2004年06月14日

●我那覇美奈 at HMV新宿SOUTH

6/13、多摩センターでのn&iライブのあと新宿へ移動。HMV新宿SOUTH店(高島屋12F)で我那覇美奈さんのインストアライブ。本人もギター弾き語りだが、gtのバビーさん(馬場さん)がサポートしてツインギターで。

1. ほしつぼみ
「今朝の8時半に岡山の河川敷でライブ(ラジオ用)してきた。雨が心配されたが私はハレ女なので大丈夫だった。でも友達と旅行に行くと必ず土砂降り。」
2. TEARS 〜時間 (とき) の中で…
3. ひとつだけ
(後半の歌詞の出だしが合わず最初からやり直し)
4. 月の雫

「TEARS〜」は本人も出ていたCM(と〜そ〜しん)で使われていた曲で懐かしすぎ!「ひとつだけ」で演奏ストップのハプニングがあったものの、サポートとのギターの掛け合いも楽しく、気持ちの良いステージだった。今回リリースされた「月の雫」はこれまでと路線がちょっと違うバラードだが、静かに心に響いて優しい気持ちになれる曲。昨年、故郷奄美で見た海面に浮かぶ"月の道"がモチーフとなっているそうだ。もともと歌唱力の高さは定評があるが、この曲で表現力が認知されれば面白い展開になりそう。

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2003年06月26日

●あずままどか at 渋谷DeSeO

6/25、渋谷DeSeOで徳之島出身のあずままどかさんのライブ。一見小柄なのに、堂々とバックにバンドをしたがえたパワフルなステージが爽快。ラスト2曲のアコギ弾き語りもなかなかいい感じ。

1. あい
2. 手のひら
3. 犬
4. 真昼の月
5. ひまわり
6. ありがとう

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2003年04月19日

●奄美フェスティバル in 世田谷パブリックシアター

4/18、うちから1分の世田谷パブリックシアターで奄美フェスティバル。出演は、築地俊造、川畑先民、 当原ミツヨ、森田照史、松山美枝子、貴島康男。前回は若手中心だったが、今回はベテランの唄者ばかりでかなり渋い。

じつは直前までどうしようか迷っていたのだが(だって5,500円って高すぎ!)、こんな近くで見られる機会を逃すこともできず、まんまと仕掛け人の戦略にハマってしまう。

冒頭は築地俊造さんのご挨拶。「奄美にいると身近に感じすぎて大事なものを忘れてしまう。本土から仕掛けてもらって、シマの人が大事なものに気づくきっかけになれば」。

一番手として登場したのは貴島さん。ん〜オトコマエかつスバラシイ声質。横の席にいた奄美出身らしいお爺さんも、ホ〜ッと感嘆の声。「朝花節」「行きょうれ節(?)」「嘉徳なべ加那節」「ヨイスラ節」。お囃子は当原ミツヨさん。「ヨイスラ節」は師匠の坪山豊さんに唯一ほめられた唄とのこと。

次は上品でやさしそうなお姉さんの松山美枝子さん。三線を築地俊造さんが担当。「(東京の人に)白さでは負けますが、あたたかい風を持って参りました」。演目は「糸繰り節」「らんかん橋節」「請くま慢女節」などで、声もあたたかくやさしい。途中で貴島さんが太鼓役で登場。

川畑先民さんは沖永良部出身&在住。演目は「長雲節」「いちきゃ節」「石ん頂」「サイサイ節」。音は奄美というより琉球系で声が低い。三線の弦も沖縄のものを使うとのこと。またまた途中で貴島さんが太鼓で登場。

森田照史さんは、東京で三線教室を開いているお師匠さん。「このような舞台は久しぶり。川畑さんの唄を楽しみにしていました」。お囃子は当原ミツヨさんで、「正月ぎん」「諸鈍長浜」「徳ぬさみ岳」「あまぐるみ」。今度は貴島さんが最初の唄で参加。森田さんのキツイ突っ込みに貴島さん苦笑い。

続いて当原ミツヨさん。立つ位置が入れかわって、森田さんが三線とお囃子。「はる加那節(?)」「芦花部一番節」「長雲節」「やちゃ坊」「豊年節」。ん〜、よく通るつややかな声に圧倒される。貴島さんはまたまた豊年節で参加(パーフェクトまであとひとり!)。

