2004年06月30日

●石嶺聡子、拝郷メイコ at 吉祥寺スターパインズカフェ

6/29、吉祥寺スターパインズカフェに石嶺聡子さんと拝郷メイコさんを聴きに行く。「M'S Bar〜SPC ver. 〜」というイベント名で、全出演者数は6組。出演順に、川越春奈さん(opening act)、Kyorokoさん、拝郷メイコさん、未来-MIKU-さん、下川みくにさん、石嶺聡子さん。

川越春奈さんはギター弾き語り。opening actということで、開場中に演奏が始まってしまい、後半しか聴けず。3曲ぐらいやっていたような。

Kyorokoさんは、千葉県野田出身でギター弾き語り。サポートにbsとgt。
1. 枯れない花
2. everyday everynight
「キッコーマンのある野田で育ちました。子どもの頃からキッコーマン病院とか行っていて、今もおもに千葉で活動しています」
3. Tenderness
4. Moon
7/20に初の全国発売となるCD「ニシヘムカウハイウェイ」をリリースするとのこと。

拝郷メイコさんは3組目で登場。いつもと同様、ひとりでギター弾き語り。
1. 手紙
2. トマトスープ
「久しぶりのStar Pine's Cafeです。20歳ぐらいの頃にエプロンカードというバンドでよく演らせてもらいました。久しぶりに吉祥寺に来て感じたことは、ティッシュ配りのお兄ちゃんがすごいしつこい!(笑) アブラ取り紙までもらってしまいましたが、でも忘れていたので役に立ちました。ますます吉祥寺が好きになりました」
3. 僕に降る雪
「昨日、高校のフォークソング部のときの友達に会いました。社会人になって、でも自分の中で迷子になってしまったようで、私は聞きながら自分と重ねて涙が出てしまいました。大人になっても大変なことはいっぱいある。泣きながら笑いながら一所懸命がんばっている人はいっぱいいると思います。次の曲は私の中の応援歌です」
4. メロディ
「みなさんの一番大切なものを浮かべながら聴いてください」
5. ソイトゲヨウ

久しぶりに聴くメイコさんの生声に、大きく心を揺さぶられる。ひとりだけの演奏でこれだけの深い世界を表現できることにシンプルに感動してしまう。何かのキッカケがあればすぐブレイクしてしまいそうなので、いまこうして身近に聴ける一瞬一瞬がとても大切な時間に思える。

未来-MIKU-さんは、熊本県八代出身でドリーミュージック所属のボーカリスト。gtのサポート(ヤスさん?)。
1. 素直になれなくて
「今の曲、サビのところが高くて息継ぎも大変なんですが、広瀬香美さんの作曲というとわかると思います(笑)。」
2. キスしてもっと…
3. 片想い
「実家の熊本に1週間ほど帰ってました。まだなまってます」
4. If we hold on together(ダイアナ・ロス)
5. HANABI〜8月の日〜
最後の曲、なんか聴き覚えがあると思ったら「キッズ・ウォー」の主題歌だった。ギター一本で聴くとかなり印象が違う感じ。

下川みくにさんは、ピアノのサポートつきで椅子に座って歌う。サポートのピアノを弾くのは、雷波少年でロシア横断したBluem of Youthの松ヶ下宏之さん。バンドは解散してソロで活動中らしい。
1. 枯れない花
2. Again
「以前から知っていたのに、最近やっと松ヶ下さんと仲良くなれました。次は松ヶ下さんの曲です」
3. 初恋の君(松ヶ下宏之)
4. サヨウナラ!20世紀の僕たち
「これからも松ヶ下さんと一緒にライブできればと思っています。松ヶ下さんは南青山MANDALAでライブだそうで私も行きます...、え、歌っていいんですか、ここで決めていいんですか」
5. Alone
なんだか、松ヶ下さんを公開で口説いてるみたいなMCだったような...。

