2003年04月25日

●笹野みちる、ソークワクチン in 吉祥寺MANDA-LA2

4/24、月イチでやっている笹野みちるさんの企画ライブ「みちる庵」に、沖縄在住3人組のソークワクチンがゲスト出演。前々からかなり楽しみにしていのだが、期待通りの大盛り上がりとなった。

カリスマ的な人気をもつ笹野さん(元「東京少年」、現「京都町内会バンド」)だけに、会場はギュウギュウの満員。その笹野さんのユニット「3億円」(ホッピー神山さんら)のオープニングアクトのあと、いよいよソークワクチン登場!

セッティングのあいだ、笹野さんがつなぐ。「はるばる沖縄から来てくれました。きょうは東京在住沖縄人の75%が来てます(笑)。メンバーは、たまちゃん、めぐみちゃん、めぐみちゃんのお姉さん。たまちゃんは、たま(バンドの)が好きだからだそうです。CDのプロデューサーはホッピー神山さん。ホッピーさんが、いいよいいよ、っていうんで聴いたら、5秒で感動しました。声のエネルギーがむちゃくちゃ高いです。琉球シャーマンです。」

準備オーケーということでご挨拶「はじめまして、1曲目はサブレツアーです。」と始めるも、イントロで「ちがう!」とストップ。その瞬間偶然にも後ろの壁に貼ってあった紙がはがれ観客大ウケ(本人達は気付いてなかったよう)。この神がかり的ハプニングが余計に観客の期待を盛り上げる。

再スタートしての「サブレツアー」で、まず観客を驚かせたのが、お姉さんのナゾの踊り。そして他のふたりが歌(叫び?)担当で、ときどきたまさんがMTRをいじったり、めぐみさんがキーボードの鍵盤を押さえたりという不思議な演奏スタイル。MCはたまさん担当。テンションの低い、素のままなトークが逆にオモシロイ。

続く「サントメプリンシペ in アボガド」では、めぐみさんのマジカルボイスに圧倒され、タダモノではない彼女らのパフォーマンスに会場もますます騒然。リフレインする意味不明なフレーズが妙に心地よい。

次の「デンファーレ」では、「この歌をやるときは、いつもケーキを配ってます。(東京で)ケーキ探すの大変だったね」。そして演奏中お姉さんが踊りながら3箱のケーキを配り歩く。演奏後お姉さんが「空き箱はあとでお返しくださーい」。ドテッ。ん〜いちいち会場ウケてます。

続く「グレープフルーツ」のあと、めぐみさんと、たまさんが意味不明な声の応酬。それに圧倒されていると、「はい、チューニングオッケーです」(たまさん)。チューニングだったのかよ!いや、でもメチャクチャやってるようでいて、じつはハモリがしっかりしてるのが、重要なポイントかも。

曲はほかに「夜の窓」、「マルチーズワールド」、「サッカリン」、「ムッシュヒーホー」(食べても食べてもものたりない!)、新曲の「ホー(仮)」、そしてラスト「ウクサディ」。面白すぎてあっという間のステージ。会場もどっぷりとソークワクチン・ワールドにハマってしまっていて大拍手だった。

ここで笹野さんが登場。「いや、もうおネエさん泣きました。あんたら女子校やろ!あ、商業高校か、やっぱりな〜。高校やり直して同じクラスになりたいわ!一緒に1曲やろうな」ということで、京都町内会バンドの歌「ホピの犬」を一緒に。もともとこの曲は幻想的だが、ソークワクチンのコーラスでより幽玄な世界へと誘う。これはハマりすぎ!「この歌をこんなに正しく解釈してくれたひとは初めて。これでもう一度レコーディングやり直したいです(笑)」という笹野さんの言葉、かなり本気とみた。

続いて笹野さん(3億円)のステージ。「ハイリ・ハイリ・レホ」「涙色の海へ」(東京少年より)、新曲のポエトリーリーディング?、「おかげさまです」(いい歌だな〜これ)、「愛に迷ってる人へ」(京都町内会バンドより)。笹野さん、かっこええな〜。追っかけしたくなるファンの気持ちわかるわ。

アンコールでは、再びソークワクチンも呼んでビートルズの「Cry Baby Cry」をカバー。これはソークワクチンのリクエストとのこと。笹野さんが「帰ったらオリジナル聴いてな。全然違う曲やから(笑)」という通り、かなりラジカルなアレンジ。最後は「頭がどっか行っちゃった」。

いや、もう、すごいもの見せてもらったという感じ。今度はゲストにちえみジョーンズを呼んでほしい(以前も一緒にやったけど見れんかったので)。ちなみに会場には中川五郎さんの姿も。

Posted by nonkar at 2003年04月25日 01:01
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