トリはやっぱり築地さん。お囃子は松山さん。「わたしのおふくろが22日で百歳を迎えます」。お〜っと客席拍手。「大ボケしてますが、私のことは忘れていません。親にとってはいくつになっても息子です」。演目は「くるだんど節」「しゅんかね節」「こうき節」。そして築地さんが民謡大賞をとった「まんこい」。「民謡大賞を取ったためにすっかり人生が狂いました(笑)。いまごろ商売人だったはず」。続いて、貴島さんを呼んで(やはりパーフェクト!)、にぎやかに「ワイド節」。ちょっと間違ったらしく「トチってもわからないのがシマウタの良さです(笑)」。

最後は、出演者全員ステージに集合して六調でシメ。パーフェクト達成の貴島さんいわく「はい、康男の太鼓コンサートでした!」。客席大ウケ。続けていわく「ちなみに時間の関係でアンコールはありません」。ドテッ。

で、結局、見に来て良かったとは思うんだけど、ひとり4〜5曲ずつというのは物足りない。毎月入れ替わりで2組ぐらいづつ呼んでシリーズ化したほうが企画としては面白いと思うんだけどな〜。チケットも3,000円台ならなんとか。

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2003年03月17日

●RIKKI in 吉祥寺Star Pine's Cafe

3/16、吉祥寺スタパでRIKKIワンマンライヴ。

会場は3ヶ月ぶりのワンマンとあって、ぎゅうぎゅうの満員。ステージは、シマウタを現代風にRemixした曲でスタート。いつもながらのRIKKIの透き通った声と、ゆったり漂うような踊りに見とれる。特に手の動きがなんとも妖艶。おなじみの「糸繰り節」も新鮮なアレンジで聴かせる。一気に3曲やって今日初めてのご挨拶。「皆さん、3ヶ月ぶりですね。このStar Pine's Cafeでは2年ぶりでしょうか」。

今回はアルバム『シマウタTRICKLES』『蜜』『カナリア』から万遍なく曲を選んだ構成。「東崎」「掌」「月に咲く花」「初恋のいた場所」「素敵だね」「むちゃ加那」などなど、ちょっと懐かしい曲もいろいろ聴くことができた。しかし、特に驚いたのがデビュー当時の「祝(Iwaigutsu)」を歌ってくれたこと。うわー、なつかしすぎる〜と鳥肌モノ。

RIKKIのライブを初めて観たのはまだデビュー1年目の某大の大学祭。このときの観客は広い体育館にわずか20名ほど(しかもほとんど大学祭関係者)。シマウタを聴けるかなという薄い期待があったので、バックに女性ダンサー2人を従えての不思議な雰囲気のステージにはかなり面食らった記憶がある(もちろんシマウタは全然なし)。そんな当時のことを思い出しながら聴いていた。

ところで、休憩をはさんでの後半ステージの冒頭で、RIKKIが鼻をこすりながら「最近、鼻がかゆいんですよ。もし花粉症ならショックですね」と語る。奄美の自然のなかで育った自分がなるはずがないと思っていたそうで本当にイヤそう。

また、最近奄美のお母さんの店「スナック・リッキ」(笑)にファンがときどき訪ねてくるらしく、「母は大ボラふきなので聞いた話を本気にしないでくださいね」とのこと。なんのこっちゃ。今度奄美に行ったらじっくり話を聞いてこよっと。

今年は春以降に「エイジアン・ファンタジー・オーケストラ」(仙波清彦さん、金子飛鳥さんら多数の音楽家が参加)に参加してアジア諸国をまわる予定とのこと。次回のワンマンライヴはその前後になるらしい。また、まもなく3/19にシングル「からたち野道/朱鷺-トキ」(RIKKI+宮沢和史)がリリースされる。

今回のサポートメンバーは、菅原弘明(g)、鶴来正基(pf, sax)、河野道生(drs)、菊池雅晃(b)。鶴来さんがピアノにサックスにと活躍し注目を浴びていた。あと、RIKKIと菅原さんの掛け合いがなかなかビミョーで受けていた(ところで菅原弘明さんといえばFing-Tongの今後の予定はいったい?)。

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2003年01月27日

●太田美帆、森田照史 in 代官山クラシックス

1/26、一年ぶりに太田美帆さんのライブを見に代官山へ。太田さんは以前、2人組のSus4というユニットで聖歌をベースにした心地よいハーモニーの歌を発表していた。一般的には「おじゃる丸」のエンディングテーマ「プリン賛歌」が有名。その後、ソロになってからも聖歌っぽい歌が多かったが、なんとこの一年は三線教室に通い奄美の島唄を勉強中とのこと。こりゃ聴きに行くしかないでしょう!