ラストは石嶺聡子さん。ギターのサポート(内田敏夫さん)で、3曲目からは石嶺さんもギターを弾く。
1. 届かない青
2. 東京日記
「明日引っ越しをするので、その片づけでここ2〜3日テレビとラジオのない生活をしています。さびしいよぉ(沖縄なまり)。だからここで音に触れられてうれしいです。...みんなすごい静かだね、ちゃんと息してるのかな(笑)、大丈夫? 私、丸いものが好きで、うちに地球儀10個ぐらいあります。次の曲は別れの歌ですが、先のある別れというか。この詩を書いてるときに、沖縄の友達に見送られてる光景が10年ぶりに出てきました」
3. 飛行船
「大切な人とバイバイと別れるときが一番辛くて、そんな大切な人を思いながら一人の時間を葛藤して過ごしている女の子の歌です。」
4. ベランダ
「業務連絡〜、シェーカーがないし〜。(スタッフが持ってくるのを待つ)じゃあ、質問ありますか。...髪は1週間前に切りました。理由はないです(笑)。次はCMのために作った曲で、恋愛をして何でも来〜いって心が大きくなっている人の歌です。」
5. 羽根
久しぶりに石嶺さんの声の魅力を十分堪能できたステージだった。会場の隅々まで伸びのある声が響いて、改めて実力の高さを実感。こういうアコースティックスタイルでのライブもちょくちょくやってほしい。

今回はopening actを含めて6組もの出演ということもあり、それぞれ5曲以内のステージでちょっと物足りない感じがした。出演者側にとっては今回のライブでお互いにファンを増やせればOKなのだろうが、聴く側としてはちょっと不満が残る。でも、それぞれ実力が高いので演奏自体は楽しむことができた。

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2004年06月29日

●コヤマナオコ、皆谷尚美、代田幸子 at 吉祥寺スターパインズカフェ

6/27、吉祥寺スターパインズカフェで代田幸子さんのライブ。「詩御膳4 〜 SPC brunch 〜」というイベントで、出演者は出演順にコヤマナオコさん、皆谷尚美さん、代田幸子さん。珍しくお昼からのライブだったので危うく遅刻しそうになるもギリギリセーフ。

コヤマナオコさんはピアノ弾き語り。1、3、4曲目でパーカッションのサポート(アキラさん)。
1. あぶらかたぶら
「日曜、遅くまで寝ていたい日にお越しいただいてありがとう」
2. ほろほろろん
3. ドルチェ
「寒がりですが、それでも最近は暑い。町田から練馬に引っ越して、このまえ電信柱のスピーカーから光化学スモッグの注意報が流れて驚きました。小学生以来です。」
4. ありか
5. おもいのつぶて
6. ライムライト

代田幸子(だいたさちこ)さんは、いつものようにひとりでピアノ弾き語り。
1. 十小節・恋雨〜六月のテーマ
2. 青い鳥
3. きみへ
4. 桜光る道
「こないだ紫陽花を見に鎌倉の長谷寺に行きました。そこのオバちゃんの団体が話してる内容が面白くて、自分の生い立ちを話してたりとか。そこで女友達って何だろう、私も何十年か後に楽しく友達と話すときが来るのかなと考えてしまいました。それで次の曲を歌おうと決めました」
5. くんちゃんとみみず
6. 花

今回特に印象に残ったのが「くんちゃんとみみず」。ほとんどの大人が嫌うみみずに何が象徴されているのか想像を巡らすと、なんとも切ない気持ちにさせられる。みみずにさわれなくなったのは何歳だったろうか。そして歌詞の最後の部分にハッとする一節...。改めて代田さんの歌の世界のユニークさにひかれた。まだまだ聴いてない曲が多いので今後も楽しみ。

トリは皆谷尚美(かいたになおみ)さん。ピアノ弾き語りだが、バックにバンドのカラオケを流して歌う。
1. 自由なら
2. インディゴ
「前回ペットボトル持ってステージに出たら、それは似合わないと言われたのでグラスを持ってきました(笑)。次は体力がある内に速い曲を」
3. rebirth
「去年の9月から一緒にいるビーグル犬のタムが部屋の雑貨をかじってしまう。通っている獣医さんがメチャメチャ男前だけど名前も聞けてないまま半年経ちます。」
4. 最果て
「うちでピアノのちびっ子レッスンをしています。子どもにいろんなクセがあって面白い。私はテレビにうなづいてしまう。"〜とか"と"〜したり"を合わせて"〜とかり"と言う子がいてうちでもはやってます。あと歌の途中に、歌詞の言葉について質問してくる子とか。すごい個性的で楽しい。へとへとになりますが。」
5. Blue Sky
6. Romanesque〜空を行く人〜
E1. 小さな魔法

