2004年05月07日

●ヒルギ、あずままどか、KARUTA at 新宿Marble

5/6、ヒルギさん、あずままどかさん、KARUTAさんのライブを見に新宿Marbleへ。ここは5/1に正式オープンしたばかり(2月にプレオープン)のライブハウスで、今週はオープン記念ウィーク。

一番手はKARUTAさん。キーボード弾き語りでシンセキーボードのサポート付き。

1. 宙あめ
2. フリーフォーマット
「ゴールデンウィークが終わってまだボケボケだと思いますが、すぐ土日なのでいいと思います。昼夜が逆転して昨日は羊を数えて寝ました。楽屋でヒルギさんから沖縄の星や沖縄そばの話を聞いて癒されました」
3. アナログ
4. ははうえさま(一休さんより)
「もうすぐ母の日。私は電報を送るんですが、けっこう喜ばれます。送るとき係の人に復唱されるのが恥ずかしいですが」
5. ハートワゴン
6. 空ごとウタになれ

KARUTAさんは札幌出身。2年ほど前にストリートライブを見てから、ずっと気になっている存在。無理矢理ジャンル分けするとすればテクノポップ系だが、曲にのせている声に涼しげな透明感があって、独特の不思議な感触をもった詩世界を創作しているのが魅力的。既存の音楽になびかず、自分の表現したいものをまっすぐに追い求めている姿勢がカッコいい。沖縄だったら浦添GROOVEが合いそうな感じ(というかGROOVEしか合わない?)。楽屋でヒルギさんと仲良くなったらしく、沖縄で対バンが実現したら面白そう。

2番手はあずままどかさん(徳之島出身)。本人はアコギで、サポートにdr、eg、b(eg以外は女性)。6曲目のみ、サポートなしのキーボード弾き語り。

1. さよなら夕日
2. 100点マウンテン
3. 手のひら
「今日は5/6だからゴロウの日(ということで田中邦衛のモノマネ、ってそのゴロウかよっ)。3ヶ月に一度CDを出していて、今日はその発売日です。」
4. 犬
5. はだかの王
6. ピアノ

メンバーそれぞれが楽しんで演奏しているのが感じられる気持ちのよいステージ。特にまどかさんのパワフルなボーカルがいい感じ。ただ、今回の会場が椅子席だったこともあり、お客の反応が静かだったのが演奏側にはちょっとやりづらかったか。ちなみに、彼女は徳之島のヤマハ音楽教室の最初の生徒だったそうな(ある筋の情報)。

3番手はracoon。神奈川出身のYUUMI(vo)さんとKENROさん(g)の兄妹ユニット。今回はサポート(g)が付いたアコースティックバージョンとのこと。

1. roots
2. 語られる愛
3. あの日の影
4. この空の下で
5. スイッチ
6. さいごのうた

落ち着いた涼やかな声が印象的。全体的に安定感のあるしっかりしたステージだった。兄妹で演奏できるのはウラヤマシイかも。

ヒルギさんはラストに登場。立ちながらのギター弾き語り。

1. 優れぬ君
2. 大きな翼の日記
3. Where've you gone?
「沖縄から上京してちょうど昨日で2ヶ月になります。東京は毎日お祭りみたいに人がいっぱいいて満員電車もギュウギュウで、でもみんな一所懸命生きてるんだなと思って次の曲を作りました。」
4. 生きる
「両親が宮古島出身です。宮古島ではありがとうを、たんでぃがたんでぃ、と言います。覚えてってください。次の曲は東京で初めて歌います。」
5. あいたい
6. カナスムヌ

MCでの話し方は素朴でゆるやかな印象だが、いざ歌い出すと気迫のこもったパワフルなステージが展開され、歌の世界にグッと引き込まれてしまう。実力の高さが十分感じられるステージだった。

今回は出場者それぞれがユニークなステージで飽きなかった。まるで自分のために組まれたような対バンだったが、他のお客さんは入れ替わりが激しく、全体的に少な目だったのが残念。

Posted by nonkar at 2004年05月07日 04:43
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