今回はその三線教室を主宰している森田照史さんがライブ中盤に参加。森田さんは名瀬市出身だが、ルーツは笠利町喜瀬で唄者の親戚が多く、幼少から鍛えられていたそうだ。森田さんの三線とお囃子にあわせ「正月ぎん節」「よいすら節」などを披露。高音部の響きが聖歌と島唄で通じるものがあるようだ。森田さんも単独で2曲唄う。ナマで聴くのは初めてだが声量がすごい。

後半は強烈なパーカッションのリズムにのって、みずからもトーキングドラム化したような太田さんの声が会場を満たす。モンゴルのホーミーのような倍音の響きを感じ、ちょっとびっくり。おそらく、この1年でさまざまな民族音楽を体験し、吸収できるように挑戦してきたのではないだろうか。この冒険がより豊かな実を結ぶよう期待したい。次回のライブは、2/16銀座(売切れ)、3/29表参道FABとのこと。

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2002年12月05日

●元ちとせ in NHKホール

12/4、渋谷NHKホールで元ちとせ初ワンマンコンサート「冬のハイヌミカゼ」。少し押して18時42分に暗転したステージに、背中一面に刺繍をした黒い羽織りに裸足という出で立ちで元ちとせ登場!インディーズデビュー曲「コトノハ」から始まり、アンコールを含めて全19曲を一気に歌いきった。

ステージ序盤、1曲終わるごとに客席には「ほぅ」とため息をつく声が広がる。なかには涙をふくひとも。そう、その圧倒的な唄声に4千人の観客ほとんどが1曲目から魅了されてしまっていた。決して歌詞自体は泣かせるものではないはず。にもかかわらず、ちとせの声がひびくと胸が、目頭が、じんわり熱くなってしまうのは何故だろう。

最初の4曲を歌いおわって、奄美のことばでごあいさつ。観客もやっとここで一息つけた感じ。「きょうは最後です。といっても2日しかないんですけど」と軽くお客さんを笑わす。

バックはGt、Dr、Perc、Kbを基本に、曲によって弦楽器カルテット、ブラス隊、胡弓、太鼓も登場するぜいたくさ。今回は、残念なことにライオンメリイさんのサポートはナシ。しかし、その豪華バック陣をまとめるバンマスは、なんと元ボ・ガンボス(どんと!)のKYONさん。最初、KYONさんとは気付かず、メリイさんがこのライブのために元ちとせより目立たないように髪を切ったのかと思ってしまった(んなわけないって)。

とにかく声が、特に高音域がうねりながら伸びる伸びる。マイクなしでもオッケーでは?と思うほど。CDではそれほど印象に残っていなかった歌も、ナマの迫力のせいか別モノのような輝きを感じる。今回改めてその魅力を発見した曲も少なくなかった(たとえば「37.6度」「三八月」など)。

途中のMCでは、ほほえましいエピソードをいくつか聞かせてくれる。奄美の両親をこのライブに呼んだのに「寒いからヤダ」と断られた話(本当はなにかしらの想いがあってのことと思うが)や、オーガスタ社長が芸名を「ちとせダイアモンド」にしようと最初言っていた話や、同じく社長が1stアルバムのタイトルを「あまみ越え」にしようと言っていた話などで、そんな話をしているときの表情は、歌ってるときとは一変して少女っぽくなり照れたような笑みがこぼれる。

なぜかマリンバ(木琴)の腕を披露する場面も。「録音スタジオに楽器がいっぱいあって挑戦したくなるじゃないですか。それでマリンバを選びました。私の4人しかいなかった小学校にも木琴ありました。上達するには皆さんの前でやるのがいいかなと」。で、Percの藤井珠緒さん(東京のお姉さん的存在)と二人で弾いた曲が「きょうの料理」のテーマ曲。NHKホールだから?