ビクターからメジャーデビューして数年経ち、現在は地元の阿波徳島に在住。思いっきり阿波なまり全開。陽気なお姉さんという感じで、子供たちに教えているというピアノレッスンはきっと賑やかで楽しいんだろうなと想像していた。透明感のある声と、淡い色彩の情景が浮かぶ優しさのある曲が魅力的。

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2004年06月28日

●田中眞紀子 at お茶の水労音会館

6/26、お茶の水労音会館で田中眞紀子さんのライブ。

01. 私のかさ
02. 愛してやるさ
03. らせん階段
04. ヒーロー
05. 指輪物語
「先月末から体調が悪くなって、やずやの黒酢を飲み始めたらかなりイケてます。夏が苦手で「夏はきらい」という歌もカッコつけて作りましたが、今日はこんなに暑いと思ってなかったので歌いません(笑)」
06. 1分の魔法
07. ハルノジダイ
「昨年1年間で2曲しか作れませんでした。そのうちの1曲は、これから年を重ねていく自分の悩みを歌にしてみたんですけども、1部の最後に聴いてください。」
08. Tシャツ
(休憩)

「誰が来てるのかと1部で思ってたんですが、知ってる人が来てることがわかりました(笑)。あ、ちょっと1分待ってもらえます?(と楽屋に戻ってごそごそ)。」
09. 未明
10. 夜の時代
「古い歌を歌うと、ああ、ときどき古い歌も虫干ししてあげないとと思います。次の曲は10年歌い続けてるくせにわりと苦手です」
11. 死んじまいたい
12. はしばみ色の恋
「昨年亡くなったアピアのママはひとことが凄く重くて、そのひとことで2年ぐらい研究してしまう。南正人さんの歌を聴いて、私はまだまだ青いとママに言ったら、いいじゃない赤くなれば!と言われました。次の曲はママの言葉をタイトルにしました」
13. 朱になれ!
14. 米兵たちのイラク
15. 平和の国のNEEDS
E1. ?

現在の世の中の動きに呼応する歌詞の言葉ひとつひとつに揺さぶられる。ごく身近な生活の視点、時代を広く見渡すような高い視点、それぞれの場所へと往復をかさねながら人として大事なものを探すように聴くものを促す。拙速な解答を求める今の時代に、たくさんの人に聴いて欲しい歌だ。しかし、大切な歌だからこそ田中さんは自分の歌が安易に"流通"されることを拒んでいる(CD化しない)。やはりライブで五感を通して体験してこそ、田中さんの歌なのだ。そのポリシーを否定することは誰にもできない。

ところで、2部で明るいキレイな服に着替えて登場して、会場に歓声があがっていたりなんかして(笑)。

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●bless4 at 代々木公園

6/26、代々木公園のNHKホール横でbless4のストリートライブ。

1. Lather Than Life
2. Good Morning!Mr.Sunshine
3. With you
4. 1.2.3.
5. I Just Call Say I Love You
6. ガジュマルの下で
7. Good Morning!Mr.Sunshine

兄妹4人の息のあったパフォーマンスで道行く人も足をとめていた。12歳で末っ子のAIKI君がメインボーカルつとめてるのがなにげにスゴイ(フィンガー5か?)。また次女のAKINOさんは一見オトナっぽいのにまだ14歳でびっくり。アメリカ生活が長くて、兄弟間では英語がメインだとか。いまは東京に拠点を移しているが、沖縄でのイベント出演もまだまだ多いようだ。

