2003年04月07日

●Kiroro in 渋谷公会堂

4/6、きょうはKiroroのコンサート。待ちに待った、...のはずがすっかり忘れて夕方まで爆睡。さて髪でも切ってこようかなと起きあがってふとカレンダーを見ると「4/6 kiroro」の文字。げげ!あわてふためいて、ボサボサ髪のまま渋谷公会堂へと急ぎ、なんとかギリギリセーフ!

今回は最新アルバム「Four Leaves Clover」の曲が中心の構成。ステージ上のふたりはとっても楽しそう。特に千春はアップテンポの曲ではぴょんぴょん飛びはねるわ、くるくるまわるわで、歌うヨロコビを全身であらわす。前半は、「A song of love」「長い間」「ひまわり」「くもりのち晴れ」「ひとつぶの涙」など。

中盤、「愛さない」のあとに千春がステージからはけ、唐突に綾乃コーナーがスタート。ソロでセンターに立ち「去りゆく日々」を歌うが、これがハッとするほどいい!切ない綾乃の声に予想外にじ〜んとさせられる。続いてバックバンドと一緒に「ジェシカ」(インストゥルメンタル)。一転して激しくスィングする綾乃のピアノがこれまたいい。

おなじみちゅらさんのテーマ曲「Best Friend」の前には、前奏のようにちょっとだけ「ちんぬくじゅうしい」(歌なし)をピアノ(綾乃)と三線(重実徹)で。続く「未来へ」は、千春ののびやかでやわらかな声が会場を満たし、千春の復活を強く印象づけるスバラシイ仕上がり。

MCは、いつものように珍問答炸裂。綾乃「雨、明日すごかったね〜」、千春「昨日でしょ!!」。「最近、綾乃は新宿ルミネで吉本新喜劇を見てきたんだよね、どんなだった?」「うん…、えーと…(綾乃いっぱいいっぱい)」「さっき、楽屋で話してたでしょ!」「あ〜!」(結局「まていっ!」というギャグが気に入ったということが長い時間かかってわかった)。ほかには千春が高速道路をひとりで運転中にパーキングエリアでヒッチハイカーを乗せて、あとで周囲の人から「あぶない」と怒られた話など(千春いわく「沖縄までっていうボードを持ってたので乗せてしまった」とのこと)。変なことを言ってしまうたびにテレまくりのふたりに、客席からは「かわいい〜」の声多数。

また、アルソア化粧品の洗顔石鹸のイメージタレントに抜擢されたそうで、「この石鹸、黒いんだけどすごい落ちるんだよね」「黒かったのが肌色になって(?!)さらに白くなった〜」「沖縄の友達にもすすめたいねー」(おいおい...)。今後、雑誌広告などに出るそうな。

後半は「ちょきん」「ランナー」「約束」などアップテンポ調な曲を連続で。千春は二の腕をぷるんぷるん(本人談)させて、ステージをはねまわる。曲の合間では何度も「ありがと〜」を連発。「もう、うれしいさー」。

アンコールはデビュー前に作った思い出深い曲「3人の写真」。歌う前に千春が親しい友達のことやお客さんへの感謝の言葉などを話していると、静かにバックでピアノが流れだし、「だめ、泣いちゃうでしょ!(振り返って)あー、綾乃泣いてる!」。そして「ツアーが終わるまで泣かない!」とグッと気合いを入れて歌い出すが、スモークが流れ出したところで涙で声がつまってしまう。「(スモーク)出るって聞いてないよ!もー」。

そして本日ラストは「月の夜」。歌う前にスペシャルゲストの紹介。なんとそれは「3人の写真」の親友、愛美(まーみー)さん。彼女もいれてみんなで車座になり、沖縄の毛遊びのよう。ひとりひとり順に真ん中のマイクに近寄り、ピアニカ(綾乃)、木琴、ギターなどを演奏。ちゅっちゅらちゅらら♪と千春が紙吹雪をまいたり楽しそう。

こうして終始あたたかい雰囲気に包まれてコンサート終了。私の横に座っていた女性二人組は「もらい泣きしちゃった〜」と話していた。昨年の読谷村でのアコースティックコンサートで活動を再開したKiroro。これからはあまりハードなスケジュールを組まず、ゆっくりと曲作りをしてもらいたいなーと願う。ちなみに今回のツアーはこれからが後半戦で、6/1の沖縄コンベンションが最終ライヴとなる予定(4ヶ月間けっこうハードだよなー)。

Posted by nonkar at 2003年04月07日 12:47
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