後半の「ハミングバード」では、「かわいい歌でしょ。またこういう歌を歌いたいのでそのときは皆さんも立ってくださいね」。そういえば、今回、観客は何曲か手拍子をしたくらいで、あまりノリもせず座ったまんまの姿勢。いや、それはむしろその唄声に圧倒されっぱなしだったというのが正解だろう。アンコールの最後の曲「この街」では、その観客もスタンディングオベーションだった。

コンサート・セット・リスト
1.コトノハ
2.ハイヌミカゼ
3.幻の月
4.37.6度
5.君ヲ想フ
6.Birthday
7.名前のない鳥
8.ひかるかいがら
9.Blue
10.心神雷火
11.精霊
12.サンゴ十五夜
13.約束
14.竜宮の使い
15.ハミングバード
16.ワダツミの木
17.凛とする
(アンコール)
18.三八月
19.この街

千円で購入したパンフレットには、元ちとせの人間関係図が。ちゃんと、ライオンメリイさんも、あがた森魚さん(作家陣として)も載っていてホッとする(?)。また奄美関係ではASIVIの麓さんも。あと、我那覇美奈さんも友人として文章が。そしてなぜかガレッジセールとの対談。グラビア写真は川内倫子さん撮影なのがなかなかウレシイ。

思い起こすと、元ちとせの名を初めて知ったのは、雑誌「島唄楽園」(現在の「URUMA」)の奄美民謡大会についての記事だった。まだ高校生ながら、新人賞についで優勝を勝ちとっていた彼女の存在がとても気になっていた。RIKKIに続く有望な若手唄者の登場か、と期待した。しかしその後、美容師になるために島を出たという話を最後にほとんど情報がとだえてしまう。奄美では高校卒業後、就職や進学で本土や沖縄に渡るのが一般的。このため有望な若い唄者も島を離れてしまい、その後埋もれてしまうことが多い。元もこのまま消えてしまうのか、いや、どこかで唄との接点を持ち続けていてほしい、そう願っていた。それが突然のインディーズCD発表、そして1年足らずで一気にオリコンをかけあがるとは、この数年の空白を思うと想像もつかない展開だった。

ところで、私がよく行く美容院の店長さんが奄美出身なのだが、去年の夏ごろに元ちとせのことを話したら「ふ〜ん」という生返事で関心がまったくない様子。ところがその年末に店長が「いや〜、元ちとせっていうすごいシンガーがいるんですよ!」と言うではないか!おいおい!さらに、「実はうちの若い店員が友だちで、いつか美容院で唄ってもらおうよって話してるんですよ」(!)。そうか、美容師つながり...。思わぬ盲点。もちろん、その後一気にブレイクしてしまったため、美容院ライブは実現せず...。

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2002年11月11日

●築地俊造 with RIKKI in 目白アイピット

11/11東京目白アイピットで「築地俊造 with RIKKI」ライブ。もう10年以上続いていて、すっかり定期公演化しています。お客さんは満員で、年齢層高め。築地さんはかわいい赤い帽子をかぶってご登場。今回は奄美の一年の暦を紹介しながら、RIKKIとのかけあいで唄を披露していく趣向。「11月のことを奄美では、"そうり"といいます。どうして"そうり"というかは、...わかりません。アイム、ソーリー。」と、とってもオチャメな築地さん。目にものもらいができててちょっと辛そうでしたが、ステージでは常にピンと背筋が伸びた姿勢で、とても還暦過ぎてるなんて思えません。先日も南海日々文化功労賞を受賞したそうでますます活躍が期待されます。

さて、暦の話はお正月に進み、「三献(さんごん)」の話題が出ます。これは、元旦にお吸い物など3種の料理(祝膳)を各家庭で作って食べる行事のこと(らしい)。最近はきちんと作っている家は少ないそうですが、RIKKIさんの実家のある古仁屋ではまだ残っていて、元旦の明け方にたたき起こされて食べたそうです。また、築地さん(笠利出身)は、喜界島でそうめんの三献をいただき驚いた話をしてました。ちなみに、RIKKIさんは東京に出るまで、そばを食べたことがなかったとのこと。奄美ではもっぱらソーメンなんだそうな。

そんな興味深い奄美の話題をはさみながら、「こうき節」「豊年節」「いそ加那節」「かんつね節」「長菊女節」などが続きます。ステージは前半後半の2部構成。後半の最初は、RIKKIと菅原弘明氏の2人によるギターアレンジの「むちゃ加那」「海ぬささ草」(CD「シマウタTRICKLES」より)。ここでRIKKIが現在の唄に対するスタンスを語ります。奄美出身のひとだけでなく、いろんな人に聴いてもらえるように、その唄の持ち味をもっと引きだしていきたい。そんな話だったかな? もう何年も前ですが、ビクターの契約終了後、しばらく活動が伝わってこない時期があり、非常に心配していましたが、いまこうして自分の進む道をしっかりと語っているRIKKIさんを見れて本当にウレシイ。