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●CHABA at 渋谷SHIBUYA@future

6/26、代々木公園のSHIBUYA@futureでCHABAのフリーライブ。14時と16時の2回出演で、16時からのを見る。

1. 青春小説
2. 恋文
3. こころ
4. 青春キネマ
5. バロンの日記

CHABAは、沖縄出身の比嘉大祐さん(三線, cho)、兵庫出身の平野一郎さん(vo, gt)、宮城出身の鹿島静さん(fiddle)のユニット。それぞれの音色の組み合わせが面白く、また歌詞も素直さと芯の強さを合わせ持った内容で好感が持てる。大阪の路上時代からのファンもかなり多いようだ。8/18に「青春キネマ」でメジャーデビューする予定。

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2004年06月25日

●北出菜奈、sisters、waffles、フルカワモモコ at 下北沢cave-be

6/24、下北沢cave-beで「sweetness vol.13」というイベント。出演は、akB、北出菜奈、sisters、waffles、フルカワモモコ、HONEY FLASH(出演順)。

akB(アクビー)さんはギター弾き語りで、keyのサポート。
1. 塊
「友達に中国茶にこってる人がいる。緑の葉っぱが花開くように広がって、香り高くて、そんな曲を作りたいと思って」
2. 中国茶
3. 実像の君
「雨の日でも自分の心次第で楽しい。次はそんな歌です」
4. 綺麗
5. ユニコーン

2番手は北出菜奈さん。バックにg, dr, b, keyのバンド(クレイジーチェリー?)を従えて、ノースリーブにジーパン姿で登場。1曲目だけ本人もギターを弾く。
1. 撃たれる雨
2. 消せない罪
「こういう小さなライブハウスでのライブは初体験ですごく楽しみにしてました。名前も出してなかったのでどうなるんだろうと思いながら練習を重ねてきました」
3. 瞬間
4. HOLD HEART
シークレットライブとのことで、思いがけない出演にちょっとビックリ。本人も多少緊張気味だった様子。でも後半は歌ってるときに会場を見渡したりしてて余裕か? 来月発売という最後の曲では、パンチの効いた声で本来の実力を感じることができた。まだ17歳なんだよなあ…。

sistersは、伊藤千恵さん(v,key)と松谷美沙さん(v,g)による函館出身在住のユニット。b, g, drのサポートでバンドスタイル。
1. ?
「北海道の函館市から来ました。最近はこうして東京でイベントに出ることが中心です。2ヶ月ぶりのライブで楽しみにしてました」
2. 僕は君を、君は僕を
3. ?
「9月末にミニアルバムが出ます。それまで毎月こうしてイベントに出演させてもらう予定です」
4. ?
5. typewriter
6. カモフラージュ
バンドの音に声がかき消されて歌詞が聴きづらかったのがもったいない感じ。サポートをドラムだけに絞ったスタイルでも一度聴いてみたい(もともと3人だったわけだし)。CDのようなポップで透明感ある音を想像していたのだが...。

wafflesは3人組ユニット。drのサポート。
1. プールサイダー
「(大野)次の曲は17歳の自分が今の自分を見たらどう思うかなというテーマで作りました」
2. 春待人
「(ジョナ)今日は台風が去ってすごい夏って感じですよね」
3. いちじく
4. 夢茜
「(大野)学生生活で千日近く通う道、ポイントポイントで思い出に残ることとか、卒業式の帰りに思うこととかを歌にしてみました」
5. 帰り道
ポップなサウンドと、ボーカルのほんわかした声が魅力的。「春待人」は何度も聴いているが、サビのメロディにいつも切なさを覚える。初めてバンドでやったという「帰り道」も良かった。

フルカワモモコさんは、key, g, drのサポート。
1. ジェリーフィッシュ
2. ?
3. Rainy Blues
4. 月とライトの下で
5. 愛のチルド
去年CD「美重箱」を買っていたものの生で聴くのは初めて。自然とカラダが揺れる楽しい曲ばかりで、予想以上にいい感じ。ポップでありつつブルージーでもあり、今回の他の出演者の中にあって一線を画した大人のサウンドを聴かせてくれた。

HONEY FLASHは、全員女性の4人組バンド(v, b, g, d)の女性4人のロックバンド。
1. 木漏れ日ボート
2. シガレット
3. (タイトル未定)
4. 時効成立
5. シネマトグラフ
6. 蜩
7. FUNNY LIFE
ガンガン押せ押せのロックだが、勢いだけというわけではなくメンバーそれぞれのバランスはなかなかいい感じで聴きやすい。北出さんのときもそうだったが、会場の前半分は椅子席で、ロック系にはちょっと今回はやりづらかったかも。

