2003年01月24日

●ぱにぱに in 渋谷DeSeO

1/22、渋谷DeSeOで島唄デュオ「ぱにぱに」ライブ。この日は伝統楽器メインに活動しているアーティスト4組を集めたイベントで、専門学校の東放学園が企画したらしい。そのため、一応一般公開なのだが、会場は20歳前後の学生ばっかりで面食らう。出演は、ガイネ、ぱにぱに、YASKI、セ三味ストリート(出演順)。

ガイネ(♂1人)は、自作のネイティブフルートや太鼓、オリジナル楽器を使っての演奏。ナマの音の良さが出ていたが、フルートが鳴らないアクシデントや、客のノリが悪かったりして、なかなか大変そう。でも、演奏後に「良かったね」と言ってる若い子がいて安心(?)。ちなみにガイネとは、ネパールの職業歌人のことをいうそう(ひとつ賢くなった?)。

2番手は「ぱにぱに」。なつみさんとみなみさんの2人組。沖縄の衣装で登場。2人とも横浜出身なのだが、なつみさんのお母さんが宮古出身のため沖縄にハマり、三線はもう5年目で、ぱにぱにも結成後4年経つとのこと。いきなり「ちょんちょんキジムナー」ってのがイケてます。「てぃんさぐの花」では、初めてというハモリにチャレンジ。これがなかなか。もっと腹筋が強くなって声が安定すれば強力な持ちワザになるはず。いつもは京急の弘明寺、杉田あたりで活動しているらしい(昔住んでたので懐かしい)。今年の夏にCDデビュー。

YASKIは、男女4名のバンド編成。キーボード、アコーディオン、コントラバX(?)、そして三線。ボーカルのYASKIは、高校卒業前の夏に、沖縄にいる友人の祖母の家に行き、そこで三線と出会ったそうだ。いつもはギターで、三線は数曲しかやらないそうだが、今回はイベントにあわせて全て三線で演奏。ソウルフルな歌がいい感じ。ハシケンと奄美で演奏したこともあるとのこと。

オオトリは津軽三味線大道芸人の男2人組、その名も「セ三味ストリート」。前半、津軽三味線の聴き方(拍手の仕方)のレクチャーがあったりして微妙に普通っぽかったのだが、後半からは大道芸人の誇り爆発といった感じでアクロバティックなワザを次々と繰り出し、大ウケ!(ネタバレになるので詳細は書かず)きっと伝統バリバリな三味線奏者からは怒られそうだが、これぞ路上で鍛えられたある意味正統な伝承の道ではなかろうか、などと思いつつ会場を後にするのだった。ホームページもなかなか凝ってます。

Posted by nonkar at 2003年01月24日 16:19
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