暦の話もぐるっと一年まわり、いよいよ終盤クライマックス。「ワイド節」、そして「六調」へと。お客さんも入れ替わりステージに出て踊ります。ご高齢のかたも踊りになるとシャンとした足さばき手さばきになるのは、いつ見ても爽快。そんなこんなで今夜はお開きとなりました。次回は来春予定とのこと。

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2002年11月06日

●元ちとせチケット到着

12月4日の元ちとせワンマン初コンサートのチケット、郵送で到着。会場はNHKホール。さて、席はどこらへん?と見ると、2階席の左側。ん〜、近いんだか遠いんだか微妙な位置。まあ、いつも行ってるようなライブハウスに比べれば全然遠いですが。さて、今回は元ちとせはもちろんだが、ひそかにライオンメリーさんのサポート出演を期待しているんだけど、はたして? じつは元ちとせの所属事務所オーガスタの社長さんは、元キティレコードのディレクターだそうで、かつてヴァージンVSを担当していたらしく、それで元ちとせのインディーズ盤CDにあがた森魚の曲が採用されたり、ライブサポートをライオンメリーさんがやったりしているらしい。ん〜蛇の道は蛇(意味不明)。

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2002年11月05日

●マリカミズキ in 水木土Gallery

11月3日、越谷の東武線蒲生駅近くの水木土Galleryにて、奄美の若手唄者中村瑞希&吉原まりかライヴ。会場は、1階が喫茶店、2階が小さなギャラリーとなっていて、開設4年目を迎えるとのこと。今回の企画は、奄美出身で大島紬服飾研究家の森エイコさん(越谷在住)による作品展示会とジョイント。実は森さんの実家と中村瑞希さんの自宅は、同じ笠利町のご近所同士らしい。

集まったお客さんは30人ほどで、ほとんどがナマ島唄初体験の近所の主婦の方だったもよう。店主さんが最初の挨拶で「マリカミズキさんと吉原まりかさん」と紹介して場内笑(マリカミズキは二人のユニット名)。いよいよご本人登場!瑞希さんが三線を弾き、2人で唄と囃子というスタイル。マイクなしだが、瑞希さんが歌い始めるとピンと張りのある心地よい唄声が会場全体を包み込む。1曲1曲、その唄の由来や歌詞の意味を丁寧に語る(説明の紙も配られていた)。説明はほとんど瑞希さんだったが、何曲かは瑞希さんがまりかさんに振り、はにかみながら応えるまりかさん。このやりとりがほほえましく、お客さんも笑顔。「これでもまりかは昨日よりはしゃべってますね」と瑞希さん。昨日も同じ会場でライブがあったのだが、2人とも緊張してあまり話せなかったとのこと。

演目は、お決まりの「朝花節」から始まり、「こうき節」「らんかん橋」「請くま慢女節」「やちゃ坊節」「長雲節」「糸繰り節」「行きゅんにゃ加那」...と、前半後半あわせて30曲近くもあったのではないだろうか。そのレパートリーの多さに驚嘆。2人の掛け合いも聴きどころ。会場が狭いこともあって、わずか2m以内の至近距離で聴く2人の声はビンビンとカラダに響いてくる。モンゴルのホーミーや声明(しょうみょう)に通じる空気の振動。しかもマイクなし。すごいよ、これは。

なお、途中の休憩では、瑞希さんのお母さん手づくりのサーターアンダギー(奄美ではなんという?)と、まりかさんのお母さんの蒸しケーキがお客さんに配られる。ん〜、アットホーム。

ライブのシメはやはり六調。瑞希さんの早弾き全開。お客さんも見よう見まねで踊りに加わっていた(すいません、私は恥ずかしくて踊れませんでした)。ライブの後、少しだけお二人とお話ができ、丁寧なイラスト付きのサインもしてもらう(ミーハー)。瑞希さんは地元で保母さんをしているそうだが、まりかさんも現在短大で保育士を目指し、将来は奄美に戻りたいそうだ。ん〜、なんかいいなあ。私も島に生まれたかった(あ、北海道は島か?)。

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