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2004年06月21日

●ナオリュウ、Tin Dollers、おおはた雄一 at 下北沢440

6/20、ナオリュウさんとTin Dollersのライブを見に下北沢440へ。出演は他におおはた雄一さん。「orbit blender LOUNGE vol.3」というイベント。

一番目はナオリュウさん。ギター弾き語りで、ピアノのサポート(サクライダイスケさん)。
1. 男と女(冒頭でナオリュウさんがフルート)
2. 無味無臭の完全体
3. あいだ
4. 春の換気扇
5. 私に毒
6. カメレオン

Tin Dollersは、沖縄出身の當間由理子さん(Steel Drum)、比嘉美由樹(Steel Drum)さんと、神奈川出身の坪根剛介さん(Percussion)によるスチールドラムをフィーチャーしたユニット。
1. てぃんさぐの花
「私たちのメンバー大半が沖縄出身です、3人しかいませんが(笑)」
2. ソプラール
3. 久遠
「スチールドラムは、千葉県くらいの大きさのトリニダートトバゴで生まれました。沖縄に似た陽気な国です」
4. ?
5. my love is your love
6. へいまーす?
メンバーそれぞれに見せ場のあるユニークなステージで会場をわかす。

おおはた雄一さんはギター弾き語り。
1. ?
2. みわたせば
「こんなにユルイ曲なのに汗だく。いまひとりで多重録音していてドラムも叩いてます。皆さん、出身地はどこですか。次の曲は子どもの頃に飲んだどぎつい炭酸のような...、意味わかんないですね」
3. なつかしい家
4. 風に吹かれて(Bob Dylan)
5. ?
6. アイリーン
独特の雰囲気をかもしだしていて聴く者を引き込む。カバーの「風に吹かれて」は、ユニークなアレンジで完全に自分のモノにして歌っていて好印象。オリジナルでは「なつかしい家」が記憶に残った。毎日のようにライブハウスに出演しているのもスゴイ。

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2004年06月19日

●照屋実穂 at 池ノ上Bobtail

6/18、京王井の頭線池ノ上駅近くの小さなLiveバー「Bobtail」で照屋実穂さんのライブ。対バン2組。

1番目はMisato&Shin。その名の通りMisatoさん(v)とShinさん(g, v)の男女二人組で、静岡在住とのこと。Misatoさんがメインかと思いきや、実は逆でShinさんがメインのよう。デュオというには声量に差があって二人のバランスが気になってしまったが、グルーブ感ある演奏で会場をわかせていた。

2番目は照屋実穂さん。4曲目から大学のクラブの先輩という平岡公和さん(sax)がサポート。
1. ヘチマの花
「今日は梅雨を意識した曲を集めてみたので眠くなるかもしれません」
2. 表通りの午後には
3. 青嵐梢を鳴らす
4. やさしい雫
「次の曲は、先月Bobtailでライブを見た帰りに池ノ上駅のプラットホームで詩が浮かんでできた曲です」
5. 止まらない日々
6. One Note Samba(アントニオ・カルロス・ジョビン)
7. 雨のことば

友人の作という「青嵐梢を鳴らす」は、ちょっと「蘇州夜曲」に似たエキゾチックな哀愁のある曲で印象に残った。まだまだいろんな曲調を聴いてみたい。

トリはShanti。小川真由美さん(vo, pianica)と安宅浩司さん(g)のユニット。
1. Night Thinking
2. うれしいの日々
3. 月を待つ
4. 湯気
5. 斜光浴
6. 今日は雨
7. cloudy
8. 今宵眠るキミへ
散歩の途中で小さな発見をしたときのような感覚を想い出させる、軽快でやわらかな曲調。

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2004年06月14日

●我那覇美奈 at HMV新宿SOUTH

6/13、多摩センターでのn&iライブのあと新宿へ移動。HMV新宿SOUTH店(高島屋12F)で我那覇美奈さんのインストアライブ。本人もギター弾き語りだが、gtのバビーさん(馬場さん)がサポートしてツインギターで。

