそう」でBEGINは「島人の宝」だろうか。NHK沖縄への貢献度高かったし。復帰30周年ってことか。んで、「ちゅらさん」メンバーが応援ってパターン?そういえば元ちとせは?あ、海外レコーディングですか。吉幾三がいない。みゆきねーさんが目玉?シマウタじゃない島唄はもういいよ。

きょうはまとまりがないなあ。あ、タイトルの「花風の港」は、那覇港のことを歌ったひばりさんの持ち歌で、那覇の軍港桟橋近くの丘の上(がじゃんびら公園)に歌碑があるらしい。ずっと前にライヴで聴いた新良幸人の「りんご追分け」も良かったなあ。

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2002年11月22日

●池上永一『夏化粧』

が〜ん、池上永一の新作が出てるとは知らんかった。不覚!今日買おう、すぐ読もう。

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2002年11月18日

●沖縄知事選

たいした話題にもならず終わった知事選。大田さんから稲嶺さんに変わって4年。県政不況はますます悪化。思わず池上永一の小説『レキオス』のあるシーンを思い出す。そう、後半のクライマックス、パラレルワールドのなかでの景気のよい沖縄の姿だ。ネタバレになってしまうので、これ以上は詳述しないが、煮え切らないこの現状のままズルズルといくなら、いっそあれもあり..? おっとヤバイヤバイ。でもね、佐古キャスター(News23)、沖縄の若い子に「基地はあったほうがいいと思う?」なんてストレートに聞くのはなあ...。そこでYes, Noを言わせてどうすんの?上の世代と比較させて何の意味があるの?あれじゃ、ステレオタイプのまま視聴者が変に納得して思考停止するだけだよ。う〜。

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2002年11月10日

●自由創作表現者ATORON

「アトロン」の作品展を見に恵比寿へ。「アトロン」とは、友寄司さん、栄野比☆敬子さんによる沖縄のデザインユニット。雑誌「@ハンズ」の連載イラストや、ジョニー宜野湾さんのCDジャケットデザインも手がけ、沖縄市胡屋パルミラ通りの壁画でも有名(誰だペンキでイタズラしやがったのは!)。最近では、冨眞嗣朗『ぼくは頭が悪い』(ボーダーインク刊)の装幀までやっててビックリ。以前、お二人の写真を撮ったことがあり、先月やっとその写真を渡せました。

さて、展示会場は、JR恵比寿駅近くのかわいい雑貨ショップ「コミュマニ」。今回は20人参加のグループ展(参加者のほとんどが関東在住)。お店の奥に特別スペースが設けられ、駄菓子屋っぽい感じでさまざまな作品が並べられてます。アトロンでは、詰め合わせTシャツセット(?)と、ポストカードなどを展示。あいかわらずヘンテコで面白い。ポストカードを購入。あと、思いがけず大城美玲さん(沖縄で活躍中のイラストレータ)の作品も発見し、カレンダーを購入。女の子のスカート部分がカレンダーになってて、めくると色が変わる仕組み。アトロンも大城さんも今後の活躍が楽しみです。

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2002年11月09日

●GET HAPPY RECORDS

まだまだ先月の沖縄ネタが続く..。最近は沖縄に着くとすぐコザに直行するのだが、今回ひさしぶりに那覇に泊まることにした。その目的のひとつが、国際通りにあるGET HAPPY RECORDS(CD SHOP)に行くこと。前々から佐渡山豊師匠や他の人から面白い店だというウワサを聞いていたのだが、今回やっと覚悟を決めて行くことにした。いや、じつは白状すると、国際通りって観光客とヤンキーと店の呼び込みがウジャウジャいてコワイのである(偏見?)。でまあ案の定ウジャウジャの人混みをかきわけ、国映館(閉館!)の近くの小道を少しはいると、ありました、ハッピー!入り口の横には、寿の「壷屋にんじん食堂ライブ」のチラシ。店内は、中古レコードとCDが所狭しと置かれてます。そして、おっと、入り口近くに沖縄インディーズ系!出た、自主制作CD-R!おっと、こっちはテープ!一見チープだけど想いがつまった自主制作がわんさか。ん〜いい感じです。そんなわけで買ったのが、比嘉光龍(BYRON)「あぬ山ぬあがたに」、gulff「The Message LP」、ネリヤ★カナヤ「島魂Maburi」。探してたので満足満足。少しだけ国際通りギライが癒されたかも。

■GET HAPPY RECORDS

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2002年10月30日

●1月八重山行き決定

きょう、ANAの超割チケット先行受付に速攻申し込み。羽田石垣直行便をゲット(帰りは那覇経由)。めざせ黒島、鳩間島!

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●沖縄から帰る

10月28日夜、おなじみのJTA便で羽田着。JTAとは、日本トランスオーシャン航空のことで、沖縄那覇に本社のあるJAL系列の航空会社。チケットもJAL便と同じ扱いで取れるのだが、JTA便には沖縄病患者にはちょっとうれしいサービスがある。まず、JTA機内誌の「Coralway」が手に入る。この機内誌は沖縄の記事ばかり(むろん観光客誘致のため)。今号は南大東島の特集だったが、おいそれとは行けない島だけに、タメイキ...。さて、JTAのうれしいサービスその2は、沖縄タイムスと琉球新報が置いてあること。読んだ琉球新報のトップ記事が、毎度毎度の米軍による落下事故でわじわじ(むかむか)...。そして、もうひとつのうれしいサービスとは、離着陸時に「てぃさんぐの花」「安里屋ゆんた」がBGMで流れること。あ〜もう、羽田に着いたばかりなのに「てぃんさぐの花」聞かされたら、すぐ戻りたくなってしまう...。って、どのサービスもうれしくないぞ、おい。

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2002年10月24日

●24〜28日沖縄宮古の旅

今年6回目の訪沖。今回は宮古島まで足を延ばす予定。
毎晩ライブ通いというハードスケジュールです。ああ楽しみ。
一応予定は以下の通り。
24日與那覇徹(コザMODS)
25日大島保克(那覇ムジカ)
26日比屋定篤子(那覇ムジカ)
27日仲宗根かほる(宮古島マティダ市民劇場)

先日東京での全ライブを体調不良でキャンセルしたローリー。25日に彼が率いるワルツのライブがコザで予定されていたのだが、これも中止だそうで残念無念。かなり体調が悪いのでしょうか。心配です。

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