1. ほしつぼみ
「今朝の8時半に岡山の河川敷でライブ(ラジオ用)してきた。雨が心配されたが私はハレ女なので大丈夫だった。でも友達と旅行に行くと必ず土砂降り。」
2. TEARS 〜時間 (とき) の中で…
3. ひとつだけ
(後半の歌詞の出だしが合わず最初からやり直し)
4. 月の雫

「TEARS〜」は本人も出ていたCM(と〜そ〜しん)で使われていた曲で懐かしすぎ!「ひとつだけ」で演奏ストップのハプニングがあったものの、サポートとのギターの掛け合いも楽しく、気持ちの良いステージだった。今回リリースされた「月の雫」はこれまでと路線がちょっと違うバラードだが、静かに心に響いて優しい気持ちになれる曲。昨年、故郷奄美で見た海面に浮かぶ"月の道"がモチーフとなっているそうだ。もともと歌唱力の高さは定評があるが、この曲で表現力が認知されれば面白い展開になりそう。

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2004年06月13日

●navy & ivory at 多摩ラフェット

6/13、京王相模原線南大沢駅近くのラフェット多摩でnavy&ivoryのライブ。雨が心配されたがなんとか好転。会場は新興住宅地にあるアウトレットモールの特設ステージとあって、家族連れやカップルが多く集まっていた。n&iにとっては絶好の客層といえそう。この日のステージは2時間ごとに3回で、13時からの1回目を見る。

1. 青春
2. ashbrown
3. 恋をはじめよう
「今月はJune Brideということで「指輪」をごり押ししています(笑)。有線でも多くリクエストしていただいてます」
4. 指輪
5. アシタキミニアエルカラ
「(吾郷氏)次は3時からですので、おやつ500円以内持参でかけつけてください。...全然おもしろくありませーん、すいません!」
6. 最愛

ライブが始まるや、ステージのまわりに多数の観客でさすがの動員力。親しみやすい曲と確かな表現力と声量のある声が自然とひとをひきつけているのがよくわかる。ところで、通りがかったカップルが「だれ?えーと、ナビー&イボリー?」などと天然ボケしていたが、沖縄となびぃを掛けてる?なんてことは絶対ないだろうな。

次回8/1の南青山MANDA-LAライブは即日完売だったそうで、もう渋谷公会堂クラスでもいけそうな感じ。今後も要注目。

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2004年06月12日

●Mount Sugar、ぱにぱに at 渋谷SPUMA

6/11、渋谷SPUMAで"Mount Sugar"と"ぱにぱに"のライブ。

Mount Sugarは那覇出身の山里亜理沙さん(vo)と愛知出身の森英臣さん(gt)のユニット。他にサポート3人で。
1. 冬の街
2. あじさい
「次は、去年から別れが多くてそれがイヤで作った曲です」
3. 太陽
4. オレンジ
5. ふたりのうた

SPUMAのようなオシャレな空間によく合う洗練されたサウンド。でも決して気取った感じはなく、山里さんのみずみずしい声が優しく切なく包んでくれるような心地よさ。カタカナで"リラクゼーション"という形容は使いたくない感じの、普段着の安らぎとでも言おうか。ここしばらく動向がつかめなかったのだが、恵比寿のイタリアレストラン「カチャトラ」を中心に、都内各所でライブ展開中とのこと。自作HPも準備中だそうだ。

2nd Stageは、ぱにぱに(みなみ&なつ)。
「ぱにぱにだけでは食ってけないので、普段はマクドナルドでスマイルしてます。ただいまビックマックが200円です(笑)」
1. ?
「ドラマちゅらさんの平良とみさんは、なんと、なつのおばあと同姓同名です。70歳で介護ヘルパーの資格を取りました(笑)。あと、ここSPUMAのマネージャー砂川さんも宮古出身です」
2. ?(宮古民謡)
「私たちは京都から日本橋まで歩いて東海道中ぱに栗毛というのをやってきました。(その思い出話)」
3. ちょんちょんキジムナー
4. 童神
「」
5. 早春賦〜ふるさと
6. 豊年音頭
E1. てぃんさぐの花

若い女のコ2人が民謡を弾くというのは、それだけで魅力的なのだが、そろそろ新しい展開が欲しいところ。「童神」はどうしても古謝さんと比べてしまうしなあ。普段なかなか聴けない宮古民謡をもっと開拓して欲しいかも。今後も期待。

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2004年06月09日

●大塚利恵 at 下北沢440

6/8、下北沢440で大塚利恵さんの4ヶ月ぶりのライブ。出演は1番目で、ほかに対バンはCheriさん、Swinging Popsicle、コンドウトモヒロさん(出演順)。「AIR FLAG vol.1」というイベント名が付いていた。

大塚利恵さんは、key, perc, gtのバンドを従えて登場。なぜかバックメンバーはチンピラ風メイクで客席に笑いが...。利恵さんはノースリーブのワンピース姿でボーカルに専念。
1. マーマレード?
2. パステルパラシュー?
「次の曲は下北沢をイメージしてできた曲なので歌えてうれしい」
3. 東京
4. イレイサー
5. 小さな灯
6. ウララ

ちょっと前半声が枯れていたが、後半はノドもあったまってきたようでいい感じ。現在レコーディング中で、キーボードの鎌田雅人さんがプロデュースしているそうだ。

Cheriさんを見るのも久しぶり。gtとpecのサポート。
1. 恐竜の骨みたいな雲-晩年-
2. 闇の生まれる場所
3. Tomorrow is another day
4. リバース
5. 夏の陽炎

Swinging Popsicleは女性Voの3人組ギターポップバンド。440の雰囲気が似合うちょっとアンニュイな楽曲でわりと好きな感じ。ちょうどこの日に韓国でCDがリリースされたそうで、次回のライブも9月の韓国とのこと。「来てくださいね」って行けないってば。

トリはギター弾き語りのコンドウトモヒロさん。ロックバンドPEALOUTのボーカルでもあるが、平行してソロでの活動も活発らしい。

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2004年06月05日

●酒匂ミユキ at 渋谷タワレコ

6/4、渋谷タワーレコードB1で酒匂ミユキさんの初お披露目ライブ。本人の露出がこれまでほとんどなく、クチコミだけで音楽愛好者たちの評判を得てきたためか、会場は一種異様な雰囲気。わりと30代以上が多い感じ。

1. 夜が明けたら
2. Move Over(JANIS JOPLIN)
3. スローバラード
「みなさんはじめまして。うれしいです。えー、あんまり言うこと無いんですよ(笑)。すぐ次行きます」
4. what a wonderful world
「…とまあ、こんな感じです。有名な曲歌ってるんでプレッシャーもあるんですよ(笑)」
5. Tears In Heaven
「いい歌ですよね。自分で歌ってて泣いてしまいましたわ」
6. たどり着いたら
7. I put a spell on you
8. Brown Sugar
「次で最後です(え〜?!)。次で最後です!(エエ〜???!!!!!)」
9. Sailing
E1. サヨナラの鐘

ただただ生声に聞き惚れた50分間だった。特にサビの部分で独特のハスキーボイスが伸びやかに響くと、何とも言えない快感がからだを貫くよう。ボーカルとしての歴然とした存在感が強く感じられるステージだった。今回は初ライブということで、今後まだまだグレードアップしそうで楽しみ。また、MCでは関西弁のざっくばらんな話しぶりに、固唾を飲んでいた会場もすっかり和みムードだった。

サポートは、TOKIEさん(b)、グリコさん(dr)、小倉祐一さん(key)、岩谷耕資郎さん(gt) という強力布陣。さらにスペシャルサポートとして6曲目からルイス加部さん(Eg)が加わったが、すでに酒がはいっていて音もヘロヘロ。ミユキさんも「お父ちゃん酔っぱらってましたわ」とツッコミ。でもラストに近づくにつれて調子が上がって小気味いいエレキギターを聴かせてくれた。

7/8に南青山MANDA-LAでワンマンライブを予定している。実質的にはこれが本当の初ライブといえるだろう。サポートメンバーは一緒のもよう。

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